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引っ越し時の家電処分方法8選!注意点や買取査定を高くするコツ

引っ越し時の家電処分方法について解説します。

引っ越し時の家電処分方法はさまざまあり、状況によって方法を使い分けるとトータルコストを抑えることができます。

ここでは、引っ越し時の家電処分方法とあわせて、処分時の注意点や買取査定を高くするコツなども解説します。

また、こちらでは、幅広い不用品を回収してくれる優良な不用品回収業者をご紹介しています。すぐに安心して依頼できる不用品回収業者を見つけたい方は参考にしてみてください。

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引っ越し時の家電処分は家電リサイクル法に注意

引っ越し時に家電処分を行う際には、家電リサイクル法に注意が必要です。

家電リサイクル法とは

  • エアコン
  • テレビ
  • 冷蔵庫
  • 洗濯機(乾燥機)

といった家電4品目を適正に処分するための法律です。生産、流通、販売ルートでの回収が義務付けられています。

そのため、家電4品目を処分する際には、家電を製造するメーカー、家電を販売している小売業者などで消費者がリサイクル料金を支払って処分する必要があるのです。

引っ越しで処分したい家電に家電4品目が含まれる際には、粗大ゴミとして排出はできないので、注意しましょう。

小型家電なら無料回収ができる

小型家電の一例 携帯電話、携帯音楽プレーヤー、携帯ゲーム機、デジタルカメラ
卓上計算機、電話機、電気カミソリ、ドライヤー
リモコン、ACアダプター、カーナビ など

引っ越しで処分する家電に小型家電が含まれる場合は、小型家電リサイクル法に従って処分することができます。

小型家電リサイクル法とは、スマートフォンや携帯ゲーム機などに含まれるレアメタルのリサイクルを目的とした法律で、対象となる小型家電であれば無料回収できるのです。

処分方法は以下のようなものが挙げられますが、回収する品目は自治体によって異なっています。処分時には地域の取り組みを確認しましょう。

  • ボックス回収:公共施設等に設置された回収ボックスによる処分
  • ステーション回収:ゴミ収集場所で資源回収して処分

引っ越し時の家電処分方法8選と費用相場

不用品回収業者

ここでは、引っ越し時の家電処分方法8選と費用相場を解説します。

なお、引っ越し時の家電に家電4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機)が含まれる場合には、基本的に家電リサイクル料金(リサイクル料金+収集運搬費)が必要になるので、念頭に置いておきましょう。家電リサイクル料金は概ね以下の通りです。

対象家電製品 家電リサイクル料金
エアコン 990円
テレビ(液晶・プラズマ式・15型以下) 1,870円
テレビ(液晶・プラズマ式・16型以上) 2,970円
冷蔵庫・冷凍庫(170L以下) 3,740円
冷蔵庫・冷凍庫(171L以上) 4,730円
洗濯機・衣類乾燥機 2,530円

※別途、収集運搬費が必要

引っ越し時の買い替えで家電処分

引っ越し時の買い替えで家電を処分する方法は、ポピュラーです。

新しい家電を購入した家電量販店で古い家電を引き取ってもらえるので、手間がかからないのが大きなメリットといえるでしょう。

なお、家電処分時には収集運搬費が必要で、料金は概ね以下の通りとなっています。

  • 家電量販店:約650円~700円
  • 地域小売店:約2,000円~2,600円

引っ越し時に家電の購入店で処分

引っ越し時に、過去の購入店で家電処分を行うこともできます。

特定の家電を処分する際にはメリットがありますが、購入した店舗を調べる必要があるのは、やや面倒な作業になるかもしれません。

なお、家電処分時の収集運搬費は以下の通りで、買い替え時よりも高めに設定されています。

  • 家電量販店:約2,300円~2,500円
  • 地域小売店:約2,500円~3,000円

引っ越し業者で家電処分

引っ越し業者に家電処分を依頼することも可能です。

引っ越しのタイミングで家電を処分でき、重い家電でも搬出を任せられるメリットがありますが、収集運搬費を含むと、家電リサイクル料金は高くなる傾向があります。

なお、引っ越し業者によっては、家電の買取にも対応可能です。

主な引っ越し業者の家電リサイクル料金

主な引っ越し業者の家電リサイクル料金は以下の通りです。

引っ越し業者 家電リサイクル料金(収集運搬費含む) 買取の有無
サカイ引越センター エアコン:3,990円~
テレビ:4,320円~5,970円
冷蔵庫:6,740円~7,730円
洗濯機・乾燥機:5,530円~
アーク引越センター エアコン:5,900円~(取り外しは別途4,000円)
テレビ:6,200円~
冷蔵庫:13,000円~
洗濯機・乾燥機:6,300円~
アリさんマークの引越社 エアコン:7,000円~8,000円
テレビ:約6,000円
冷蔵庫:9,000円~10,000円
洗濯機:6,000円~7,000円
日本通運 1点につき8,000~12,000円
※サイズやその他作業発生時には追加料金あり

不用品回収業者で家電処分

引っ越し時の家電処分は、不用品回収業者にも依頼できます。

家電の搬出から処分まで任せることができ、その他の不用品も処分できるメリットがありますが、処分費は高くなる傾向があります。

なお、不用品回収業者の家電リサイクル料金は以下の通りです。

品目 回収料金相場
液晶テレビ 2,000円~5,000円
冷蔵庫 3,000円~5,000円
洗濯機 3,000円~6,000円

単品での回収も行えますが、軽トラック積み放題プランといったお得な定額プランも用意されているので、家電をまとめて処分する際には検討してみることをおすすめします。

自治体の委託業者で家電処分

各自治体の委託業者でも、引っ越し時の家電処分を行うことが可能です。

申込みは家電リサイクル受付センター(東京都の場合)で行っており、回収時に収集運搬費を含む家電リサイクル料金を支払います。

参考までに、東京都の家電リサイクル受付センターの収集運搬費をまとめました。

対象家電 収集運搬費
エアコン 3,157円
テレビ(15型以下) 2,618円
テレビ(16型以上) 2,750円
冷蔵庫(170L以下) 3,157円
冷蔵庫(171L以上) 3,157円
洗濯機・衣類乾燥機 3,157円

指定集積所に搬入し家電処分

各自治体の指定集積所に自己搬入することでも、引っ越し時の家電を処分が可能です。

家電リサイクル料金は必要ですが、収集運搬費は必要ありませんので、お得に処分できるメリットがあります。

指定引取場所で家電を処分する手順は、以下の通りです。

  1. 郵便局で家電リサイクル券の購入
  2. 家電リサイクル券・家電一式を指定集積所に持ち込み、処分

自治体で粗大ゴミとして家電処分

引っ越し時に処分する家電の中に、家電4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・乾燥機)が含まれないのであれば、自治体で粗大ゴミとして処分が可能です。

自治体で家電を粗大ゴミとして処分する方法は、以下の通りです。

  1. 粗大ごみ収集受付センターへ申し込み
  2. 「粗大ごみ処理手数料券」をコンビニやスーパー、郵便局などで購入
  3. 指定された日時・収集場所に排出して処分

リサイクルショップで家電処分

製造年式が5年以内の家電であれば、リサイクルショップで買取処分することも可能です。

買取での家電処分なので家電リサイクル料金が不要で、現金化できるメリットがあります。

引っ越し時のどのタイミングで家電処分するのが良い?

引っ越しタイミング

家電処分は、引っ越し時の買い替えのタイミングで行うと、引っ越し直前まで家電を使用できるので便利です。

引っ越し当日に新居まで直接配送してもらえば、古い家電と入れ替えで処分できるので、有効な方法といえます。

しかし、テレビなどの家電の場合は問題ありませんが、冷蔵庫や洗濯機の場合は、処分時に中身を空にしておいたり、水抜きを行ったりしなければならないので、あまり現実的とはいえません。

そのため、引っ越し時に家電処分を行う際には、引っ越しの1ヶ月前にどの方法で処分するか計画をたて、1週間~3日で処分の準備を行うと良いでしょう。

引っ越し時の家電処分の注意点

くらしのマーケット引っ越し注意点

引っ越し時の家電処分は、処分する品目によって事前準備が必要になります。

ここでは、引っ越し時の家電処分の注意点に関して解説します。

冷蔵庫の処分時の注意点

冷蔵庫を処分する際には、水抜き霜取りを行う必要があります。

1週間前から徐々に冷蔵庫・冷凍庫の中身を空にするようにし、少なくとも処分日の2日前に電源を切り、霜取りを行いましょう。

霜取りは冷蔵庫の扉を開け、およそ15時間放置すれば完了します。床が水浸しになる可能性もあるので、タオルを敷いておくと安心です。

霜取り完了後は水抜きを行います。冷蔵庫の蒸発皿の水を抜くので、蒸発皿の位置を確認しておきましょう。

蒸発皿の位置はメーカーによって異なるので、取扱説明書に従って水抜きを行うと確実です。

洗濯機を処分する際の注意点

洗濯機を処分する際には、水抜きを行いましょう。

給水ホースおよび排水ホースの水抜きを行っておかないと、引っ越しの際に床や荷物が水浸しになってしまうからです。

給水ホースの水抜きの方法は以下の通りです。

  1. 給水栓を閉める
  2. 洗濯機の電源を入れ、スタートボタンを押す
  3. 30分程度待って電源を切る
  4. 給水ホースを外し、水を抜く

続いて排水ホースの水抜き方法です。

  1. 洗濯機の電源を入れ、脱水コースを選びスタート
  2. 排水ホースを抜き、水を抜く

なお、洗濯機を撤去する際には、排水エルボーに注意が必要です。排水エルボーは洗濯機の付属品ではなく、物件の備品なので、返却を求められることがあります。

家電の買取査定を高くするコツ

引っ越し時に家電をリサイクルショップなどで買取してもらうと、家電リサイクル料金を抑えられるので、お得に処分することができます。

買取の際の高額査定をしてもらうために、以下のポイントを抑えておくことをおすすめします。

家電の製造年式の確認

引っ越し時に家電をリサイクルショップなどで買取処分する場合には、製造年式の確認を行っておくことが重要です。

概ね製造年式5年以内の家電が買取対象となりやすいので、製造年式の確認のうえショップに買取可能か確認しましょう。

なお、製造年式の記載場所は以下の通りとなっています。

大型家電品目 製造年式の記載場所
テレビ 本体の背面
エアコン 本体の下面または側面
洗濯機(衣類乾燥機を含む) 本体の背面・側面、もしくは蓋を開けた内側
冷蔵庫(冷凍庫を含む) 扉を開けた内側

家電の付属品の確認も忘れずに

引っ越し時に家電を買取処分する際には、付属品の確認を行いましょう。

付属品が欠品している状態だと、減額の対象となるので予め確認しておく必要があります。

なお、付属品の確認を行う際には、漏れがないように取扱説明書等で確かめておくと確実です。

家電の使用環境の確認

引っ越し時に家電の買取依頼を行う際には、家電の使用環境も重要なポイントとなります。

特に洗濯機の場合は、物件の間取りの構造上、ベランダといった屋外に設置しなければならないこともあるでしょう。屋外で使用しているケースだと買取の対象外となるのがほとんどです。

そのため、屋外で使用している家電を処分する際には、別途他の処分方法を検討しましょう。

処分する家電は清掃を行っておく

引っ越し時の家電処分をリサイクルショップなどの買取で行う際には、処分する家電の清掃を行っておきましょう。

清掃しておくと、買取査定を高くできる可能性があるので、よりお得に家電を処分することができます。

家電清掃時のポイント

家電別の清掃方法は、以下のようなポイントが挙げられるので、実践してみることをおすすめします。

品目 清掃方法
冷蔵庫 ・外部は万能クリーナーなどで拭き掃除
・仕切り、サイドポケット、製氷皿などは食器用洗剤で水洗い
・カビ汚れなどはキッチン用の塩素系洗剤で除去
・背面の基盤部位には、ラジエーターやマイコンなどがあるので水で濡らさない
洗濯機 ・洗濯機は丸洗いが可能なので、スチームクリーナーを使うと便利
・洗濯槽の裏側清掃のため、カビ取り剤を使用する
・洗濯機の蓋や洗剤投入口は綿棒や歯ブラシで清掃すると便利
テレビ ・液晶専用のクリーナーを使用すると効果的
・アルコール系クリーナーは変色の可能性があるので注意
・テレビ裏のホコリは、柔軟剤入りの水に浸し固く絞ったタオルで拭くと効果的

引っ越し時の家電処分でお困りの方は

使い分け

引っ越し時の家電処分方法について解説しました。

引っ越し時の家電処分方法はさまざまあるので、状況によって自分に最適な家電処分方法を選ぶことが重要です。

また、家電処分時の注意点や買取査定を高くするコツを押さえておくと、よりスムーズに引っ越し時の家電処分を行えます。

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2023/09/21 21:23(木) 現在「お客様が選んだNo.1業者」