テレビの処分や買い替えを考えたときに注意が必要なのが、テレビはごみとして捨てられず、原則として自治体も収集を行っていないという点です。
本記事では、テレビがごみとして捨てられない理由と適切な処分方法を紹介します。処分方法のメリット・デメリットを比較して、自分に合ったものを選びましょう。
テレビは粗大ごみとして捨てられない!
一般的に大型の家電・家具は粗大ごみとして回収されています。しかしながら、テレビは粗大ごみの対象外となっており、基本的に自治体は収集してくれません。
テレビは家電リサイクル法の対象品目
テレビは、家電リサイクル法の対象品目の1つで、使用されている部品や材料のリサイクルが義務付けられた家電です。資源の再利用と廃棄物の削減のため、原則として自治体がごみとして収集することはありません。処分したい場合は、法律に準ずる適切な方法を選択しないと違法行為になってしまいます。
テレビのほかに冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・衣類乾燥機・エアコンが家電リサイクル法の対象品目に指定されています。
処分時にかかるリサイクル料金・運搬料
家電リサイクル法では、メーカーに対してリサイクルの義務を課しており、消費者はリサイクルに必要な費用を負担するという役割を担っています。
よって、家電リサイクル法の対象家電を処分する場合、メーカーや製品ごとに設定されたリサイクル料金を支払う必要があります。テレビのリサイクル料金は、ブラウン管式テレビ大・小と液晶・プラズマ式テレビ大・小の4つに分けて設定されています。所有しているテレビの料金は、一般社団法人家電製品協会の「再商品化等料金一覧(家電リサイクル料金)」で確認できます。
そのほか、処分に際して運搬から業者に頼む場合、リサイクル料金とは別に運搬料金の支払いが必要です。運搬料は業者によって金額が決められているためさまざまですが、1,000~3,000円程度が一般的。
テレビの処分方法5選のメリット・デメリット
それでは具体的にテレビの処分方法についてみていきましょう。
- テレビ販売店・家電量販店での引き取り
- 指定引取場所への持ち込み
- リサイクルショップでの買取
- フリマアプリ・ネットオークションで売却
- 不用品回収業者への依頼
テレビ処分方法には、大きく上記の5つがあります。それぞれ特徴があるため、自分に合ったものを選びましょう。
テレビ販売店・家電量販店での引き取り
処分したいテレビを購入したお店や、新しいテレビを買い替える予定のお店に依頼すれば、テレビを引き取ってもらうことができます。家電量販店であれば、新しく購入しなくても利用できる引き取りサービスを提供しているとこも。
これは、家電リサイクル法で、テレビを販売する小売業者に対して、過去に販売した対象家電や買い替えに際して引き取りを求められた対象家電を収集・運搬する義務を課しているためです。
買い替える場合、新しいテレビの配達に合わせて古いテレビを引き取ってもらえるため、テレビを視聴できない期間ができず、手間なく処分を進められます。
指定引取場所への持ち込み
メーカーが指定する地域の指定引取所でも、古いテレビを引き取ってもらえます。近くの指定引取所は家電製品協会の家電リサイクル券センターの「指定引取場所検索」で確認できます。
指定引取所を利用する場合、リサイクル料金は郵便局の窓口で支払い、必要事項を記入ののち家電リサイクル券を入手。家電リサイクル券をテレビの右側面上部に貼り付け、指定引取所まで自分で持ち込みます。受付終了は、営業時間の30分前なので要注意。自身で持ち込むため、手間と時間はかかりますが運搬料金はかかりません。
自身での持ち込みが難しい場合は、自治体の許可を受けた一般廃棄物収集運搬業者運搬に収集運搬を頼むこともできます。業者に依頼するとプラスで運搬料金の支払いが発生します。
リサイクルショップでの買取
テレビは新品だと高価なものも多く、中古品にも需要があるためリサイクルショップで買い取ってもらえる可能性があります。
少額であっても値が付けば、リサイクル料金を払う必要はなく、手元にお金が残ります。日本メーカーの製造から5年以内の製品であれば買い取ってもらえる可能性があるため一度査定に出してみるのがおすすめです。
ただし、リサイクルショップには自身で持ち込まなければならないケースが多く、大きく重たいテレビをせっかく運んでも買取を断られることも。事前に電話などでメーカー・ブランドや型番を伝え、買取が可能か確認しておくのがおすすめです。
フリマアプリ・ネットオークションで売却
リサイクルショップのほかに、フリマアプリやネットオークションで売却することもできます。
年式や状態を問わずどのようなテレビであっても、出品自体は可能です。個人間での取引となるため、リサイクルショップで値が付かなかったテレビでも買い手が現れる可能性があります。
一方で、いつまで経っても買い手がつかず、処分が進まないということも。また、売れたとしても梱包・配送に手間と費用がかかります。そのほか、処分するよりも配送料が高くなったり、買い手とトラブルになったりすることもあるため、初めての人には少し難易度が高いといえます。
不用品回収業者への依頼
もっとも手間がかからずスムーズに処分できるのが、不用品回収業者への依頼です。
不用品回収業者は、最短で依頼当日に回収を頼めるほか、早朝・深夜に対応してくれるところもあるため、気軽に利用しやすいのが特徴です。テレビ以外の家具・家電の回収・処分も可能なので、引っ越しや断捨離の際にも利用しやすいでしょう。
ただし、不用品回収業者に依頼するとリサイクル料金と運搬料金のほかに、車両代または出張費用がかかります。テレビだけを処分するのであれば、割高になりやすい方法なので、ほかにも捨てたいものがある場合に利用するのがおすすめです。
テレビを回収してくれる不用品回収業者3社
今回は、下記の3社をご紹介します。
- 粗大ゴミ回収本舗
- 粗大ゴミ回収サービス
- 不用品回収アース東京
それぞれサービス内容や料金目安をみていきましょう。
粗大ゴミ回収本舗
粗大ゴミ回収本舗は、テレビに取り上げられたことのある人気の不用品回収業者です。テレビのほかにも1.5㎡程度に収まる量の不用品がある場合は、お得なパックプランのSバックがおすすめです。さらに、要望に合わせた定額プランを組めたり、初回利用でも6点以上の引き取りで割引対象となったりと、お得にテレビを処分できます。
また、独自のネットワークにより、24時間作業可能で、最短で30分程度で到着。急ぎで処分したいという方に向いているといえるでしょう。
料金目安 |
|
受付時間 |
8:00~24:00(年中無休) |
対応エリア |
東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県 |
支払い方法 |
現金・クレジットカード・銀行振込 |
公式サイト |
https://one-up-life.com/ |
粗大ゴミ回収サービス
粗大ゴミ回収サービスもテレビでも取り上げられ、サービスの質に定評がある不用品回収業者です。
分別・袋詰め・搬出からすべて任せられるうえ、トラックへの積み放題のプランもあるため、不用品回収以外にも引っ越しや断捨離、ゴミ屋敷の清掃にも活用できます。さらに、買取にも対応しているため、製造から3~5年以内のテレビであれば、査定から依頼するのがおすすめです。
料金目安 |
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受付時間 |
8:00~24:00(年中無休) |
対応エリア |
埼玉県・東京都・神奈川県・千葉県 |
支払い方法 |
現金・クレジットカード・銀行振込 |
公式サイト |
https://eco-life-smile.com/ |
不用品回収アース東京
年間対応件数が5万件以上という実績を持つ不用品回収業者です。回収作業をすべて自社の専門スタッフが行うところが特徴。買取にも対応しているため、売れそうなテレビの場合は、査定からお願いするのがよいでしょう。
また、カゴ車に載る程度の不用品をまとめて引き取ってくれるミニパック(小)があり、料金もリーズナブル。軽トラに載せるほどの量はないが、複数点の不用品を処分したいという場合の利用がおすすめです。
料金目安 |
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受付時間 |
8:00~24:00(年中無休) |
対応エリア |
東京都 |
支払い方法 |
現金・クレジットカード・スマホ決済 |
公式サイト |
https://one-up-life.com/ |
テレビをお得に処分できる業者をお探しなら不用品回収受付センターをチェック!
本記事では、テレビの処分方法について詳しく解説しました。テレビは粗大ごみとしてごみ収集に出すことができないため、家電量販店や不用品回収業者に引き取ってもらったり、指定引取所に持ち込んだりする必要があります。
不用品回収受付センターでは、利用者様の評価をもとに、信頼できる不用品回収業者を紹介しています。「テレビをできるだけ早く処分したい」「処分したいものが他にもある」「格安の不用品回収業者を探したい」という方は、ぜひ比較してみてください。