あなたがお部屋を片付ける気にならない原因は『お部屋が散らかっていても問題ないから』だと思います。

生活するうえで今のお部屋がちょっと不便に感じることはあるかも知れませんが「まぁ普通に生活できるしいいかな」くらいの感覚ではないでしょうか。

もし、あなたが好きな人、有名人でも誰でもいいですが、その人が突然お家に来ることになってみてください。

「こんな部屋を見せられない!」と言って急いで片付けを開始すると思います。

でも実際には好きな人がお家に来るわけでもなく、急いで片付けを開始する意味はありません。

このように、あなたには今すぐお部屋を片付けなければならない理由がないんですよね。

だからお部屋を片付ける気にならないんです。

ただ、”今この瞬間に”お部屋の片付けについて検索しているということは、心のどこかで「部屋を片付けなくちゃ」と思っている証拠です。

ということでこの記事では、あなたの「お部屋を片付けなくちゃ」という気持ちを大きくして、結果的にキレイなお部屋に片付くよう気持ちを上げていきたいと思います。

お部屋を片付ける気にならないときにモチベーションを上げても無駄だった?

お部屋を片付ける気にならないときにモチベーションを上げても無駄だった?

お部屋の片付けに関する本や雑誌、ネットを見ていると「まずはモチベーションを上げましょう」「モチベーションを上げるには〇〇をする」と書かれていることが多いです。

例えば、「キレイになったお部屋を詳細にイメージしてモチベーションを上げる」「自分にご褒美を用意してモチベーションを駆り立てる」など様々なモチベーションをアップさせる方法があります。

ここで1つ質問ですが、キレイになったお部屋をイメージしてあなたのモチベーションは上がりますか?

試しに片付けが完了してキレイになったお部屋を今イメージしてみてください…

モチベーションは上がりましたか?たぶん今すぐお部屋を片付けようという気持ちにはなりませんよね。

なぜ、あなたが『お部屋を片付けようという気持ち』にならないのかと言うと、そもそもモチベーションが上がらないという理由もありますが、

モチベーションが上がらないことが片付けられない原因ではないからです。

はじめにも言いましたが『今すぐお部屋を片付けなければならない理由がない』からお部屋を片付けないのであって、モチベーションが下がっているからお部屋を片付けないわけではありません。

この点を勘違いしていると『モチベーションを上げる』という見当違いな方法ばかりを試してしまうんですね。

モチベーションを上げるという間違った方法を追求しないように気をつけてください。

お部屋を片付ける気にならないのは恐怖心が足りないから!

お部屋の片付けに関する本などには「キレイなお部屋」「片付けが終わればあなたも生まれ変わる」など、どちらかと言えばポジティブでキラキラした言い方をされています。

もちろん、そのようなポジティブな言葉でモチベーションが上がって片付けを開始する人も少なからずいると思います。

でも、逆に言うとポジティブな言葉を聞いても『片付けを開始できない人』もいるわけですよね。

そして、そのようなポジティブな言葉が効かない人に足りないのは恐怖心です。

「片付けをしないとヤバい!」という恐怖心や焦りがないから片付ける気にならないんですね。

例えば、あなたが好意を抱いている人や会社の先輩がお家に来ることになったとしましょう。

おそらく、あなたは「散らかったお部屋なんて見せられない!」「汚いお部屋で迎え入れるのは失礼だ!」と言って片付けを開始するはずです。

このように片付けに必要なのはポジティブなイメージではなくネガティブなイメージや言葉です。

人の行動を駆り立てるときは、ネガティブなイメージの方が有効なときもあるってことです。

ネガティブなイメージの方がお部屋を片付ける気になるってホント?

キレイなお部屋をイメージした方が片付けに対するモチベーションが上がって行動に移せそうと思うかもしれません。

でも、人間は恐怖心や不安などのネガティブな感情を抱いたときの方がアクションしやすいと言われているんです。

例えば、ダイエットに挑戦しようと考えている人がいるとします。

この人はダイエット後の『理想の姿』をイメージして毎日モチベーションを上げながら運動や食事制限を行います。

しかし、ダイエット後の理想の姿によるモチベーション効果は長続きしません。

「今の体型のままでいいか」「ありのままの私を好きになってくれる人がいればそれでいい」などと考えてダイエットをサボってしまいます。

ただ、この人が健康診断を受けた結果悪い数値が出て、お医者さんに「このままでは〇〇病になります、体重を8キロ落としてください」と言われるとどうでしょうか?

ダイエットしなければ重い病気にかかってしまいます。理想の体型をイメージしてルンルンしている場合ではありませんよね。

だってダイエットしなければ最悪命に関わる病気を患う可能性があるのですから…

たぶん、この方は重い病気にならないために一生懸命ダイエットに取り組むでしょう。

このように恐怖心や不安などのネガティブな感情を抱いたときの方が人は行動できるんです。

学校の生徒が怖い先生に怒られなくないから制服をきちんと着る、プレゼンテーションを失敗したくないから何度も練習するように、ネガティブな感情は行動を駆り立てるプロフェッショナルなんですね。

お部屋を片付ける気になるために最悪パターンを想像してみる

お部屋を片付ける気になるために最悪パターンを想像してみる

ここまで説明してきたように『ネガティブなイメージや感情』が行動を駆り立てるために大きな役割を果たしてくれます。

ということで、このまま部屋を片付けなかったときの最悪パターンを考えてみましょう。

将来起こるかもしれない、もしかするとすでに発生している最悪なケースを想像することで片付けをする気になります。

では、具体的に部屋を片付けられない人にありがちな最悪パターンを考えてみますね。

お部屋を片付けられない人の身に起きていることとは?

散らかっているお部屋というのは共通してニオイが気になります。

生ゴミのニオイ、洗濯物の生乾きのニオイ、生活臭が染み込んでいる布団やカーペットのニオイなど。

お部屋が散らかっているということは、これらの臭いニオイに囲まれながら生活しているということです。これらのニオイはあなたの髪の毛、体、衣類に染み付いて取れなくなっています。

そして、この臭いニオイが染み付いた状態で外出したらどうなるでしょう?

もしかしたら、あなたの近くにいる人たちはあなたの生活臭を”異臭”と感じるかも知れません。

しかも、それを指摘してくれる人はいませんし、自分に染み付いたニオイなので自分で気づくこともできません。

唯一の解決策は『お部屋を片付けて異臭のない生活に変えること』です。

このような異臭問題以外にも様々な問題が考えられます。

ホコリっぽい部屋で生活していると鼻毛が伸びやすくなります。手荒れや肌荒れの原因かも知れませんし、散らかっているお部屋で生活していると精神的なストレスを感じやすくなります。

このように片付いていないお部屋というのは、多くの気付きにくい問題を抱えているんですね。

そしてこれらの問題はお部屋を片付けるだけで”解決”します。

床に散らかっているモノを片付けるだけでいいですから、早速片付けを始めてみてはどうですか?

まとめ|Q&A

お部屋を片付ける気にならない本当の原因はなに?
『今すぐお部屋を片付ける理由がない』からです。
もし、緊急を要する理由ができれば、人は誰でも行動に移します。
決してモチベーションが上がらないから片付ける気が起こらないわけではありません。
お部屋を片付ける気を起こすにはどうしたらいい?
このままお部屋を片付けなかった場合の最悪のケースを具体的に想像してみてください。
もしくは、友達や恋人などをお家に呼ぶ予定を立てるなどして、今すぐお部屋を片付けなければいけない理由を作ってみるのもアリですよ!