ゴミ屋敷の片付け、できることなら自力でなんとかできたらと思う方も少なくないはずです。

本記事では自力でゴミ屋敷を片付けるためのコツや、成功させるためのポイントについて解説します。

どうしても自力での片付けは難しい!というときは、ゴミ屋敷片付け業者へ依頼するのがベストです。

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ゴミ屋敷は自力で片付けることができます!

ゴミ屋敷は自力で片付けることができます!

足の踏み場もないほど物が散乱し、手がつけられないほどまでに散らかってしまった部屋。単に散らかっているのではなく、必要なものもゴミも混在した状態のお部屋は、ときに「ゴミ屋敷」と呼ばれることもあります。

ゴミ屋敷の程度はさまざまですが、基本的に自力で片づけることは可能です。

自力で片づける場合、手間や時間はかかりますが、外部へ委託するためのコストをかけず、最低限の費用で片付けられるメリットがあります。

ただし、以下のように生活が困難なレベルの深刻な状態のゴミ屋敷の場合、プロの協力が必要不可欠です。

 

  • 水回りが使えない状態になっている
  • 3LDK以上の家で庭も含めてすべてがゴミで埋まっている
  • ゴミが天井近くまで積み重なっている
  • 何十年もゴミ屋敷状態が続いている
  • 床などが抜けてしまっている

 

上記のようなケースでは、通常よりも片付けに多くの時間を要するほか、健康面への被害や怪我などへの影響も考えられます。どうしても自力で片付ける場合は、複数名での作業が必要です。

自力でゴミ屋敷の片づけをすべきか判断する際は、上記のポイントを基準とすると判断しやすくなるでしょう。

ゴミ屋敷を自力で片づける場合どれくらいの時間がかかる?

こちらもゴミ屋敷の程度によりますが、自力で片付けるとなると1日や2日では片付けられないと考えた方が賢明です。

たとえばワンルームのゴミ屋敷で、ゴミが膝程度の高さまで積み重なっている場合、プロでも3~5名程度で5〜6時間かかるケースもあります。天井までゴミが積み重ねられたようなお部屋のケースでは、プロの片付け業者5名で3日かかったというケースもあるほどです。

 

ゴミ屋敷の片付けを熟知しているプロでもこれだけの時間や日数を要する片付けですので、片付けの段取りに慣れていない人が自力でやろうとすれば、それだけ時間がかかります。

場合によっては、片付けきるまでに数か月ほどかかる場合もありますので、あせらず計画的に進めることが成功のカギとなるでしょう。

ゴミ屋敷を自力で片づける方法

ゴミ屋敷を自力で片づける方法

ゴミ屋敷を自力で片づける方法と、片付けのポイントについて解説します。

 

ゴミ量や種類を把握する

まずはやみくもに片付けるのではなく、自宅にどれだけのゴミがあり、どういった種類のものがあるのかを把握することが大切です。ゴミを処分する場合、自治体の回収に合わせて分別をする必要があります。また粗大ゴミなど大きなゴミがある場合には、事前に自治体などへ申し込みを行う必要もあります。

片付け時にまとめたゴミをため込んでしまわないためにも、どのような種類のゴミに分ける必要があるのか、どのような方法で処分すべきか考えて作業を進めていくことが非常に重要なのです。

すぐに回収してもらえないこともあるため、いつ申し込みを行い、いつ回収してもらえるのかなども確認しておくとよいでしょう。

 

必要な資材をそろえる

片付けに必要な資材も、ある程度最初に用意しておくとスムーズです。ゴミ袋や段ボール箱、ビニールひもやガムテープ、マスクや軍手など最低限必要な資材です。ゴミ袋などは、ゴミの種類や自治体の分別項目に応じて、分けて用意する必要があります。ゴミ袋類は思っている以上に消費するので、多めに用意しておいた方がスムーズです。

途中で資材が尽きてしまうと、「これ以上作業ができない」と手を止めてしまう理由にもなりかねません。

途中買い足しながらでもよいので、ある程度資材は自由に使える状態にしておくとよいでしょう。

 

まずは導線の確保から

部屋全体がゴミで埋まっている場合は、導線を確保することを優先して片付けていくことからはじめると効率的に片付けが進みます。「導線」とは通り道などのことを言います。

ゴミ屋敷の場合、ゴミで部屋中埋もれてしまい、足の踏み場がないことも珍しくはありません。まずは部屋から玄関までの通り道を作るよう、その導線上にあるゴミや大きなもの、扉の開閉を妨げているものなどを取り除くことが大切です。

そうすることで、片付け作業もスムーズに行えますし、片付けたものも屋外へ運び出しやすくなります。家全体がゴミであふれている場合は、玄関から先に片付けていくことをおすすめします。

 

迷わず捨てられるものを優先的に捨てていく

片付けるときはいるものを避けるのではなく、いらないものを手放していくことを優先して作業を進めるとスムーズです。たとえば紙ゴミや空のペットボトルなど、分別に迷いがなく捨てる以外の選択肢がないものなどを集めて捨てていく方法です。

目についたものを「いる」「いらない」と都度判断して作業を進めていくよりも、いらないものだけを集めてまとめていけば、悩む時間もかからずどんどん物を減らしていけるでしょう。

 

全体を片付けようとせずスポット別にすると負担が少ない

片付けを進める際は、全体的に片付けるよりも、スポット別に片付けていくのがおすすめです。たとえば「玄関」や「下駄箱」、「洗面台の上」や「机の上」など。

1か所でもきれいになれば、達成感も生まれ、モチベーションの維持にもつながります。

全体的にや層とするとなかなか変化が見られず挫折してしまいがちですが、スポット別に進めると少しずつでも目に見えてきれいになっていくので、順に進めていくことが大切です。

 

ゴミは少しずつ排出

数日にわたって片付けが必要になる場合には、一気にゴミを処分せずに少しずつ処分していくとスムーズです。まとめたゴミ袋は、そのままにしておくとさらにゴミが増えていくきっかけとなってしまうこともあります。

こまめに排出していき、少しずつでも部屋にある不用品の量を減らしていくことが大切です。自治体によっては、一度に大量のゴミを捨てられないところも多いので、排出日に応じて無理のない範囲でゴミの処分を進めていきましょう。

ゴミ屋敷を自力で片づける際の注意点

ゴミ屋敷を自力で片づける際の注意点

ゴミ屋敷の片づけを自力で行う場合、いくつか注意すべき項目があります。

場合によっては近隣トラブルに発展してしまうこともあるので、しっかりと確認の上で作業を進めることが大切です。

 

窓はできるだけ閉めた状態で作業を行う

お部屋がゴミ屋敷化してしまっている場合、気を付けたいのがニオイや害虫です。窓を開けて作業をすると、不快な臭いが外へ漏れ出てしまい、ご近所の方へ迷惑をかけてしまう場合もあります。またコバエなどが発生してしまっている場合にも、窓を開けてしまうことにより外部へ影響を与えてしまうこともあります。

真夏でエアコンなどが使えない場合などは難しいかもしれませんが、ニオイがきつい場合や虫が多く発生している場合には、窓を開けるのを控えるようにしましょう。

 

ゴミの処分は計画的に

ゴミ屋敷の片付けでまとめたゴミを処分する際は、自治体のルールに沿って排出することが重要です。たとえば粗大ゴミなどは、自治体によって1度に排出できる点数に制限があります。

また毎週回収に来てくれる可燃ゴミやプラスチック、ビン・かん・ペットボトルなどのゴミ収集も、日常生活で排出される量が基本です。引越しや片付けに伴う一時多量ゴミなどは、排出できないこともあるため、気になる場合は自治体に相談するようにしましょう。

自力でのゴミ屋敷片づけを成功させるには?

自力でのゴミ屋敷片づけを成功させるには?

部屋や家がゴミ屋敷と化してしまうまでには、何らかの理由や原因があったはずです。片付けたくてもなかなか片付かなかった背景なども、当然あるでしょう。自力でゴミ屋敷を片付けるために、どのようにすれば成功できるのかコツをお伝えします。

焦らず地道に手を動かすこと

何とか自力で片づけようと努力することはとても大切なことです。しかしあまりにも気負いすぎたり焦ってしまっては、途中で挫折してしまいかねません。

冷静な気持ちで客観的に部屋を眺め、手が付けられそうなところから順に、地道に作業をすることが一番の近道です。時間はかかるかもしれませんが、少しづつ作業を重ねて一歩ずつ片付けていくことが大切です。

できるだけ物は処分する

「これは売れそう」「まだこれは使えるかも」という気持ちで片付けを進めると、どうしても物を減らすことができなくなってしまいます。その結果がゴミ屋敷なのであれば、少しでも多くものを処分することを考えなければいけません。もちろん思い入れのあるものを無理に処分しましょうということではありません。

片付けを成功させるためには、「使っている物」は残し「使うかもしれないもの」は手放すことが大切です。なかなか手が進められないときは、どうでもよいものから順に処分していくようにし、迷うものは後で判断する流れにするとスムーズに片付けられます。

どうしても難しい場合はプロに依頼しよう!

自力でゴミ屋敷の片付けに成功すれば、人の目も気にすることなくコストを抑えて片付けられます。

しかしあまりにも深刻なゴミ屋敷の状態の場合、自力での片付けが困難なだけでなく、健康被害やけがなどのリスクも高まってしまいます。

このような場合は、できるだけ早くプロのゴミ屋敷片付け業者に片付け依頼をすることをおすすめします。

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お困りの際は、業者選びの参考にしてください。