本記事では、秩父郡長瀞町における粗大ゴミの出し方や出せない品目、手数料の目安、さらには自治体以外での処分方法まで、詳しく解説していきます。
粗大ゴミ処分で迷わないためにも、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
・秩父郡長瀞町で出せない粗大ゴミの具体例と注意点
・長瀞町での粗大ゴミの出し方(不燃ゴミ・持ち込み処分)
・処理手数料の目安や施設の利用方法
・自治体以外の回収方法とそのメリット・デメリット
秩父郡長瀞町で出せない粗大ゴミはどんなもの?
秩父郡長瀞町では、「指定ごみ袋(最大で35リットルサイズ)」に入らないような家具や電化製品など、大きなごみは「粗大ゴミ」に分類されます。
しかし、すべての大型ごみが町のルールで処分できるわけではありません。
特定の品目は、町が管理するごみ処理施設でも受け入れができないため、別の方法で処分しなければなりません。
ここでは、特に注意が必要な「出せない粗大ゴミ」について解説します。
出せない身近な品目
・タイヤ(自動車、自転車、一輪車などのもの)
・消火器
・自動車部品(バッテリー含む)
・蛍光管(直管40wを超えるもの)
・耐火金庫
これらの品目は家庭でよく見かけるものですが、自治体では「処理が難しい」「安全上の問題がある」などの理由で受け入れていません。
そのため、専用のリサイクル窓口や販売店、専門業者への依頼が必要です。
もしもこれらを一般ごみとして出してしまうと、回収されずに放置されたり、不法投棄とみなされる恐れがあります。
適切な方法での処分を心がけましょう。
家電4品目
次に注意が必要なのが「家電4品目」と呼ばれる特定の電化製品です。
これは、「家電リサイクル法」によって自治体では回収できない品目と定められています。
対象となるのは、以下の4種類です。
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テレビ(ブラウン管式・液晶・プラズマ含む)
-
冷蔵庫・冷凍庫
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洗濯機・衣類乾燥機
-
エアコン
これらは、リサイクル料金を支払い、指定の方法で処分する必要があります。
家電販売店で引き取りを依頼する、リサイクル券を使って指定場所へ持ち込む、不用品回収業者に依頼するなどの対応が必要です。
テレビの処分方法はこちら!
処理困難物
処理困難物とは、「自治体の処理施設で対応できない構造や素材を持ったごみ」のことです。
たとえば以下のようなものが該当します。
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大型の農機具
- 農薬等の薬品・容器
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工事用資材(ブロック・コンクリート・瓦など)
- プロパンガスボンベ
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ペンキ、オイルなどの液体類
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医療廃棄物や注射器
これらは処理に高度な専門技術や特別な設備を要するため、自治体では受け付けていません。
専門の処理業者や不用品回収業者へ相談する必要があります。
ガスボンベの捨て方はこちら!
大量の粗大ゴミ
「粗大ゴミ」として認められるのは、基本的に一般家庭から出る少量のごみに限られます。
特に長瀞町では、粗大ゴミの出し方が基本的に施設への持ち込みに限定されており、一般の方が自家用車で大量の粗大ゴミを運ぶのは困難です。
そのため、引っ越しや遺品整理、大掃除などで一度に大量の粗大ゴミが出る場合は、民間の収集業者へ依頼することも公式に推奨されています。
大量の粗大ゴミを捨てたい方や、ごみ処理施設への持ち込みが困難な方は不用品回収業者への依頼が最適です。
秩父郡長瀞町での粗大ゴミの出し方
粗大ゴミの処分は、自治体によって出し方やルールが異なるため、誤った方法で出してしまうと回収してもらえないことがあります。
秩父郡長瀞町では、「不燃ゴミとして回収できるもの」と「ごみ処理施設へ持ち込む必要があるもの」とで、対応が分かれています。
この章では、それぞれの方法と注意点を詳しくご紹介します。
ゴミの種類や大きさを確認したうえで、適切に処分しましょう。
不燃ゴミ回収
秩父郡長瀞町では、指定のゴミ袋(15リットル、20リットル、35リットルの3種)に入る大きさのものは、不燃ゴミとして無料で回収してもらうことができます。
回収日は地域ごとに決められており、朝8時までに所定の収集場所に出す必要があります。
以下のような品目が対象です。
・小型金属製品(鍋・フライパン・工具など)
・電子レンジ
・アンプ(片手で持ち上がる重さ)
・加湿器
・炊飯器
・掃除機
出し方にはいくつかのルールがあります。
- ガラス・刃物などの危険物は、新聞紙などで包み、「ガラス」などと表記してください。
- スプレー缶やガスボンベは、完全に使い切り、ガス抜きキャップを使ってガスを完全に抜いてください。
- 化粧品の容器や一斗缶などは、中身をしっかり取り除いてから袋に入れてください。
なお、灯油を使用する芯出し式ストーブなどは、火災の危険があるため不燃ごみでは出せません。
このようなものは、後述する「ごみ処理施設」へ持ち込む必要があります。
また、使用済みの小型家電製品も不燃ごみとして回収できます。
ただし、「片手で持てる重さ」で、「指定ごみ袋程度の大きさ」までという条件付きです。
以下の点にご注意ください。
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出す際は透明または半透明の袋を使用
-
パソコンや小型テレビは対象外
-
エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、乾燥機といった家電リサイクル法の対象製品は回収不可
-
サイズや重量が大きいものは、粗大ゴミとしてごみ処理施設に持ち込み
小型家電製品の対象品目は多岐にわたりますので、秩父市の公式情報を参照してください。
URL:
https://www.c-kouiki.jp/app-def/S-102/wp/wp-content/uploads/2024/02/2024.2.1-kogatakaden-hayamihyo.pdf
処理施設への持ち込み
秩父郡長瀞町で粗大ゴミを処分したい場合、秩父市内のゴミ処理場へ直接持ち込む方法があります。
持ち込むゴミの種類によって利用する施設が異なるため、事前に分類を確認しておきましょう。
【処分方法と手順】
-
ごみの種類を確認する
可燃ごみ・不燃ごみ・資源ごみの3種類に分かれています。品目ごとの分類ルールに注意しましょう。 -
対応する施設を調べる
ごみの種類に応じて、秩父クリーンセンターまたは秩父環境衛生センターのいずれかに持ち込む必要があります。 -
受付時間を確認する
どちらの施設も平日と第3日曜日の9:00〜12:00/13:00〜16:00に対応しています。祝日は受付していないため注意が必要です。 -
車に積み分けて持ち込む
可燃と不燃を混載する場合は、それぞれの施設で下ろしやすいように分けて積んでください。 -
受付で重量を計測し、料金を支払う
家庭ごみは40kgまで200円(税込)、以降10kgごとに50円加算されます。
【持ち込めるごみと施設一覧】
施設名 | 所在地 | 電話番号 | 種類 | 持ち込める主な品目 |
---|---|---|---|---|
秩父クリーンセンター | 秩父市栃谷1477 | 0494-24-8050 | 可燃ごみ | 布団・毛布、カーペット、畳(1日6畳まで)、ヨシズ・スダレ、木材・植木類、ビニールホース、プラスチック製品、発泡スチロール |
秩父環境衛生センター | 秩父市山田1100 | 0494-23-8921 | 不燃・資源ごみ | タンス、ふすま(1日6枚まで)、家電製品、照明・暖房器具、金属製品、ガラス類、自転車、バイク(125ccまで) |
※受付時間:月〜金(祝日除く)、第3日曜の9:00~12:00/13:00~16:00
※家庭ごみ料金:40kgまで200円(税込)、以降10kgごとに50円加算
※事業者料金:40kgまで600円(税込)、以降10kgごとに150円加算
メリット
-
自分のタイミングで処分できる
-
粗大ごみをまとめて処分できる
-
比較的安い料金で利用できる
デメリット
-
平日中心の受付で、時間の都合が必要
-
車両がないと持ち込みが困難
-
可燃・不燃の分別をきちんとしておく必要がある
秩父郡長瀞町での粗大ゴミを出す際の手数料
秩父郡長瀞町では、粗大ゴミの処分方法によって手数料が異なります。
まず、町指定の不燃ごみ袋(黄色)に入る大きさのごみであれば、通常の不燃ごみ収集日に無料で回収してもらえます。
粗大ゴミや収集対象外の大型ごみをごみ処理施設に直接持ち込む場合は、有料となります。
長瀞町の住民が利用する施設と、料金体系は以下の通りです。
【一般家庭の場合】
-
40kgまで:200円(税込)
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40kgを超えた場合:10kgごとに50円加算
【事業所の場合】
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40kgまで:600円(税込)
-
40kgを超えた場合:10kgごとに150円加算
秩父郡長瀞町独自のゴミ事情
長瀞町では秩父市などと同じ広域的なゴミ処理ルールに従いながらも、町ならではの特別な取り組みや便利な制度があります。
ここでは、長瀞町独自のゴミ事情をご紹介します。
不定期の戸別回収制度(申込み制)
長瀞町では年に数回、「粗大ゴミの戸別回収」(町民課による収集)を実施しています。
来て欲しい方は、回覧板や町からの案内を受けて、役場窓口・電話・FAX・メールで申し込みが可能です。
収集日は年2回が目安で、品目や数量、希望日を申込時に伝える方式です。
ただし、申込みが多いと希望日時に沿えない場合もあるため、余裕を持って手続きしてください。
参照:「粗大ごみ収集(第2回)の実施について」長瀞町長
https://www.town.nagatoro.saitama.jp/wp-content/uploads/2024/11/70ea338a3cbc3ddab416567e74afd4e1.pdf
生ごみ処理容器購入補助制度
長瀞町は秩父広域圏の構成市町村の一つとして、生ごみ処理容器の購入に補助金を交付しています。
これは家庭での生ごみ減量を目的とし、全国でも数少ない取り組みの一つです。
補助対象の容器や金額は年度ごとに異なるため、町役場の最新情報をご確認ください。
参照:「ゴミ処理基本計画-概要版-」
https://www.c-kouiki.jp/app-def/S-102/wp/wp-content/uploads/2021/01/b2c5a6bb56aa486842afc334fb01c7d5-1.pdf
秩父郡長瀞町 自治体以外での粗大ゴミ処分方法
秩父郡長瀞町では粗大ゴミの収集が基本的に自己搬入方式のため、「車がない」「量が多い」「重くて運べない」といった理由で処分に困る方も多いかもしれません。
こうした場合は、自治体以外の方法で処分する選択肢もあります。
ここでは、自治体に依頼しない3つの代表的な処分方法をご紹介します。
・買い替えでの引き取り依頼
・リユースショップでの売却・処分
・不用品回収業者に依頼
買い替えでの引き取り依頼
家電や家具などを買い替える際には、購入店舗で古い品を引き取ってもらえることがあります。
特に家電量販店では、家電リサイクル法に基づき、対象の製品を有料で回収してくれます。
一般的な利用条件:
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新しい商品を購入すること
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引き取り対象は「同種・同数」のみ
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リサイクル料金+収集運搬料が必要
メリット
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購入と処分が同時に済む
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法に則った適切な処理が保証される
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重い荷物を運ぶ必要がない
デメリット
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買い替え時にしか利用できない
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処分費用は必ず発生する
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家具類は対象外なことが多い
リユースショップでの売却・処分
状態が良く、まだ使える粗大ゴミであれば、リサイクルショップやリユースショップで買い取ってもらうという手もあります。
メルカリやジモティーなどのフリマアプリを利用する方も増えています。
売却しやすいものの例:
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製造5年以内の家電製品
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傷や汚れが少ない家具
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ブランド家具・アウトドア用品などニーズの高い品
メリット
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処分費用がかからず、収入になることもある
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必要な人に再利用してもらえる
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自分で値段を設定できる(フリマアプリの場合)
デメリット
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状態が悪いものは断られる可能性がある
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売れるまでに時間がかかる
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自分で梱包・発送などの手間が発生する
不用品回収業者に依頼
「量が多すぎて自分では運べない」「一人暮らしで人手が足りない」など、どうにもならない場合は、不用品回収業者に粗大ゴミ回収を依頼する方法が最も便利です。
家具・家電はもちろん、屋外の不用品や大量のゴミも回収可能です。
おすすできる人:
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車を持っていない方
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急いで処分したい方
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ゴミ屋敷や遺品整理など大量処分が必要な方
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店舗や事務所などの事業者も利用可
メリット
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電話1本で自宅まで引き取りに来てくれる
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分別・搬出もお任せできる
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土日祝や夜間でも対応してくれる業者がある
デメリット
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自治体処分より料金は高め
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悪徳業者を選ぶリスクがある(要注意)
秩父郡長瀞町の粗大ゴミ処分は不用品回収受付センターに
本記事では、秩父郡長瀞町における粗大ゴミの出し方について詳しくご紹介しました。
自治体指定のごみ処理施設への持ち込みで処分することも可能ですが、運搬の手間や時間的な制約を考えると、不用品回収業者の活用が便利でおすすめです。
もし「どの業者に頼めばいいかわからない」とお悩みなら、「不用品回収受付センター」の利用を検討してみてください。
対応エリアやサービス内容、料金目安、実際の利用者の口コミまで一覧で確認できるため、安心して依頼先を選ぶことができます。
また、見積もり無料・出張費無料・キャンセル料無料の業者も多数掲載されているのも大きな魅力です。
粗大ゴミの処分でお困りの際は、ぜひ一度ご相談ください。