本記事では、四日市市での粗大ゴミの出し方を徹底解説します。
四日市市では、粗大ゴミの処分方法として「金属類・破砕ゴミとして出す」「戸別収集を申し込む」「処理施設へ持ち込む」の3つが用意されており、品目やサイズによって出し方が異なります。
それぞれの出し方の詳細や手順、手数料までしっかり把握することが大切です。
さらに、自治体では対応が難しいケースに向けた処分方法についても紹介しています。
四日市市で出せない粗大ゴミはどんなもの?
粗大ゴミとして処分できると思っていても、実は自治体では回収してもらえないものもあります。
ここでは、四日市市で粗大ゴミとして受け付けてもらえない品目をご紹介します。
出せない身近な品目
・原動機付自転車、オートバイ
・灯油、ガソリンなどの油類
・消火器
・タイヤ
・プロパンガスボンベ
四日市市では、特殊な機器や業務用のものだけでなく、家庭でよく使われる製品でも粗大ゴミとして出せないものがあります。
つい「これは大丈夫だろう」と思いがちな身近なアイテムでも、市の回収対象外であるケースがあります。
「捨て方を知らずに玄関先に出したら、何日経ってもそのまま…」ということがないよう、しっかり確認してから出しましょう。
また、知らずに出してしまうと収集されないばかりか不法投棄とみなされてしまうケースもあるため、必ず確認しておきましょう。
家電4品目
テレビ・エアコン・冷蔵庫(冷凍庫含む)・洗濯機(乾燥機含む)の4品目は、「家電リサイクル法」により、四日市市では回収していません。
これらは専門のリサイクルルートで処理することが法律で定められており、自治体に収集をお願いすることはできません。
購入した家電量販店や指定引取場所、不用品回収業者などに依頼する必要があります。
家電リサイクル法について詳しくはこちら!
処理困難物
大型品や特殊な素材の物は、処理困難物と呼ばれ、市では回収してもらえないケースがあります。
たとえば農薬・劇薬や注射器、塗料などは、一般的な焼却や破砕処理が難しく、安全面・設備面の理由から市での対応ができません。
こうした処理困難物を持っている場合は、専門の処理業者、不用品回収業者へ依頼する必要があります。
大量の粗大ゴミ
四日市市では粗大ゴミの戸別収集に制限があるため、大量に出すことができません。
戸別収集の申し込みは一回につき10点までと決められており、それを超える量の粗大ゴミを出したい場合は、複数回に分けて申し込むか、自ら施設へ持ち込む必要があります。
また、自己搬入できる処理施設はありますが、運搬の手間や待ち時間、重量制限などがあるため、家具や家電が多いと非常に大変です。
こうした理由から、大量の粗大ゴミを自治体だけで処分するのは手間と時間がかかってしまいます。
特に一人暮らしの方や高齢の方にとっては、物理的に難しいケースもあるでしょう。
そのようなときは、不用品回収業者を活用するのも一つの選択肢です。
自宅まで引き取りに来てくれて、分別や運搬もすべてお任せできるため、忙しい方にもおすすめです。
四日市市での粗大ゴミ出し方
四日市市で粗大ゴミを処分するには、以下の3つの方法があります。
それぞれに適した品目や手順があるため、自分のゴミに合った方法を選ぶことが大切です。
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金属類・破砕ゴミとして出す
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有料の戸別収集を申し込む
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処理施設へ持ち込む
金属類・破砕ゴミとして出す
四日市市では資源物のうち「金属類」を無料で回収しており、通常は粗大ゴミとなる車のバッテリーや石油ストーブ、ガスコンロ、自転車を出すことが可能です。
また、長さが1m未満の中型サイズのゴミについては、「破砕ゴミ」として無料で収集してもらうことができます。
・スーツケース
・傘
・ベビーカー
・クーラーボックス
・ふとん
・チャイルドシート
・絨毯
・シルバーカー
金属類、破砕ゴミは2週間に1回、通常の収集所に出すことが可能です。
透明または半透明の袋に入れる必要があり、絨毯など長いものは縛るなどして1m以下にしてください。
また、本棚など大型のものでも1m以下分解にして束ねれば破砕ゴミとして出せますが、分解には危険や大きな労力が伴うことに注意しましょう。
戸別収集
大きな家具・家電などは、「粗大ゴミ」として戸別収集(有料)を申し込む必要があります。
●申し込み方法
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電話で予約
- 電話:059-354-4894(8:30~17:00、土日祝除く) -
住所、氏名、電話番号、品目や数量伝え、収集日と料金の案内を受ける
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指定の「粗大ごみ処理券」を購入し、見える場所に貼る
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当日朝8時30分までに指定された場所へ出す
収集場所は自宅の前が指定されることが多いですが、集合住宅などでは建物の入口付近や管理人の指示する場所になることもあります。
通行の妨げにならない場所、または収集車が停車できる位置、そして住宅の敷地内ではない場所に出すことが重要です。
なお、指定された場所以外に出したり、出し忘れてしまった場合は収集されず、再申し込みが必要になるので注意が必要です。
また、回収時の立会いは必要なく、時間の指定も不可となっています。
戸別収集の申し込みは一度に10点までという上限があり、それ以上の品目を出したい場合は、別の日に再度申し込むことになります。
短期間に大量の処分を希望する方には、直接施設へ持ち込む方法や不用品回収業者の利用も検討されると良いでしょう。
メリット
- 大型ゴミも自宅前に出すだけで処分できる
- 車がない方にも便利
デメリット
- 収集日まで時間がかかる場合がある
- 10点を超えると再度申し込みが必要
処理施設への持ち込み
四日市市では、一時的に多量のごみが発生した場合や、最長の一辺が1メートルを超える粗大ごみなど、地域のごみ集積場に出すことができないごみを直接「四日市市クリーンセンター」へ持ち込むことが可能です。
以下の手順に従えば、誰でも予約不要でスムーズに搬入できます。
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搬入前に住所確認できるものを用意する
運転免許証や公共料金の領収書など、四日市市内に住んでいることがわかる証明書を持参してください。 -
ごみを事前に分別する
地域の集積所に出す時と同様に、「可燃ごみ」「破砕ごみ」「粗大ごみ」「資源物(紙類・びん・缶など)」としっかり分別してください。分別が不十分だと、受け取りを拒否されることがあります。 -
自家用車や軽トラックなどで施設へ運ぶ
ゴミの積み下ろしは自分で行う必要があります。重い物がある場合は、手伝ってくれる人と一緒に行くのが安心です。 -
施設で受付を済ませる
搬入先の施設に到着したら、係員の指示に従って受付と計量を行います。 -
分別されたゴミを指定の場所に荷降ろしする
係員の案内に従って、自分でゴミを降ろします。職員の手伝いは基本的にありません。 -
処理手数料の支払い(必要な場合)
1日あたりの搬入量が150kgを超えた場合のみ、現金による処理手数料が必要です。それ以下であれば無料です。
施設名 | 四日市市クリーンセンター |
所在地 | 〒510-8037 三重県四日市市垂坂町 |
電話番号 | 059-331-6181 |
搬入可能時間 | 月~土
8:30~12:00, 13:00~16:30 |
メリット
- 事前予約が不要で、思い立ったときにすぐ処分できる
- 大量のゴミでも一度に持ち込めるため効率的
- 戸別収集に比べて費用を抑えられるケースもある(150kg以下なら無料)
デメリット
- 運搬や荷下ろしはすべて自己対応となるため、体力や人手が必要
- ゴールデンウィークや年末年始などは混雑しやすい
- 家電4品目や処理困難物など、持ち込めない品目もある
このように、処理施設への直接持ち込みは、「すぐに大量のゴミを処理したい」という方にとっては非常に便利な方法です。
ただし、搬入には分別や荷下ろしの手間が伴うため、あらかじめ十分な準備をしてから利用しましょう。
※四日市市には「四日市市楠衛生センター」というごみ処理施設もありますが、こちらで受け入れているのは資源物・ペットボトルなので注意してください。
四日市市での粗大ゴミを出す際の手数料
四日市市で粗大ゴミを戸別収集で処分する場合には、1点につき1,100円(税込)の収集料金がかかります。
品目ごとに料金が設定されているのではなく、一律での料金です。
また、四日市市クリーンセンターに持ち込む場合、150kg超~250kg以下で1,670円、それ以上は10kg毎に167円加算されていく料金設定になっています。
四日市市独自のゴミ事情
四日市市では、ごみの処理や収集に関して、他の自治体と比べて柔軟な対応や特徴的な制度が存在します。
四日市市の粗大ゴミ戸別収集は、本来「市が定めた指定品目」を対象としていますが、市民の希望があれば、指定外の品目でも戸別収集に応じてもらえるケースがあります。
該当する可能性があるのは、ご家庭の事情で運び出しが難しい大型の生活用品などです。
こうした場合は、事前に環境政策課に相談することで、対応可能かを確認することができます。
四日市市自治体以外での粗大ゴミ処分方法
粗大ゴミは自治体のサービスで処分できるものの、「すぐに片付けたい」「自分では運べない」「量が多くて申し込み回数が足りない」など、状況によっては不便さを感じることもあります。
そうしたときには、自治体以外の民間サービスや手段を活用することで、よりスムーズに処分できるケースがあります。
ここでは代表的な3つの方法をご紹介します。
- 買い替えでの引き取り依頼
- リユースショップでの売却・処分
- 不用品回収業者に依頼
買い替えでの引き取り依頼
新しい家具や家電を購入する際に、古いものを販売店で引き取ってもらえることがあります。
特に家電量販店や家具専門店では、「買い替え時引き取りサービス」を設けているところが多く、購入時に申し込めば自宅まで配送と同時に回収してくれるケースもあります。
メリット
- 新旧の入れ替えが同時にできて手間が少ない
- 法律に則った適正処理が保証されている
- サービスによっては自宅まで引き取りに来てくれる
デメリット
- 購入が前提条件になる
- 回収に別途費用(リサイクル料金+運搬料)がかかる場合も
リユースショップでの売却・処分
家具や家電の中には、まだ使える状態であれば、リユースショップ(リサイクルショップ)に持ち込んだり、出張買取を依頼したりすることで、無料あるいは値段がついて処分できる可能性もあります。
また、自分でフリマアプリやネットオークションを使って譲渡・販売する方法も人気です。
特に状態が良いものやブランド品は需要が高く、意外な収入になることもあります。
メリット
- 売却すればお金に変えられる可能性がある
- 無料回収に対応している店舗もある
- 環境にもやさしい循環型の処分方法
デメリット
- 状態が悪いものや型落ち品は断られることもある
- 店舗までの持ち込みや、交渉などの手間がかかる
- フリマアプリは配送作業やトラブル対応が必要になる
不用品回収業者に依頼
時間も手間もかけずに一気に片付けたい場合には、不用品回収業者への依頼が最も便利です。
日時指定で自宅まで来てもらえる上に、分別・運び出し・積み込みもすべてお任せできるため、特に忙しい方や高齢の方、量が多い方に最適です。
また、自治体では対応できない家電リサイクル品や事業ゴミなども、対応可能な業者であればまとめて処分できるケースがあります。
メリット
- 申し込みから回収までが早く、即日対応も可能
- 分別不要、運搬不要ですべてお任せできる
- 量や内容に応じた柔軟な対応が可能(ゴミ屋敷や引っ越し残置物にも対応)
デメリット
- 自治体処分と比べて費用は高め
- 中には悪質な業者も存在するため、業者選びが重要
四日市市の粗大ゴミ処分は不用品回収受付センターに
本記事では、四日市市での粗大ゴミの出し方について詳しく解説しました。
粗大ゴミを処分するには、金属類・破砕ゴミとして出す方法や戸別収集の申し込み、処理施設への持ち込みなど複数の手段がありますが、「すぐに片付けたい」「手間をかけたくない」「量が多くて困っている」という方には、不用品回収業者の利用が便利です。
どの業者を選ぶか迷っている方には、「不用品回収受付センター」の利用がおすすめです。
特に、四日市市の粗大ゴミ回収は、1点1,100円かかります。不用品回収業者の廃タイヤの単品での回収相場は、1,000~2,000円程度/1本なので、ここに運び出しサービスがついていると思うと、不用品回収業者の方がお得です。
さらに、四日市市の粗大ゴミ回収は1回の申し込みで10点まで、11,000円かかります。対して、不用品回収受付センターなら、軽トラック積載プランの料金が手数料込みで9,800円の業者も多く掲載しています。小型~中型なら軽トラックでも約10点前後の家具や家電を積めます。
不用品回収受付センターは、信頼できる優良業者だけを掲載しており、料金や対応エリア、サービス内容、口コミ評価などを比較しながら、自分に合った業者をスムーズに選ぶことができます。
四日市市で粗大ゴミや不用品の処分にお困りの際は、ぜひご活用ください。
不用品回収業者の選び方はこちら!