この記事では、汚部屋を脱出するための断捨離の手順やコツについて解説します。
忙しい毎日を送っていると、いつの間にか服や物が散乱して汚部屋になることがありますが、掃除のポイントを知っていれば汚部屋も自力でキレイにできます。
キレイな状態を維持するためにどんな工夫ができるのか、ミニマリストの方が実践している方法も紹介しているので、ぜひ日々の生活に取り入れてください。
汚部屋脱却の道はすでに開かれています。
汚部屋の断捨離を自力でするための手順
闇雲に汚部屋を片付けようとすると、効率よく進まず途中で挫折してしまいます。
断捨離の手順を5つ解説するので、ぜひ実践してみてください。
玄関や通路からキレイにする
玄関・通路の収納スペースに入りきらず、ティッシュ・トイレットペーパー・洗剤などを周辺に置いたままであったり、まとめたゴミを処分せずに放置したままであれば、まずはそこから取り掛かりましょう。
汚部屋の断捨離を始めるときに、玄関・通路がキレイで動線が確保されていることは必要不可欠です。
玄関・通路がキレイになれば一時的なゴミの仮置き場ができるので、その後のゴミの運び出しもとてもスムーズになります。
頻繁に使う部屋から順番に片付ける
日々生活の中で使用度の高い部屋から優先的に片付けると、その部屋が持つ本来の快適な状態を実感しやすいメリットがあります。
キレイになったことが実感できればモチベーションが上がるので、断捨離や掃除に対するハードルもどんどん下がり、他の場所の掃除にスムーズに取り掛かれます。
明らかなゴミやいらないものをどんどん捨てる
飲みかけのペットボトル・空き容器・通販の段ボール・紙袋などは、汚部屋によく溜まっているゴミの代表格です。
これらのゴミをそのまま放置していると、ゴキブリやコバエなどの害虫が発生したり、嫌なにおいがする原因にもなりかねません。
特に暖かい時期になると、飲みかけの清涼飲料水用ペットボトルに侵入した微生物が炭酸ガスを発生させ、容器を破裂させることがあります。
眼を怪我したり骨折した事例もあるため、早いうちに処分しましょう。
使う・捨てる・保留の3つに物を仕分ける
断捨離をする際に使うもの・処分するものに瞬時に仕分けていくことはとても大切ですが、どうしても判断がつかないものは必ず出てきます。
しかし、そのときに絶対処分しなければいけないということはないため、悩むのであれば保留の箱に入れて数日間考えるというのもおすすめです。
自身の今の生活に合わせて不要なものを手放すことが大切なので、断捨離が一段落したタイミングで使うか処分するかをじっくり考えましょう。
必要なものを収納する
あまり使うことのないものであればカテゴリーごとにボックスにまとめて収納しても問題ありませんが、使用頻度の高いものは片付けやすさを基準に定位置を決めましょう。
いずれにおいても気を付けるべきなのは、収納場所に物をギュウギュウに詰めこまないことです。
収納力を無視して物を詰めると出し入れしづらくなり、使った後そのまま放置してしまいかねません。
ゆとりを持たせて8割程度までしか物を入れないように注意しましょう。
ミニマリストに倣う汚部屋の断捨離を効率的に進める5つのコツ
ミニマリストの方がどのように持ち物を最小限に保ち断捨離を行なっているのかという点に着目して、汚部屋の断捨離を効率的に進めるコツをまとめました。
本当にミニマリストの方のようになる必要はありませんが、その考え方をぜひ参考に断捨離に取り組みましょう。
捨てる基準を作る
ミニマリストの方の多くが、以下のような基準で物を処分すると決めていることがほとんどです。
- 1年間使わなかったもの
- 最後に使ったのがいつか分からないもの
- 処分するかどうか悩むもの
- 今の趣味・好みに合わないもの
- 理由もなく手元に置いているもの
- 買い直しができるもの
- 複数個あるもの など
使っていないもの、なくても困らないものは処分しても問題ありません。
捨てるかどうか悩むものは考える時間を一定期間設けながらも、それ以外のものはこれらの基準を参考に上手に処分しましょう。
収納スペースに収まるかを意識して物を減らす
断捨離するときは、収納スペースに収まる量まで物を減らせるとベストです。
タンス・キャビネット・クローゼットなど、使わないものやタンスの肥やしになっているものを処分すれば、本当に必要なものを収納できるようになります。
まずは現在の収納スペースのキャパシティを把握し、それに見合うように量を調整することを意識しましょう。
使用期限を過ぎたコスメは全て処分する
メイクが好きな方はついコスメを買い集めてしまいがちですが、コスメにも使用期限があるので、期限が切れたものは思い切って断捨離しましょう。
未開封で適切な環境下で保管していたものであれば使用期限は3年ほどですが、開封済みであれば酸化するため、大体1年以内には使い切らなければいけません。
劣化したものを使い続けると肌トラブルを招きかねないので、開封してから1年以上経つものは潔く断捨離することをおすすめします。
写真や書類はデータ化して保存する
思い出の詰まった写真や残しておきたい書類は、そのまま保管しておくとかさばるため、全てデータ化して管理するのが一番です。
アプリやスキャナーを使えば自宅でも簡単にできますが、最近ではカメラのキタムラなどでも写真・書類のデータ化サービスを提供しています。
量が多く自分では対応しきれないときは、これらのサービスを利用するのも一つの手です。
1日で断捨離を完了させようとしない
1日で全てのゴミや不用品を断捨離しようとすると挫折するので、数日に分けて少しずつ断捨離を進めましょう。
毎日少しずつ断捨離を行なうことで物を捨てる習慣が身に着くので、これまでの自分を見つめ直すきっかけにもなります。
部屋だけでなく心理的にも大きな効果が期待できるので、焦らずにじっくり取り組んでください。
断捨離の魅力やポイントについてはこちら!
汚部屋のレベルチェック
汚部屋の状態や特徴を3段階に分けて解説するので、自分の部屋が今どれくらいのレベルなのか確認しましょう。
レベル1:ゴミをまとめたり物を元の場所に戻せば片付く
多少服や物が散らかっていたとしても、元の場所に戻しさえすれば片付く程度であれば、汚部屋の可能性は極めて低いと言えます。
汚部屋レベル1の特徴を以下にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
- 使ったものを定位置に戻せていない
- 洗濯前後の服を片付けられていない
- 洗い物がやや溜まっている など
学校・仕事・育児・介護など何かと忙しい毎日の中で、部屋を片付ける余裕がなく散らかってしまうのはよくあることです。
30分~2時間あれば十分片付くレベルなので、散らかってきたと感じた段階で掃除すればキレイな状態を保てるでしょう。
レベル2:ゴミや物が散らかっているが日常生活に支障はない
寝食に支障がないとはいえ、レベル1と比較して部屋の中が物で散乱しているのであれば、このままいけば汚部屋になる可能性が高い状態と言えます。
汚部屋レベル2の具体的な特徴も確認しておきましょう。
- どこに何があるか把握できておらず、いつも何かを探している
- 辛うじて足の踏み場はあるものの、部屋の中で移動する際に何か踏む
- テーブル・ソファ・ベッドの上に物がたくさん置いてある など
この程度であればまだ自分で片付けられますが、キレイになるまでに数時間かかります。
しかし、この段階で部屋をキレイにしなければ汚部屋になってしまうので、週末などまとまった時間が取れるタイミングで徹底的に掃除しましょう。
レベル3:物が散乱していて足の踏み場がない
服や小物、ペットボトル・お弁当の空き容器・ティッシュなどのゴミが散乱していて床が見えないのであれば、既に汚部屋化していると考えられます。
汚部屋レベル3ではどのような特徴が見られるのか、併せてチェックしましょう。
- クローゼットやタンスから服がはみ出していて閉まらない
- 食べ残しがそのまま置いてある
- ベッドに寝るスペースがなく、適当に寝ている
- コバエが沸いている など
自力で片付けるのであれば数週間かかることも予想できるため、このレベルに到達したのであれば業者の力を借りるのが一番早いです。
除菌・消臭作業や害虫駆除などに特化している業者もあるので、ぜひ一度相談してみてください。
汚部屋を繰り返さないためにできること
最後に、汚部屋を繰り返さないためにどのようなことができるか解説します。
定期的に持っている物の量や収納状態を見直す
汚部屋化を防ぐために、自分が今何をどれだけ持っているかある程度把握し、適切に管理することはとても大切です。
定期的に物の量・収納状態を見直すことで、今の自分に必要ないものをその都度断捨離したり、より使いやすいように収納方法を工夫するようになるので、整理整頓された状態を維持しやすくなります。
収納スペースごとの見直しはもちろん、季節の変わり目や年末など節目節目でぜひ行いましょう。
なるべく物を買わない
物が増えることが汚部屋の原因になるのであれば、なるべく物を買わずに済むように工夫をしましょう。
例えば、日用品のストックであれば「〇個までしか置いておかない」と制限を設けたり、欲しいものがあってもすぐに買わずに一度自宅で考える時間を作ったりと、ちょっとしたことで購買衝動は抑えられます。
物を買わないことに慣れてくると、今持っているもので何とかなると思うようになるので、結果的に部屋の荷物も適正量を保てます。
時間を決めて部屋を片付けてリセットする
日常生活の中に片付ける習慣を組み込むことも、汚部屋を繰り返さない方法として非常に有効です。
出勤前・帰宅後・寝る前など自分の都合の良い時間帯に、5分でも片付けに取り組めば徐々に習慣づけられてきます。
例えば、出かける前にベッドメイクと着替えた服の片付けだけ済ませる、トイレに立ったついでにゴミをまとめる、寝る前にクイックルワイパーで簡単に床を掃除をするなど、5分もかからないことで汚部屋化を防げるのでぜひ試してください。
不用品回収業者に依頼する
汚部屋の片付けサービスを提供している不用品回収業者に依頼して、掃除を任せるというのも一つの手です。
定期的に業者に依頼すれば、自身の部屋の中で回収してもらいたい不要品がないか見直せる上に、掃除・片付けのサービスも利用可能なので、時間的・心理的負担を軽減しつつ部屋をリセットできます。
業者といえど人に部屋を見られることに抵抗がある方もいるかもしれませんが、最も最速で手間をかけずに汚部屋がキレイになるため、とても効率の良い方法だと言えます。
やってはいけない断捨離の方法についてはこちら!
汚部屋の断捨離のことなら「不用品回収受付センター」へ
汚部屋に不要なものを溜め込んだり、雑多な状態をいつまでも放置していると心身の健康に悪影響を及ぼすことも考えられるので、「片付けたい」「キレイにしたい」と思ったときにすぐ行動に移しましょう。
掃除自体が苦手だという方や、1人ではとても断捨離しきれないという方は、ぜひ「不用品回収受付センター」にご連絡ください。
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不用品の回収だけではなく、部屋の片付けや掃除、家具移動なども対応可能です。
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