この記事では、ゴミ屋敷片付けの見積もりを行う前に知っておきたいポイントや注意点を解説します。
見積もりを丁寧に行うことで予算内の依頼ができるだけじゃなく、優良業者とマッチできる可能性も高くなるのでご参考にしてください。
ゴミ屋敷片付けの見積もり時に確認したいポイント
ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼するなら、見積もりを通して正確な料金を知ることが重要です。
価格を知らないまま依頼すると、片付け当日に想定外の料金を請求されるトラブルにつながります。
「見積もり時に確認したいポイント」を解説するので、ゴミ屋敷片付けを安心して依頼するご参考にしてください。
提示された料金が相場に近いか
見積もりで提示された料金と、「ゴミ屋敷の片付け料金相場」を照らし合わせると、業者が法外な料金を提示していないかチェックできます。
業者との正式契約は後日でも可能なので、見積もり後は料金が正常な額か調べることを優先してください。
ちなみに、ゴミ屋敷の片付け料金を決める最大の要素が「家の間取り数」です。
業者が定める「間取り数ごとの基本料金」に、ゴミの量やスタッフの作業量などを踏まえた諸費用が加わって最終的な請求額が決定します。
そのため、一軒家の汚部屋のほうが家が大きい分基本料金は高くなってしまいがちです。
以下の相場表も参考に、依頼した業者の提示料金が常識の範囲内に収まっているか確かめてみてください。
間取り | 作業人数 | 料金目安 |
1K・1R | 1人〜2人 | 3万円〜5万円 |
1DK | 1人〜2人 | 5万円〜8万円 |
1LDK | 1人〜3人 | 8万円〜 |
2LDK | 2人〜4人 | 10万円〜 |
3LDK | 3人〜5人 | 15万円〜 |
4LDK〜 | 5人程度 | 20万円〜要相談 |
作業内容がすべて明確に記載されているか
ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼する際は、見積もり書にすべての作業内容が明確に記載されているか確認してください。
一つでも作業内容が抜けていると、正確な見積もりとは言えません。
正確じゃない見積もりを受け取ると、作業後に追加で請求される可能性が高くなり、予算を大きくオーバーする原因となります。
特に注意すべきは、車両費・人件費・運搬費など、依頼者側から見えにくい諸費用です。
依頼した作業に加えて、これらの料金も見積もり書に記載されていれば、見積もり書として信頼度がグッと高まります。
料金トラブルを防ぐためにも、依頼する作業の内容と、作業にかかるすべての料金を業者と丁寧にすり合わせておくことが大切です。
片付け業者の主な諸費用
・車両費
・出張費
・処分費
・階段費
・吊り上げ費(大きな粗大ゴミを2階から搬出する時に発生)
・オプション費
訪問見積もりが可能な業者か
ゴミ屋敷の片付けを依頼する際は、訪問見積もりに対応している業者を選ぶのが欠かせません。
多くの業者はLINEや公式サイトでの見積もりに対応していますが、写真や文章だけで実際の額に近い見積もりを出すことは困難です。
スタッフが実際に現場を見て、ゴミの量や搬出にかかる時間、搬出経路の確認をしないと、正確な見積もりは完成しません。
できれば作業日とは別日に訪問見積もりができる業者とコンタクトを取り、他社の見積もり額と比較しながらじっくり検討するのがおすすめです。
また、現在は訪問見積もりを無料で行っている業者がほとんどなので、有料見積もりを提示する業者は避けてください。
見積もり段階で料金の請求がある業者は契約後の追加請求などのトラブルにつながる可能性もあるため注意が必要です。
ゴミ屋敷の片付け料金を安く抑えるコツ
ゴミ屋敷の片付けはゴミや不用品の量が多ければ多いほど依頼料金が高くなりがちです。
しかし、事前の工夫やちょっとした配慮を行えば、料金を抑えてお得にゴミ屋敷片付けを依頼することも不可能ではありません。
ここでは、無駄な出費を避けつつ納得できる料金でゴミ屋敷の片付けを依頼するコツをご紹介します。
相見積もりで業者比較する
複数の業者から見積もりを取って比較検討することを「相見積もり」と呼びます。
1社だけの見積もりでは、その業者の料金が業界的に高いのか安いのか判断するのが困難です。
しかし、複数社の見積もり額を比べると同じゴミ屋敷を片付けるための適正料金が見えてきます。
同じ間取り・同じ作業内容であっても、ある業者では2万円、別の業者では3万円と、料金差が出ることは少なくありません。
少し手間はかかりますが、結果として料金を抑えた依頼がしやすくなるため、片付けの依頼時は必ず相見積もりを取るのがおすすめです。
なお、相見積もりに加えて「料金相場表」なども参考にすると、より相場に近い業者を選びやすくなります。
下記の表は、トラックの荷台に載せられる量の粗大ゴミを一括で捨てられる「トラック積載プラン」の首都圏版の相場表です。
単品回収より1品あたりの回収料金が安くなる傾向にあるため、粗大ゴミを捨てて自宅の圧迫感を取り除きたい方におすすめといえます。
【首都圏の相場】
トラック積載プラン | 目安の間取りとトラック | 料金相場 (平車、箱車などトラックによる) |
Sプラン | 1R~1K・軽トラック | 15,000円〜20,000円 |
Mプラン | 1DK~2DK・1.5tトラック | 30,000円~40,000円 |
Lプラン | 2DK~2LDK・2tトラック | 50,000円~70,000円 |
LLプラン | 3DK以上・4tトラック | 80,000円~要見積もり |
お住まいのエリアからピッタリの業者が見つかる
評判の良い業者を選ぶ
口コミの評判が良い業者を選ぶことが料金を抑えて片付け依頼をする近道です。
口コミをチェックすれば、検討中の業者をすでに利用した方の感想から業者の料金の正当性を判断できます。
「当日に追加料金が発生した」「「見積もりと請求額が大きく違った」など、料金の不満が多く寄せられている業者へ依頼すると自身も料金トラブルに巻き込まれかねません。
公式サイトの情報だけではなく、第三者の目線も取り入れながら見積もり先を選ぶのがおすすめです。
見積もり時に予算を伝える
見積もり時には、自身の予算上限をしっかり伝えることが重要です。
予算感を共有しておけば、業者側もそれに合わせた最適な作業内容やプランを提案してくれます。
予算の伝え方例
・作業料金は2万円分で考えています
・数社の見積もり額の平均である3万円程度で依頼したいです
・できるだけ安く済ませたいので、一番安くて片付けられる範囲が大きいプランを教えてください
また、予算に上限を設けておけば、作業当日にオプションの追加や想定外の見積もり額を提示されたとしても、「この金額を超える場合は契約しない」としっかり判断できます。
予算を先に提示することは、価格交渉の主導権を握るうえで重要です。
スタッフが行き来する動線を片付ける
時間や体力に余裕があれば、片付け当日にスタッフが行き来するであろう動線を片付けておくのもおすすめです。
廊下や階段など、スタッフが粗大ゴミや不用品を持って行き来する動線が散らかっていると作業効率が大幅に落ちてしまいます。
動線がふさがっていると1回の移動で済む作業が2回、3回と増え、作業時間が長引くことで人件費が高くなっていくのです。
そのため、訪問見積もりの際に動線が汚れていると、通常より作業負担がかかると予測されて見積もり額が高くなる傾向にあります。
ゴミ屋敷の片付け料金の大半を占めるのは人件費なため、スタッフの妨げになるものは極力排除して依頼料金を抑えられるようにしてください。
ゴミ屋敷はレベルで分けられる!レベル別の対象方法を以下の記事で解説!
ゴミ屋敷片付けを業者依頼する時の注意点
ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼する時の注意点を2つ紹介します。
見積もりは思っている以上に重要な作業で、悪質業者から自身を遠ざけるためにも欠かせません。
以下の2点を参考に、依頼時のトラブルを発生させない堅実な見積もりを実現させてください。
無料回収をアピールする業者への依頼は避ける
「無料回収」を前面に押し出す業者には最大限の注意が必要です。
一見するとお金がかからず、すぐにでもお願いしたくなるような魅力的な言葉ですが、実際は作業後に「運搬費」や「搬出作業費」という名目で高額料金を請求するケースがほとんどです。
ゴミをトラックで運び、人手をかけて分別・処分し、適切な方法で廃棄するには必ずコストが発生します。
また、スタッフの人件費やゴミの処理費を考えれば、優良業者が利益が出ない形で業務を請け負うことは基本的にありえないのです。
見積もりという工程は、業者の実態を自身で確かめるコミュニケーションの一種ともいえます。
単なる金額確認ではなく、トラブルを未然に防ぐ機会として役立つので、必ず見積もりは行うようにしてください。
無料回収を謳いがちな片付け業者の特徴
・軽トラックでアナウンスをしながら近隣を巡回している
・自宅のポストにしつこくチラシやマグネット型広告を投函してくる
汚れがひどいゴミ屋敷では特殊清掃代やハウスクリーニング代が必要
ゴミを放置したことで悪臭や害虫が発生した場合、特殊清掃という工程が必要になるケースがあります。
床や壁の黒ずみ、害虫の繁殖など、通常の片付けや清掃で落とせない汚れは、専用の機材や洗剤を用いた作業じゃないとなかなか落とせません。
また、特殊清掃とまではいかなくても、日常生活による汚れが付着していて、通常の作業で落とせない時はハウスクリーニングが必要になるケースもあります。
- 特殊清掃
- 長年放置されたゴミ屋敷や孤独死現場などを綺麗にするための清掃方法とのイメージが高いが、建具に染みついた汚れや臭いを取る技術のこと。壁や床の交換なども含まれる。
- ハウスクリーニング
- 日常的な生活による水汚れや油汚れを落とし、暮らしやすい環境を作るための清掃方法。
特殊清掃をせずに汚れた家に住み続けると、住人の体調に影響を及ぼすだけではなく、近隣住民の生活環境にも悪影響を与える可能性があります。
ゴミ屋敷は必ずしも粗大ゴミや不用品を捨てるだけで綺麗になる環境ではありません。
状況次第では特殊清掃が必要となり、その分の料金が発生する可能性もあるので見積もり時は要注意です。
ゴミ屋敷の片付けと特殊清掃は同じ業者に依頼できる?業者選びで注意したい点を解説!
ゴミ屋敷片付け業者の見積もりは「不用品回収受付センター」がおすすめ!
ゴミ屋敷片付け業者から相見積もりを取るなら、「不用品回収受付センター」にお任せください。
全国で活躍する約900以上のゴミ屋敷片付け業者の情報を網羅しており、各社ごとの料金プランや具体的な口コミを簡単にチェックできます。
掲載されている口コミは「20,000件」を超えているため、気になる業者の実態を確認できる可能性も高いのが特徴です。
また、業者は対応地域ごとにカテゴリー分けされているので、お住まいの地域でゴミ屋敷片付けができる業者に絞った業者探しもできます。
「無料一括お見積り」ページにて希望の条件と回収品目などを記入いただければ、条件に合う業者を最大で5社ピックアップしてご紹介します。
不用品回収受付センター経由で依頼すると、各社が提供している期間限定のキャンペーンやクーポンを利用することも可能です。
日本最大級の不用品回収業者比較サイトで、予算や希望通りの業者を見つけてみてください。