本記事では入間郡三芳町における粗大ゴミの出し方について解説します。
入間郡三芳町で粗大ゴミを出した際に無料か有料か分からないというケースもあります。粗大ゴミ処分が有料な場合、事前にお金を準備しなければなりません。この記事では処分する際に費用が発生する粗大ゴミの種類や粗大ゴミとして出せない物の処分方法についても紹介しています。入間郡三芳町で粗大ゴミ処分を検討している人は参考にしてみてください。
2020年4月から一部の粗大ゴミが有料に
入間郡三芳町では一部の粗大ゴミ処分が2020年4月から有料になりました。有料になった粗大ゴミは次のとおりです。
粗大ゴミの種類 | 単位 | 処分費用 |
折りたたみベッド | 1台 | 1,000円 |
マッサージチェア | 1台 | 1,500円 |
オルガン | 1台 | 1,500円 |
電子ピアノ | 1台 | 1,500円 |
自転車 | 1台 | 500円 |
マットレス(スプリング入りに限る) | 1台 | 1,500円 |
座椅子(不燃素材を使用しているものに限る) | 1台 | 500円 |
ソファー(スプリング入り)3人以上用 | 1台 | 1,500円 |
ソファー(スプリング入り)2人用 | 1台 | 1,000円 |
ソファー(スプリング入り)1人用 | 1台 | 500円 |
ソファー(スプリングなし) | 1台 | 500円 |
電動機付健康器具 | 1台 | 1,000円 |
自動車用キャリアボックス | 1台 | 500円 |
畳(スタイロ畳は搬出不可) | 1枚 | 500円 |
一部の粗大ゴミ処理が有料になった理由は次のような要素が関係しています。
- 他のごみと比較すると世帯ごとに排出量の差が出る
- 一部の粗大ゴミは処理作業に時間と労力がかかる
そため、排出量の多い世帯と少ない世帯との費用負担の公平性を担保するために一部の粗大ゴミが有料になりました。また、有料化することによって処分を止めようと抑制する効果も期待されています。なお、有料対象外の粗大ゴミは従来どおり無料で処分できます。
有料になったことで発生した収入はふじみ野市・三芳町環境センターの管理、運営やゴミの収集運搬費用にあてられています。
集積所に出して粗大ゴミを処分する方法
入間郡三芳町で粗大ゴミを処分する場合、粗大ごみ収集日の午前8時までに所定の集積所に出します。収集の頻度は2週間に1回で、一部自治体のように事前に収集の予約は不要です。
なお、有料となった粗大ゴミについては、事前に粗大ごみ処理手数料納付券(シール券)の購入が必要です。粗大ごみ処理手数料納付券は500円券と250円券の2種類があります。粗大ゴミの手数料に応じて購入しましょう。粗大ごみ処理手数料納付券は粗大ごみの見やすいところにに貼り付けておきます。
粗大ごみ処理手数料納付券を貼ったからといって、何個でも粗大ゴミを出せるわけではありません。粗大ゴミとして出せるのは、1回の収集で1世帯につき1点までです。例えば折りたたみベッドとマッサージチェアを処分するのであれば、1回の収集ではどちらかしか出せません。
粗大ごみ処理手数料納付券を購入できる場所
入間郡三芳町で一部の粗大ゴミ処理に必要な粗大ごみ処理手数料納付券を販売しているのは、次のとおり公共施設、スーパーマーケット、コンビニエンスストアです。
購入可能場所 | 詳細 |
公共施設 | 三芳町環境課や藤久保出張所、竹間沢出張所 |
スーパーマーケット | 町内のヤオコーやベルク |
コンビニエンスストア | 町内のローソン、ファミリーマート |
環境センターに持ち込む場合は手数料が半額
入間郡三芳町で粗大ゴミを処分する場合、収集だけでなく以下の環境センターへ持ち込むことも可能です。例えば引っ越しのように一時的に大量のゴミが出る場合は環境センターへの持ち込みが適しています。
環境センターに持ち込んで処分する場合、一部粗大ゴミに必要な手数料が半額になります。例えば折りたたみベッドは収集に1,000円が必要ですが、持ち込みであれば500円で処分できます。
環境センターに持ち込む場合、処分費用を抑えられるものの次のような点に注意しましょう。
- 三芳町の住民のみが持ち込める
- 申請時に本人確認できる物を持参する
- 2t車以上の車両では持ち込めない
- 家庭ごみは種類ごとに分別をする
- 町で収集・処理していない物は持ち込めない
代理での持ち込みも可能なものの、事前に環境センターに相談が必要です。
さらに、委任状を作成して当日、環境センターに持参しなければなりません。委任状の書式はふじみ野市と共通で、三芳町のホームぺージからダウンロードできます。
処理手数料納付券を貼らずに粗大ゴミを出すリスク
入間郡三芳町で粗大ゴミを処分するには粗大ごみ処理手数料納付券が必要です。それにも関わらず粗大ゴミを集積所に出してしまった場合、警告シールを貼られ、注意喚起を受けてしまいます。入間郡三芳町では過去に不法投棄があった場所は自治組織やボランティアグループと連携して、看板設置や、住民への啓発、巡回パトロールの強化を実施しています。そのため、処理手数料納付券を貼らずに粗大ゴミを出すとパトロールによって注意喚起を受ける可能性があるでしょう。
さらに、処分されなかった粗大ゴミを放置していると不法投棄に問われかねません。不法投棄は法律に抵触するため次のような罰則が科せられる可能性があります。
- 5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、またはその両方
また粗大ゴミを放置していると近隣住民や車両の通行にも支障を及ぼしてしまいます。そのため、処理手数料納付券は必ず貼ったうえで集積所に出しましょう。
注意すべきなのが、処理手数料納付券は剥がれるケースです。処理手数料納付券を貼り付けたとしても強風などによって剥がれる可能性があります。そのため、次のように処分する粗大ゴミの平面な場所に貼り付けましょう。
粗大ゴミとして出せない物はどうやって処分する?
入間郡三芳町ではすべてのゴミが粗大ゴミとして扱われるわけではありません。例えばタイヤや仏壇、パソコンなどは町では収集に対応していません。かといって、そのまま集積所に出してしまうと不法投棄になってしまいます。そのため、粗大ゴミとして出せない物は次のような方法で処分しましょう。
- 専門業者に引取を依頼する
- 不用品回収業者に依頼
専門業者に引取を依頼する
粗大ゴミとして出せない物は専門業者に引取を依頼可能です。例えば次のような家電リサイクル法対象4品目は家電量販店に引取を依頼できます。
- エアコン
- テレビ(ブラウン管、プラズマ、液晶、有機EL)
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・衣類乾燥機
家電量販店への引取が難しい場合、郵便局振込方式で料金を支払い、指定引取場所に直接持ち込んで処分できます。
ほかにもパソコンであればメーカーに引き取ってもらうことも可能です。メーカーが分からない場合、小型家電リサイクル法の認定事業者であるリネットジャパンリサイクル株式会社に引取を依頼できます。リネットジャパンリサイクル株式会社の場合、宅配便による無料回収に対応しています。
三芳町で処分できない粗大ゴミとして挙げられるのが消火器です。消火器は三芳町では処分に対応していません。消火器は一般社団法人 日本消火器工業会が地域の販売代理店と提携して処分に対応しています。三芳町の場合、以下の大室防災株式会社が窓口です。
窓口が遠いといった場合、以下から郵送の申し込みが可能です。
不用品回収業者に依頼
入間郡三芳町では対応していない品目を処分する場合、不用品回収業者に処分を依頼することも可能です。専門業者の場合、対象のゴミのみ引取に対応しています。そのため、他の粗大ゴミを処分するとなると工数がかかってしまいます。一方、不用品回収業者であれば三芳町では対応していないゴミだけでなく、他の粗大ゴミも同時に処分できます。
例えば家電リサイクル法対象4品目やパソコンであっても処分できます。
特に引っ越しのように大量のゴミを処分するとなると、分別や運び出しが大きな負担になります。不用品回収業者の場合、分別や運び出しの負担を負わずに大量のゴミを処分できます。
入間郡三芳町で粗大ゴミを出すなら不用品回収受付センターに相談
入間郡三芳町では戸別回収に対応していないため、自宅まで収集に来てくれる不用品回収業者への依頼がおすすめです。
不用品回収業者であれば処分する不用品の数に関わらず、自宅まで収集に来てくれるうえに、運び出しにも対応してくれます。特に高齢者や多忙などを理由に集積所まで粗大ゴミを持っていけないという人におすすめです。数多くの不用品回収業者の中から自分に合った業者を選ぶ際は「不用品回収受付センター」をご利用ください。「不用品回収受付センター」にはさまざまな業者が掲載されているため、深夜や早朝に対応している業者、独自の割引を提供している業者など、依頼者それぞぞれの希望に合った業者を選べます。