名古屋市名東区の粗大ゴミの出し方｜戸別回収・持ち込みの申し込み方を解説

この記事では、名古屋市名東区の粗大ゴミの出し方について、戸別収集、持ち込み、自治体以外の方法を中心にまとめました。

粗大シールの購入方法や注意点も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

名古屋市名東区で出せない粗大ゴミはどんなもの？

名古屋市名東区では、目安として30cm角を超えるものが粗大ゴミに分類されます。

ただし、サイズが大きくても自治体では受け付けられない品目がいくつかあります。

理由は、安全性・専門処理の必要性・法律上の制約などがあるためです。

ここでは、名東区で粗大ゴミとして出せない代表的なものを整理します。

出せない身近な品目

名東区では、以下のような品物は自治体の粗大ゴミ回収では対応できません。

これらは、内部構造が特殊で処理に専門設備が必要だったり、危険物が含まれている場合があります。

そのため、一般の粗大ゴミとして回収することができません。

知らずに出してしまうと不法投棄になる可能性もあるため注意してください。

家電4品目

名東区を含む名古屋市全体で、家電リサイクル法の対象製品は粗大ゴミとして出せません。

対象となる家電4品目は以下のとおりです。

• エアコン
• テレビ（液晶・プラズマ・ブラウン管）
• 冷蔵庫・冷凍庫
• 洗濯機・衣類乾燥機

これらは、適正なリサイクル処理が法律で義務づけられているため、必ずリサイクル券を用いて家電量販店または指定引取場所へ引き渡す必要があります。

また、不用品回収業者に依頼して他の粗大ゴミとまとめて回収してもらうことも可能です。

処理困難物

名東区では、次のような処理が難しい品目も粗大ゴミとして受け付けていません。

• コンクリートブロック、瓦、レンガ
• ピアノ
• 薬品・塗料類

重量が極端に重いものや、破砕機にかけられない素材のものは施設や作業車で安全に処理できないため、専門の処理業者、不用品回収業者への依頼が必要です。

大量の粗大ゴミ

名古屋市名東区では、家庭から出る通常量の粗大ゴミであれば戸別収集が便利に使えます。

しかし、引っ越し前の片付けや家じまいなどで一度に多量の大型品が出る場合には、自治体に処分を断られる可能性があります。

大量の粗大ゴミを出してしまうと、市の処分が追い付かなくなってしまうからです。

そのため、大量処分が必要な場合は戸別収集と持ち込みの併用、または不用品回収業者の利用が現実的な選択肢となります。

不用品回収業者は搬出から分別まで任せられるため、短期間で一気に片付けたい方に向いています。

名古屋市名東区での粗大ゴミの出し方

名古屋市名東区では、粗大ゴミの処分方法として不燃ゴミ回収・戸別収集・処理施設への持ち込み（自己搬入）の3つを利用できます。

それぞれ解説していきます。

不燃ゴミ回収

名古屋市名東区では、30cm角未満の不用品は不燃ゴミとして無料回収してもらえます。

金属製品やガラス類、小型電気製品など、家庭でよく出る不用品が該当します。

不燃ゴミは月1回の収集で、天候に関わらず回収されます。

出す場所は、戸建ての場合は原則として自宅前、集合住宅では管理会社などが指定した集積場所に出します。

道路沿いでガードレールがある箇所に出す際は、切れ目の部分を利用するなど、収集車が回収しやすい位置に置いてください。

ゴミは必ず収集当日の朝8時までに出してください。

不燃ゴミは、市の指定袋（10L・20L・45L）に入れて出します。

袋の口はしっかり縛り、割れたガラス・刃物など危険物がある場合は、厚紙に包んだうえで「キケン」と明記しておくと安全です。

また、傘のように袋から多少はみ出すものは、袋の口をひもでしっかり固定すれば問題ありません。

その他注意点：

• スプレー缶・使い捨てライターは発火性危険物として別区分へ出すこと
  不燃ゴミに混ぜると火災の原因になるため禁止されています。
• 30cm角を超えるものは粗大ゴミ扱い
  ソファ脚やベッドの一部など、中途半端に大きい物も対象となります。
• 小型家電回収ボックスを積極的に利用
  デジカメ・ビデオカメラなどは、不燃ゴミではなく拠点回収のほうが適切です。

戸別収集

名古屋市名東区では、戸別収集（事前申込制）を利用できます。

月1回の収集日が地域ごとに決まっており、インターネットまたは電話から申し込みができます。

ソファ・ベッドなどの大型品を自宅前まで運べる場合は、最も手軽に使える方法です。

戸別収集は、以下の手順で申し込みましょう。

1. 粗大ゴミを「粗大品目一覧」で確認し、分別区分を把握する
2. インターネットまたは電話で収集を申し込む
3. 粗大シール（手数料納付券）を購入
4. 氏名または受付番号を書いて粗大ゴミに貼る
5. 収集日の朝8時までに指定場所へ出す

【申し込み方法一覧】

【粗大シール（手数料納付券）の購入場所】

※粗大シールは250円・500円の2種類があり、手数料分を購入して粗大ゴミの見やすい位置に貼り付けます。

戸別収集を利用する際は、以下のルールを守りましょう。

• 長い木材は1.5m以内・直径15cm以内に切って束ねる
• 石油ストーブ類は灯油を空にし、乾電池を外す
• 収集当日の朝8時までに出す
• 戸建ては自宅前、マンションは指定集積所へ
• 盗難防止のため、必ず当日の朝に出す

処理施設への持ち込み

名古屋市名東区では、粗大ゴミを自分で処理施設へ運ぶ自己搬入という方法も選べます。

戸別収集より早く処分したい人や、複数品目をまとめて片付けたい場合に便利です。

自己搬入は、単に車で運べば良いわけではなく、以下のように細かい決まりがあります。

• 可燃ごみと不燃・粗大ごみは別々に積載する（同一車両内で混載不可）
• デジカメ・電子辞書などの小型家電は環境事業所で無料回収されるため別区分に
• 木材などは、あらかじめ切断・結束が必要な場合がある
• 透明または半透明の袋を使用（名古屋市指定袋でなくても可）
• 徒歩、台車、自転車での搬入は禁止
• 平ボディの車両は必ずシートをかけること

【自己搬入の手順】

1. 可燃ごみと不燃・粗大ごみに分別して車に積み込む
2. 名東環境事業所で受付
3. 処理施設に搬入
4. 支払い

4つの手順を以下で詳しく解説します。

分別が済んだら、必ず名東環境事業所で受付を済ませてから処理施設へ向かってください。

※受付時は、車に積んだ状態で訪問し、職員が品目や分別状況を確認します。
※年末年始を除き、月～金（祝日含む）は搬入可能。土日は不可。

受付が完了したら、品目ごとに指定された施設へ向かいます。

【処理施設一覧】

• 可燃ごみ
  施設名：猪子石工場
  所在地：千種区香流橋一丁目101番
  電話：052-771-3539
• 不燃ごみ・粗大ごみ
  施設名：大江破砕工場
  所在地：港区本星崎町字南4047番地の13
  電話：052-611-8313
• 破砕困難物（レンガ・長尺物など）
  施設名：愛岐処分場
  所在地：岐阜県多治見市諏訪町川西75番地

最後は、手数料の支払いです。

処理施設で計量し、10kgまでごとに200円（現金払い）が必要です。

名古屋市名東区での粗大ゴミを出す際の手数料

戸別収集では品目ごとに250円・500円・1,000円・1,500円の4区分、処理施設への持ち込み（自己搬入）では10kgごとに200円という重量制です。

料金は家具の大きさや品目、電気機器かどうかによって変わるため、事前に確認しておくことが大切です。

【代表的な粗大ゴミの手数料】

粗大ゴミシールの貼り方の例：

• 1人用応接いす（手数料500円）
  → 500円券を1枚貼る
• ベビーベッド（手数料1,000円）
  → 500円券を2枚貼る
• 大型書棚（手数料1,500円）
  → 500円券を3枚貼る
• 掃除機（手数料250円）
  → 250円券を1枚貼る

その他の粗大ゴミ処分手数料に関しては、名古屋市名東区のページでご確認ください。
URL：https://www.city.nagoya.jp/kurashi/gomi/1012183/1035058/1012184/1012185.html

名古屋市名東区独自のゴミ事情

名古屋市は市全体で同じ分別ルールを採用していますが、名東区には、紙ごみや資源を出しやすく、ため込みにくいようにする独自の環境が整っています。

大型スーパーや古紙ステーションで紙ごみをこまめにリサイクルできる

名東区の特徴として、区内の大型スーパーの駐車場などを活用したリサイクルステーションがいくつも設置されている点が挙げられます。

イオン名古屋東店、西友高針店、イオンメイトピア店などで、決まった曜日・時間帯に新聞や雑誌、段ボールなどをまとめて持ち込める仕組みです。

特に、西友高針店やイオンメイトピア店では毎週定期的に回収日が設けられており、通常の資源回収日以外でも紙ごみを出しやすい環境になっています。

参照：名古屋市「名東区のリサイクルステーション・古紙リサイクルセンター」

環境教育に力を入れている

また、名東区では、区として環境教育にも力を入れています。

例えば環境科学調査センターの研究員を講師に招き、親子向けのエコ工作教室を開催し、マイクロプラスチック問題について学びながらアクセサリーを作るといった体験型イベントが行われています。

こうした取り組みを通じて、子どもの頃からごみを減らすこと、正しく分別して資源に戻すことの大切さに触れる機会が設けられているのが特徴です。

参照：名古屋市名東区「令和7年度　名東区における環境教育の実施状況」

名古屋市名東区 自治体以外での粗大ゴミ処分方法

名古屋市名東区では、粗大ゴミは基本的に戸別収集か処理施設への持ち込みで処分できますが、実際には

• 粗大シールを貼って出せる日がいつになるのか分かりにくい
• ソファや大型タンスを外まで運ぶのが大変
• 分別が多くて、引っ越しや遺品整理では間に合わない

といった理由から、自治体の方法だけでは対応しづらい場面もあります。

ここでは、名東区で利用しやすい自治体以外の処分方法を3つ紹介します。

・買い替えでの引き取り依頼
・リユースショップでの売却・処分
・不用品回収業者に依頼

買い替えでの引き取り依頼

家電量販店や家具店で新しい商品を購入する際、古い品を有料で引き取ってくれるサービスがあります。

家電4品目はもともと自治体で回収できませんが、リサイクル券＋収集運搬料金を支払い、販売店や以前購入した店舗を通じて処分できます。

リユースショップでの売却・処分

まだ使える家具・家電・趣味の道具などは、名東区や近隣エリアのリサイクルショップやフリマアプリで売却できる可能性があります。

【売却・引き取りされやすい品のイメージ】

• 製造年が新しい家電（電子レンジ、炊飯器、クリーナーなど）
• デザインが新しめの家具（ダイニングセット、ローテーブルなど）
• ブランド品・子ども用品・スポーツ用品・アウトドア用品 など

不用品回収業者に依頼

名古屋市名東区で、粗大ゴミが多かったりソファやベッドなど大型家具が家の中に残ったままの場合は、不用品回収業者に依頼する方法が現実的です。

自治体の戸別収集は「回収日が限られている」「自分で外まで運び出す必要がある」という制約がありますが、業者であれば、日時を指定し、分別や搬出も含めてまとめて任せることができます。

不用品回収業者の利用が向いているのは、例えば次のようなケースです。

• 粗大ゴミの量が多く、自治体の戸別収集では数回に分けないと出し切れない
• 階段しかないマンションで、大型家具の搬出が難しい
• 可燃・不燃・資源・粗大と分別する時間がない
• 家電4品目や処理困難物など、自治体で断られた品が混ざっている

業者に依頼する際は、料金だけでなく、見積もり内容が明確か、追加請求がないか、口コミでの評価はどうか、といった点を確認すると安心です。

数ある業者の中でも「粗大ゴミ回収隊 名古屋」は、名東区を含む愛知・岐阜・三重エリアに対応しており、軽トラック積み放題9,800円〜の定額パックで大量処分にも向いています。

搬出作業費や車両費、階段料金などもコミコミで、見積もり後の追加料金なしをうたっているため、費用面の不安を抑えやすい点も魅力です。

また、年中無休・最短当日対応・分別不要で、引っ越し前後やゴミ屋敷状態の片付けなど、名東区で時間がないのに物が多い場面でも心強い選択肢と言えるでしょう。

名古屋市名東区の粗大ゴミ処分は不用品回収受付センターに

本記事では、名古屋市名東区における粗大ゴミの出し方や自治体以外の処分方法を解説してきました。

名東区はファミリー層や転勤世帯が多く、引っ越し・模様替え・子どもの成長に伴う買い替えなどで、一度に多くの粗大ゴミが出やすいエリアです。

マンションや団地も少なくないため、階段から大型家具を下ろしたり、エレベーターを使って何往復もするのは、現実にはかなりの負担になります。

こうした場面では、自治体の回収だけにこだわらず、運搬と分別をまとめて任せられる不用品回収業者を活用した方が、時間的にも体力的にも合理的です。

信頼できる業者を探す際におすすめなのが、「不用品回収受付センター」です。

「不用品回収受付センター」なら、名古屋市名東区に対応している優良不用品回収業者をまとめて比較でき、対応エリアやサービス内容、料金の目安、利用者の口コミまで一度に確認できます。

見積もり無料・出張費無料・キャンセル料無料といった条件の業者も多数掲載されているため、「まずは料金を知りたい」という段階から安心して相談できます。

粗大ゴミの処分方法に迷ったときは、自治体の回収だけで抱え込まず、ぜひ一度不用品回収受付センターに相談して、あなたの状況に合った最適な片付け方法を検討してみてください。