本記事では、ホットカーペットの捨て方について詳しく解説します。
ホットカーペットには金属などが含まれており、普通のカーペットと同じ捨て方はできません。
基本的には、粗大ゴミとして捨てる必要があります。
しかし、重量のあるホットカーペットは自力で運ぶのが難しく、捨てるのが非常に面倒です。
今回は、粗大ゴミとして捨てる以外の方法5選や捨てる際にかかる費用なども紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ホットカーペットの捨て方は粗大ゴミが基本
ホットカーペットの捨て方は、粗大ゴミが基本です。
サイズが大きいだけでなく、中に金属類が含まれており、原則として一般ゴミとしては捨てられません。
粗大ゴミの定義とは
粗大ゴミとは、一般的に家庭から出るゴミのうち、大きさや重さがあって通常のゴミ収集に出せないものを指します。
具体的には、家具・家電製品・自転車など、大きなものや分解できないものなどが粗大ゴミです。
ただし、粗大ゴミとなる具体的な基準は自治体によって異なります。
例えば、「最長辺が50cmを超えるもの」「指定された品目」「枝は指定のサイズに切る」など、条件はさまざまです。
主要自治体の捨て方をチェック
以下の表で、ホットカーペットを主要自治体のゴミとして捨てる方法を紹介します。
自治体名 | ゴミの分類 | ポイント・注意点 |
千葉市 | 可燃ゴミ・不燃ゴミ・粗大ゴミ | ・電源プラグなど硬いプラスチック部分は取り外して不燃ゴミ ・取り外せないときは可燃ゴミか粗大ゴミ (指定袋に入らない場合は粗大ゴミ) |
世田谷区 | 粗大ゴミ | ・最長辺が30cmを超えるものは粗大ゴミ |
横浜市 | 可燃ゴミ・粗大ゴミ | ・畳んで50cm以下は可燃ゴミ ・畳んで50cm以上は粗大ゴミ |
さいたま市 | 可燃ゴミ・粗大ゴミ | ・90cm未満にしばると可燃ゴミ ・サイズ超過は粗大ゴミ |
可燃ゴミとして出せる自治体もありますが、プラスチック部分などの取り外しが必要だったり、サイズに指定があったりするケースが多い印象です。
サイズの大きいもの、分解できないものは粗大ゴミとして処分します。
粗大ゴミ以外のホットカーペットの捨て方5選
粗大ゴミや自治体のゴミ出しで捨てる以外の方法は、以下の5つです。
- リサイクルショップに持って行く
- フリマアプリを活用する
- 寄附する
- 誰かに譲る
- 不用品回収業者に依頼する
それぞれの内容を詳しく解説します。
リサイクルショップに持って行く
状態が良く、比較的キレイなものであれば、リサイクルショップで売れることがあります。
上記のような条件を満たしていない場合は、売れないケースがほとんどです。
ホットカーペットは冬場に人気のアイテムですが、素足などで乗るシーンが多いことから、中古品はあまり好まれません。
よほど状態の良いものでない限りは、売れないと考えておきましょう。
フリマアプリを活用する
捨てるのではなく、売りたいと考えているのであれば、フリマアプリを活用するのも1つの手です。
ただし、リサイクルショップの利用と同様に、ある程度キレイで動作に問題のないもの以外は売るのが難しいでしょう。
また、メルカリなどのフリマアプリは手数料と送料がかかります。
ホットカーペットを送るとなると、少なくとも1,000円~2,000ほどの送料が必要なため、売上には期待できません。
購入者とのやり取りなど、さまざまな手間もかかります。
寄附する
まだ使える状態のホットカーペットであれば、寄附する方法もあります。
被災地や海外の子供たちへの寄附など、さまざまな活動を行うサイトがあるので、条件に合うものを探してみましょう。
しかし、「NPO法人もったいないジャパン」など、ホットカーペットの寄附を対象外としているところも多いので、注意が必要です。
寄附をしたいときは、事前に問い合わせるなどの対応をしましょう。
誰かに譲る
誰かに譲りたいと考えてるのであれば、ジモティーなどのプラットフォームを利用してみましょう。
ホットカーペットが欲しい人を近くで募り、コミュニケーションを取ることができます。
近隣の方とやり取りをすることになるので、トラブルに注意しながら利用することが大切です。
また、必ずしも欲しい人がいるとは限らず、手放すまでに時間がかかるケースも多々あります。
不用品回収業者に依頼する
ホットカーペットの捨て方の中でおすすめなのが、不用品回収業者への依頼です。
プラスチック類や金属類が付いた状態でも、そのまま回収してくれるだけでなく、他の不用品も一気に処分できます。
自治体の粗大ゴミ処分などと違い、最短即日で処分できることと、深夜早朝でも来てくれるのもメリットのひとつです。
どんなに大きなもの、重いものでも専門のスタッフが運び出しを行うため、一切手間がかかりません。
販売店に回収してもらうことはできる?
ホットカーペットを販売しているのは、主に家電量販店やホームセンターです。
各店舗の対応を以下の表にまとめました。
店舗名 | 回収費用 |
ヨドバシカメラ | 1,100円~ ※3辺合計150cm以下、20kg以下 |
エディオン | 2畳未満…550円 2畳以上…1,100円 |
ケーズデンキ | 1,100円~ ※サイズや回収方法により別途追加費用 |
ビックカメラ | 1,958円~ ※3辺合計160cm以下、30kg以下 |
コーナン | 無料 ※回収品目は限られる |
商品を購入せずに回収のみを依頼したり、宅配回収を利用したりすると追加費用が発生するところもあります。
持ち込みと宅配とで条件が異なる販売店、回収品目が限られているサービスも多々あるので、必ず事前の確認が必要です。
また、段ボールのサイズにも気を付けましょう。
ホットカーペットを捨てる際にかかる費用
ホットカーペットを捨てる際にかかる費用は、捨て方別に見ると以下のようになります。
捨て方 | 処分費用 |
粗大ゴミ | 500円~1,500円 |
粗大ゴミ以外の自治体のゴミ回収 | 無料 ※ただし、袋代などがかかる |
寄附・譲る | 無料 ※送料が発生するケースもある |
フリマアプリ・リサイクルショップ | 無料 ※送料・手数料がかかる |
不用品回収業者への依頼 | 単品回収:2,000円程度 パックプラン:15,000円〜 |
粗大ゴミとして捨てる場合は500円~1,500円程度ですが、自分で運ぶなどの手間がかかります。
また、自治体によっては事前の予約などが必要です。
粗大ゴミ以外の自治体のゴミ回収で捨てる際は原則として費用はかかりませんが、指定袋などを購入する必要があります。
不用品回収業者は割高に感じるかもしれませんが、運搬などのサービス料も含まれています。
他の不用品や粗大ゴミを一緒に捨てたいときは、パックプランを利用すればリーズナブルな費用で依頼可能です。
ホットカーペットを捨てる際の注意点
ホットカーペットを捨てる際の注意点は、以下の通りです。
- 自治体のルールを確認する必要がある
- 解体・分解するのは難しい
- 売れるのは人気メーカーのものに限られる
それぞれの内容を詳しく解説します。
自治体のルールを確認する必要がある
ホットカーペットをゴミとして捨てたい場合は、事前に自治体のルールを確認しなければなりません。
サイズごとに捨て方が異なる自治体も多く、ホットカーペットを捨てるのはやや面倒です。
粗大ゴミとして捨てるのであれば、事前の予約やクリーンセンターまでの運搬も必要になり、すぐに捨てるのは難しいでしょう。
シールや処理券の購入も必要になり、非常に手間がかかる点に注意が必要です。
捨て方を間違えると近隣の方とトラブルになったり、結局捨てられなかったりするので気を付けてください。
解体・分解するのは難しい
ホットカーペットは解体や分解をすれば、一般ゴミとして捨てられる自治体もあります。
しかし、ホットカーペットの内部には金属の部品が含まれているケースが多く、電源やプラスチック部分の取り外しも大変です。
さらに、中に電熱線が通っているため、切断中に感電する危険性があります。
指定のサイズまで切る必要がある自治体では、裁ちばさみなどを使ってカットしなければなりません。
厚手のホットカーペットを切るのは危険が伴うだけでなく、体力も必要としますし、ダニやほこりなどのアレルギーにも注意をする必要があります。
切ったホットカーペットをひとまとめにして袋に入れ、集積所まで運ぶなどの手間もかかるでしょう。
サイズが大きいもの、分解が必要な自治体では無理をせず、他の方法を検討するのがおすすめです。
売れるのは人気メーカーのものに限られる
ホットカーペットを売りたい場合、売れるのは人気メーカーのものに限られます。
人気メーカーの商品であっても、汚れやシミが目立つものは、もちろん売ることができません。
リサイクルショップに持って行ったものの、売れなかったときは持ち帰らなければならず、余計な時間と手間がかかります。
フリマアプリで売る際は、売れるまで待ち続けなければなりません。
いずれにしても、すぐにホットカーペットを売りたい方には向かないため、時間がかかることを加味した上で売却を検討しましょう。
売れないと判断したときは、早めに他の方法に移行するのがおすすめです。
ホットカーペットの処分は「不用品回収受付センター」にお任せ
今回は、ホットカーペットの捨て方を詳しく解説しました。
ホットカーペットは、原則として大きなものは原則として粗大ゴミ扱いですが、自治体によってルールに差があります。
自分で捨てるのが難しかったり、手軽に捨てたりしたいときは、不用品回収業者へ相談しましょう。
「不用品回収受付センター」には、優良かつリーズナブルな費用で依頼できる業者が多数掲載されています。
また、見積もり・出張・キャンセル料が無料の業者ばかりなので、安心して相談できるのも大きなメリットです。
ホットカーペットを分解せず、そのまま回収してくれるのはもちろん、他の不用品も一気に捨てられます。
即日対応できる業者も多く掲載されているため、さまざまなゴミや不用品を今すぐに処分したい方は、ぜひチェックしてみてください。