本記事では危険で後悔につながる断捨離の特徴を解説します。
物を捨てたり、部屋を片付けたりするのに役立つ断捨離ですが、無計画のまま始めると大切な物や自分の生活スタイルを失う危険性があります。
断捨離には良くも悪くも生活を大きく変える力があるため、自身と対話しながら慎重に実施することが重要です。
この記事では、断捨離がもたらすリスクや注意点、危険な断捨離を回避するポイントを解説するので参考にしてください。
【危険】勢いで断捨離することによるリスクや注意点
部屋が散らかっていると感じた時や、物を減らしたいと思った時、勢いで断捨離を始めてしまうケースがあります。
しかし、計画を立てないまま行う断捨離は、部屋が逆に散らかったり、必要以上に物を処分しすぎてしまったりする危険なリスクがあるのです。
ここでは、勢いで断捨離を開始するとどのような問題が起きるか解説します。
必要な物まで処分してしまう
断捨離を勢いで始めることの大きなリスクが、必要な物まで処分してしまうことです。
たくさんの物を扱う断捨離では、残しておくべき物が不用品に混ざり、気づかないまま捨ててしまうことがあります。
ゴミ収集の後は取り戻せないため、後悔しない断捨離を行うには事前に必要な物を避難させておく必要があります。
また、断捨離では「季節物」の取り扱いにも注意しなければなりません。
たとえば夏の断捨離で冬物の服を見つけると、「今は着ない」といった理由で手放すケースがあります。
高い確率で使う可能性がある物を手放すと、必要な季節にお金を出して再び購入せざるを得なくなり非効率といえるでしょう。
処分を進めると部屋が広くなり気持ち良いですが、その時の感情に任せてあれこれ捨ててしまうと後悔する断捨離につながります。
必要な物まで捨ててしまうリスクを回避するには、判断基準と計画性を持って断捨離を始めることが重要です。
逆に部屋が散らかり住みにくくなる
勢いで断捨離を行うと、部屋を綺麗に片付けるつもりが逆に部屋を散らかしてしまうことがあります。
断捨離では、持っている物が本当に必要か判断するために「持っている物を収納からすべて取り出す」という過程が最初に必要です。
しかし、この過程は物の選別だけで時間や体力を浪費しやすいため、不用品を処分する過程までなかなかたどり着けません。
処分まで終えられないと生活スペースに不用品が溢れかえり、一時的に息が詰まるような住みにくい部屋になってしまうのです。
また、一度部屋が散らかると次に手を付けるべき部分がわからなくなり、断捨離のモチベーションが低下する恐れもあります。
収納に物を詰め込んでいる場合は、ラックやタンスごとに断捨離していくなど、順序立てて作業を進めるのがおすすめです。
一日で終わらず断捨離が長引く
物が多ければ多いほど断捨離は長引きます。
勢いで断捨離を開始したものの、想像以上に物が多かったり選別に時間がかかったりすると、想定通りに作業を終えることはほぼ不可能です。
特に、一日で終わらないような断捨離を仕事前日に始めると片付けが終わらないまま平日を迎えることもあります。
仕事終わりに部屋に溢れた不用品を片付けるのも現実的ではないため、結局次の休日まで物を出しっぱなしの部屋で生活することになってしまうのです。
散らかっている部屋では、仕事で疲れた心身をしっかり癒やすことも難しいでしょう。
目についた場所から無計画に断捨離するより、曜日ごとに対応する場所を決めた方が結果的に短い期間で部屋を片付けやすくなります。
後悔につながる逆効果の危険な断捨離とは?
断捨離を行う目的や、立てた計画によっては片付けが上手くいかず、後悔につながる可能性があります。
特に、周りに影響を受けて行う断捨離は危険で、片付けの失敗やモチベーションが低下するきっかけになりかねません。
ここでは、部屋を片付けるつもりが、逆効果になってしまう断捨離について解説するのでご参考にしてください。
ストレス解消のための断捨離
ストレス解消を目的とした断捨離は、本当に不要な物を捨てるための行為としてはあまりおすすめできません。
「物を捨ててスッキリしたい」という状態で勢いに任せた断捨離をすると、本来残しておくべき物まで手放してしまう可能性があります。
特に思い出の品や必要な書類、高価な物を処分すると、同じ物を取り戻すのに時間がかかったり、もう二度と手に入らなかったりする恐れもあるでしょう。
部屋に散らばっている物をどんどん捨てることは一時的に開放感をもたらしますが、長い目で見ると後悔につながりやすい行為です。
やろうとしている断捨離は物を減らすためなのか、それともストレス解消のためなのか冷静に判断することが大切です。
完璧を求めすぎる断捨離
断捨離初心者の場合、最初から完璧な断捨離を求めると挫折を味わうことになりかねません。
断捨離では「持っている物をすべて把握する」「スピーディーに必要性を判断する」といった複数の過程をこなす必要があります。
これらの作業は体力や精神力を要するため、持ち物が多ければ多いほど一日で終えることは困難です。
しかし、断捨離の難易度を知らないまま完璧な部屋作りを目標に作業すると、たくさんの過程によって断捨離の終わりが見えず途方に暮れてしまうのです。
理想通りの断捨離ができなかったことを失敗だと捉えてしまうと、片付けに苦手意識を持ったり、自己肯定感が下がったりする恐れもあるでしょう。
そのため、初めて断捨離を行う場合は小さな目標を少しずつ達成していく方法で片付けを進めるのがおすすめです。
一朝一夕で終わらせようとせず、毎日の積み重ねが理想の部屋の実現につながると考えましょう。
SNSの影響を受けすぎた断捨離
SNSで発信されている情報に影響を受けすぎると、自分の生活スタイルを崩す可能性があります。
綺麗に片付けられた部屋の写真は非常に魅力的で真似したくなるものです。
しかし、何でも同じように真似すると、自身の生活に必要な物まで手放してしまったり、趣味や楽しみを自ら制限してしまったりする恐れがあります。
「持ち物を減らすこと」より、「自分が生活しやすい環境を作ること」を最終目標とした断捨離をする方が、後悔する可能性は下げられるでしょう。
危険な断捨離を避けるためのポイントを解説
危険で後悔しやすい断捨離を避けるためのポイントを解説します。
断捨離の難易度を下げて、理想の部屋を実現するのにも役立つ点を紹介しているのでご参考にしてください。
断捨離を実行する理由を考える
断捨離をする理由によっては、逆に部屋を散らかしてしまったり、精神的な疲れにつながったりする可能性があります。
断捨離を後悔しないためにも、作業前は必ず断捨離する理由を明確にするのがおすすめです。
【後悔につながる断捨離の理由一例】
- 気分転換したい
- ストレスを解消したい
- SNSを真似したい
- 人生を変えたい
これらの理由で断捨離を行うと、一時的な感情で根拠なく物を捨てすぎてしまいかねません。
また、作業が進まず逆に部屋が散らかるなど、断捨離によって住みにくい生活環境を作ってしまう恐れもあるでしょう。
「日々の掃除の時間を短縮したい」「物を失くす頻度を減らしたい」など、具体的な目的を持つことが後悔しない断捨離に必要です。
場所ごとに断捨離を進める
生活スペースを維持したり、必要な物を誤って処分したりするのを避けるには、断捨離を計画的に進めることが重要です。
たとえば、クローゼットなら衣類から、リビングなら本棚から、といったように範囲を限定して作業すれば混乱せず作業を続けやすくなります。
また、作業が小分けになると終わりが見えるようになり、モチベーションを維持しやすいのも計画的な断捨離を行うメリットです。
複数の部屋の断捨離を並行するのは、不用品の処分基準を曖昧にするだけじゃなく、体力が尽きることで中途半端な状態での放置につながる可能性もあります。
断捨離を無理なく続けるためにも、小さなタスクを積み重ねる意識で取り組むのがおすすめです。
物を捨てる前に保管期限を設ける
必要な物を誤って処分するのが不安な場合は、捨てると判断した物を一定期間保管しておくのがおすすめです。
専用の箱や袋に移して別の場所に保管していれば、物をなくしたことに気づいた時にすぐに取り戻せます。
また、いらないと思って捨てた物の必要性をあらためて認識できるため、残しておくべき物の判断基準を作るのにも役立つでしょう。
1ヶ月〜2ヶ月程度を保管期間とすれば、物をなくしたことに気づけるうえに、生活スペースを占領しすぎることもありません。
重要な物を捨てる時は誰かに相談する
強い思い込みや独断で処分を進めると、後々トラブルにつながる恐れがあります。
重要なアイテムを捨てる場合は家族や信頼できる相手に相談し、客観的な視点で物の価値や必要性を判断するのが良いでしょう。
特に書類や貰い物、家族などと共有している物は複数人で処分するか否か決めるのがおすすめです。
周囲の意見を参考にして作業すれば、効率的で後悔しない断捨離が可能となります。
安全かつ希望通りの断捨離なら「不用品回収受付センター」にお任せ
安全かつ、希望通りの断捨離を行いたい場合は「不用品回収受付センター」にご相談ください。
不用品回収受付センターでは、断捨離のサポートや大量の不用品回収が可能な業者をお客様の希望に合わせて紹介しています。
依頼方法は「無料一括お見積り相談」で回収品や依頼エリアなどを入力いただくだけです。
全国約1,000社のなかから最大5社をピックアップし、一括見積もりを行ったうえでご紹介するので、各業者に連絡する手間を省くこともできます。
また、業者の評判は他のお客様が投稿したサイト内口コミを通して調べることも可能です。
業者対応のチェックから見積もり、依頼まですべてサイト1つで行えるので、断捨離にお悩みの方は不用品回収受付センターを通して業者依頼も検討してみてください。