本記事では、炭酸ガスのカートリッジの捨て方を詳しく解説します。
炭酸ガスのカートリッジはソーダストリームをはじめ、水槽やアクアリウムなど幅広いものに使用されていますが、捨てる際は危険が伴うため注意が必要です。
特に、未使用のものなどは中にガスが残っており、引火や爆発のリスクもあります。
今回は、基本の捨て方とともに安全に捨てられるおすすめの方法もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
炭酸ガスのカートリッジの捨て方
まずは、炭酸ガスのカートリッジの基本の捨て方を3つ紹介します。
正しい捨て方を知り、安全に炭酸ガスのカートリッジを捨てましょう。
製造メーカーや販売元に返却する
炭酸ガスのカートリッジは、基本的に製造メーカーや販売元に返却する必要があります。
特に、ソーダストリームなどに使われている「高圧ガス製品」は、法律によって原則として製造・販売した事業者が処理しなければなりません。
例として、ソーダストリームのカートリッジを返却する手順を紹介します。
ソーダストリームの場合は、カートリッジを返却することで1つあたり300円の代金が返却されます。
中身のあるものであっても返却可能ですが、他メーカーのものは受付不可です。
あくまでも、自社製品に限って回収を行なっており、他メーカーのものを送ると着払いで返送されてしまいます。
ソーダストリーム本体の回収もしていないので、利用する際は注意してください。
着払いでカートリッジや本体が返送されてしまうと、余計な費用が発生してしまいます。
自治体のルールに従って捨てる
自治体によっては、炭酸ガスのカートリッジをゴミとして捨てられるところもあります。
横浜市では、美容・飲料水用等の小型のものであれば、「小さな金属類」として捨てることが可能です。
ただし、メーカーなどで回収が義務化されているものについては、回収に応じていません。
調布市では横浜市と同様、小型のもの(ミニガスカートリッジ)であれば「有害ごみ」として捨てられます。
中身を使い切ったことを確認し、高圧ガス保安法の適用品でないものに限り、ルールに従って捨てましょう。
大磯町など回収を一切行わない自治体も多くあるため、ゴミとして捨てたいときはお住いの地域のルールを必ず確認してください。
専門の業者に回収を依頼する
炭酸ガスのカートリッジを手軽かつ安全に捨てたいときは、専門の業者に回収を依頼するのがおすすめです。
不用品回収業者などのプロに依頼すれば、危険性の高いカートリッジであっても安全に処理してくれます。
また、炭酸水メーカーや水槽などを一緒に捨てたいときでも、同時に回収してもらうことができるため、非常に便利です。
家電・家具などサイズの大きい粗大ゴミも一括で引き取ってくれるので、手間をかけずに家をスッキリさせられます。
捨て方が分からないときや分別などが面倒に感じてしまうときは、不用品回収業者などプロの業者への依頼を検討しましょう。
炭酸ガスのカートリッジが使われているもの
炭酸ガスのカートリッジが使われているものは、主に以下の4つです。
- アクアリウム
- 自転車競技
- ソーダストリーム
- 二酸化炭素消火器
それぞれの使われているカートリッジの種類や扱いについて、詳しく見ていきましょう。
アクアリウム
アクアリウムを楽しむ際、水草を育てるのに炭酸ガスのカートリッジ(テトラボンベ)を使用します。
小さめのサイズのものが多く、カートリッジの種類によっては自治体のゴミに捨てられる可能性がありますが、ガスが残っていないことなどを必ず確認しましょう。
種類によっては、メーカー回収が必要なものもあります。
自転車競技
自転車競技をしている方の中には、炭酸ガスのカートリッジで空気を入れている方もいるでしょう。
携帯空気入れなどとして使われており、多くの製品が小さめのサイズです。
アクアリウム用と同じく自治体のゴミに捨てられるケースもありますが、扱いには十分に注意してください。
また、サイズの大きいものや高圧ガス保安法の対象製品は原則として自治体では捨てられません。
ソーダストリーム
炭酸ガスのカートリッジの中でもメジャーなのが、ソーダストリームなどの炭酸水メーカーに使われているものです。
多くの製品が「高圧ガス製品」となり、メーカーでの回収が義務付けられています。
ソーダストリームを扱う会社のほか、ドリンクメイトなどもカートリッジの交換・回収を受け付けています。
いずれも取り扱いには気を付け、事故のないように捨ててください。
二酸化炭素消火器
炭酸ガスのカートリッジが使われているアイテムの1つに、二酸化炭素消火器があります。
二酸化炭素消火器には、電気絶縁性に優れる二酸化炭素が含まれており、経年による劣化が少ないことで人気を集めている製品です。
消火器は一般的にリサイクルが義務付けられているため、決められた方法で捨てる必要があります。
不用品回収業者など、プロの業者に依頼すれば種類に関わらず、炭酸ガスのカートリッジを安全に回収可能です。
もちろん、消火器としても回収できます。
炭酸ガスのカートリッジを捨てる際の注意点
炭酸ガスのカートリッジを捨てる際の注意点は、以下の3つです。
- 未使用品は中にガスが残っている
- 使用済みも引火に気を付ける
- 気温が高い場所に保管しない
それぞれの内容を詳しく解説します。
未使用品は中にガスが残っている
未使用の炭酸ガスのカートリッジは、中にたくさんの炭酸ガスが残っており、扱いに気を付けなければなりません。
圧力がかかると爆発したり、周囲のゴミに引火したりするため、大きな事故につながるケースも多々あります。
使っていないカートリッジについては、メーカーや専門の業者へ回収の依頼をしましょう。
不用品回収業者に依頼すれば、カートリッジの種類や使用の有無に関わらず、一括で回収してくれるので非常に便利です。
使用済みも引火に気を付ける
使用済みも炭酸ガスが残っている可能性があり、引火に注意が必要です。
自治体で回収できないと決められているにも関わらず、間違えてゴミに出してしまうと収集時に引火する危険があります。
引火や爆発が起きれば、重大な事故となってしまうでしょう。
ゴミ収集の作業員や車への被害も大きくなると考えられるため、気軽な気持ちで捨てないようにしてください。
気温が高い場所に保管しない
炭酸ガスのカートリッジは、気温の高い場所に保管しないでください。
特に、高圧ガス保安法の対象製品となっているものについては、法律でも「高圧ガスの容器は40℃以下の風通しの良い所に保管する」と定められています。
気温が高いところに放置するとカートリッジが熱を持ち、中身も温度が上がって圧力が上昇してしまいます。
その結果、爆発などの事故につながることもあるので、できるだけ気温の低い場所で保管しましょう。
夏場は室内でも40℃を超える場所もあるため、風通しの良い場所や日陰を狙って置くことを意識してください。
炭酸ガスのカートリッジはいつ捨てる?
ここでは、炭酸ガスカートリッジを交換する目安や使用期限について解説します。
いつ捨てれば良いのか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
炭酸ガスのカートリッジを捨てる目安
炭酸ガスのカートリッジを捨てるのは、中身を完全に使い切った後です。
使いかけの炭酸ガスのカートリッジは中にガスが残っているので、完全に使い切ってから捨てましょう。
例えば、ソーダーストリームなどの炭酸水メーカーを使用している場合、明らかに炭酸が弱くなっていれば交換時期です。
炭酸ガスのカートリッジには中に含まれるガスの量が記載されているので、使い始めの重さを測っておけば、常に残りのガスの量を把握できます。
炭酸ガスのカートリッジの使用期限
炭酸ガスのカートリッジの使用期限は、1~2年ほどとされています。
製品によって定められている使用期限が異なるので、取扱説明書などを読んだ上で捨てるタイミングを見極めましょう。
期限の切れたカートリッジは品質が保証されないだけでなく、安全性も確保できません。
使用した際にガスが漏れたり、思わぬトラブルにつながったりするケースもあるので、期限が切れているものは早めに捨ててください。
未使用、使用済みに関わらず炭酸ガスのカートリッジを捨てたい場合は、不用品回収業者への依頼がおすすめです。
炭酸ガスのカートリッジを安全に捨てるなら「不用品回収受付センター」へ
今回は、炭酸ガスのカートリッジの捨て方を詳しく解説しました。
炭酸ガスのカートリッジはゴミとして捨てるのが難しく、自治体によっては回収不可としているところもあります。
また、高圧ガス保安法の対象製品の場合は、決められた方法で捨てなければなりません。
手間をかけず、安全にカートリッジを捨てたいと考えている方は、ぜひ「不用品拐取受付センター」へご相談ください。
プロのスタッフが安全に回収し、法律に則った方法で処理します。
炭酸ガスのカートリッジを使用して炭酸を作る炭酸水メーカー本体、アクアリウム用の水槽なども一緒に回収可能です。
最短即日で駆けつけて回収してくれるので、急いで捨てたい方にも向いています。
見積もり・キャンセル・出張費用はかからず、仲介手数料も発生しないので、気軽にお問い合わせください。