本記事では大掃除のやることリストや作成するメリットを解説します。

 

年末の大掃除はいつもバタバタしてしまうという人であっても、この記事を読めば、効率的に大掃除を進められるでしょう。

さらに、大掃除の際に用意しておきたい道具や大掃除で発生した粗大ゴミの処分方法についても解説します。年末の大掃除を効率的に進めたい、掃除を終えて落ち着いた年末年始を迎えたいという人はぜひ参考にしてください。

大掃除のやることリストは掃除場所ごとに作成

大掃除のやることリストは掃除場所ごとに作成

大掃除のコツはどこから掃除をやるかといった順番ややることをリストに作成することです。リストには優先順位や掃除場所、所要時間に加えて、完了したかどうかが一目でわかるチェック欄を用意しておきましょう。

 

ここでは大掃除のコツである、やることリストについて解説します。

キッチン掃除のやることリスト

キッチン掃除のやることリストは次のとおりです。

優先順位 掃除場所 所要時間 完了
1 換気扇 1時間
2 ガスコンロ 30分
3 冷蔵庫 1時間
4 シンク 30分
5 電子レンジ 25分
6 食器棚 20分

キッチンの換気扇はしつこい油汚れがこびりついているため、じっくりと時間をかけましょう。換気扇掃除にあたっては電源を切るもしくは電源プラグを抜いて、事故を防止することが大切です。同じく冷蔵庫も時間がかかる掃除です。冷蔵庫の中に入ったままになっている食品など、捨てるかどうか迷う可能性があります。一定期間使っていない物は捨てるといったルールを定めておきましょう。

 

キッチンの掃除を進める際は次のような道具を用意しておくのがおすすめです。

  • 重曹
  • セスキ炭酸ソーダ
  • 酸素系漂白剤
  • クエン酸
  • タオル
  • ゴム手袋
  • キッチンペーパー
  • 掃除機

浴室掃除のやることリスト

浴室掃除のやることリストは次のとおりです。

優先順位 掃除場所 所要時間 完了
1 換気扇 10分
2 天井 30分
3 浴槽エプロン 1時間
4 浴槽 1時間
5 床の黒ずみ 30分
6 排水口 5分

浴室掃除を進める際は次のような道具を用意しておきましょう。

  • 重曹
  • セスキ炭酸ソーダ
  • 酸素系漂白剤(粉)
  • クエン酸
  • ゴム手袋
  • キッチンペーパー
  • タオル
  • 古歯ブラシ
  • 食品用ラップ
  • 浴槽用スポンジ・ブラシ

浴室は日頃から掃除している人も多くいるため、大掃除にあたっては浴槽の側面を覆うカバーである浴槽エプロンや浴槽を中心に掃除するのがおすすめです。

トイレ掃除のやることリスト

トイレ掃除で見落としがちなのがトイレのタンク内です。タンクの中を放置していると、カビが繁殖してしまうため、便器にまで流れ込み、繁殖して黒ずみや、ピンクの汚れとなります。

 

トイレ掃除は次のような道具を用意しておきましょう。

  • 重曹
  • クエン酸
  • ゴム手袋
  • 便器用ブラシ
  • トイレ用シート

上記のような物を用意したうえで、次のチェックリストに沿って進めていきます。

優先順位 掃除場所 所要時間 完了
1 換気扇 10分
2 手洗い器 30分
3 トイレタンク 5分
4 便器 15分
5 トイレの床 15分

部屋のやることリスト

部屋の大掃除は次のような道具を用意しておきましょう。

  • 重曹
  • セスキ炭酸ソーダ
  • 酸素系漂白剤(粉)
  • クエン酸
  • ゴム手袋
  • タオル
  • キッチンペーパー
  • 古歯ブラシ
  • 掃除機
  • ハンドワイパー
  • 新聞紙(窓・エアコン・網戸)

部屋は掃除すべき箇所が多くあるため、優先順位や所要時間を設けず早めに取り組みましょう。具体的には次のような箇所を掃除します。

掃除場所 完了
フローリング
カーペット・絨毯
エアコン
窓ガラスとサッシ、窓枠
照明
天井
カーテンとカーテンレール
ソファ
テレビ周辺

床がフローリングであれば、ワックスがけをすることでより綺麗になります。カーペットや絨毯を掃除する際は裏にも着目しましょう。カーペット、絨毯の裏は普段掃除しない箇所です。一年の汚れが溜まっている可能性があるため、しっかりと大掃除で片づけることが大切です。

洗面所のやることリスト

洗面所のやることリストは次のとおりです。

優先順位 掃除場所 所要時間 完了
1 シンク 15分
2 10分
3 シンク下の収納 20分
4 照明 5分
5 壁・床 15分
6 小物類 5分
7 換気扇 10分

洗面所の大掃除のなかでも、歯磨き粉やハンドソープの容器といった小物類は見落としがちなポイントです。ぬめりがなくなるようにしっかりと拭き取りましょう。

 

洗面所の大掃除にあたっては次のような道具を用意しておくのがおすすめです。

  • 重曹
  • クエン酸
  • ゴム手袋
  • キッチンペーパー
  • タオル
  • 食品用ラップ

年末の大掃除のやることリストを作成するメリット

年末の大掃除のやることリストを作成するメリット

年末の大掃除のやることリストを作成するメリットは次のとおりです。

  • 効率的に大掃除を進められる
  • やり忘れを防止できる
  • すぐに大掃除に取り掛かれる

効率的に大掃除を進められる

年末の大掃除をスムーズに進めるためには、やることリストを作成することが大きな助けとなります。やるべき項目が明確になり、作業を分担して進めることができます。リストに沿って掃除を行えば、無駄な動きが少なくなり、計画的に進められるため、短時間で効率よく掃除が完了します。

やり忘れを防止できる

掃除する箇所が多い年末の大掃除では、特に重要な部分や普段見落としがちな箇所を忘れてしまうことがあります。リスト化することで、窓の掃除やエアコンのフィルター掃除など、忘れがちな場所も記載でき、見落としを防ぎます。
 
また、家族や他の人と役割分担をする際にも、リストに基づいて作業を分けられるため、掃除の抜け漏れを減らす効果もあります。

すぐに大掃除に取り掛かれる

掃除のリストを事前に用意することで、作業をスムーズに始められます。リストがなければ、どこから手を付けるべきか迷うことも多いですが、準備が整っていると、計画的に実施できます。
 
また、掃除のリストには、掃除に必要な道具や洗剤なども用意しておくことで、当日に必要なものが揃っているかを確認でき、効率が高まります。

大掃除を進める際の注意点

大掃除を進める際の注意点

大掃除はやることリストを用意することでスムーズに進められるものの、次のような注意点があります。

  • 洗剤は使用法に従って使う
  • 足場や脚立など安全を確保して掃除をする
  • 不用品処分などの片付けは11月頃から始める

洗剤は使用法に従って使う

掃除にはさまざまな種類の洗剤が必要ですが、それぞれに適した使い方があります。例えばカビ取り剤は浴室で効果的ですが、混ぜると有毒ガスが発生する場合があるため、使用法をしっかり確認することが大切です。
 
また、床用洗剤やガラスクリーナーなど、それぞれの用途に合った洗剤を適量使用することで、掃除が安全かつ効果的に進みます。

足場や脚立など安全を確保して掃除をする

年末の大掃除は換気扇のように高い場所も掃除します。高所での掃除を行う場合、事故防止のために脚立や台を使用する際の安全対策が欠かせません。脚立が古くなっている場合は、使用前に安定性や強度を確認し、足元が滑らないように対策をしましょう。自身の体に合った高さやサイズの脚立を使用し、可能であれば手すりがあるタイプの脚立を使うと、安定性が増し、安全に掃除が行えます。

不用品処分などの片付けは11月頃から始める

年末の大掃除は不用品が出る機会でもありますが、不用品の片付けは早めに始めるのが理想です。11月頃から不要なものを整理し始めることで、年末には効率的に掃除が進められます。また、年末に近づくとゴミの回収日が少なくなる場合があるため、早めに不用品を処分しておくと、大掃除の際のスペースも確保できます。
 
また、11月の日中であれば、12月よりも気温が高いため、水を使った大掃除のモチベーションを維持できるというメリットもあります。

不用品を処分する2つの方法

不用品を処分する2つの方法
 
年末の大掃除で不用品が出た場合、次の2つの方法で処分しましょう。

  • 自治体で処分する
  • 不用品回収業者に依頼する

自治体で処分する

不用品を処分する方法のひとつとして、自治体の粗大ゴミ回収サービスを利用する方法があります。自治体の回収は費用が抑えられるメリットがありますが、年末は多くの人が利用するため、回収スケジュールが混み合い、希望日に回収してもらえないことがあります。

 

また、自治体によっては一度に出せる量に制限がある場合もあり、思った通りに処分できないケースも考えられます。そのため、早めに申し込みを行い、事前に回収日や出せる量を確認しておくことが大切です。

不用品回収業者に依頼する

自治体による処分以外の方法として、不用品回収業者に依頼するという方法があります。業者に依頼すると、大量の不用品でもまとめて回収してもらえるうえに、回収日時も自分の都合に合わせて設定でき、年末の多忙な時期には特に便利です。
 
年末の大掃除で出るごみとして注意したいのがリチウムイオン電池を使った電化製品です。リチウムイオン電池は一般ゴミやプラスチックゴミと一緒に捨ててしまうと火災につながる恐れがあります。リチウムイオン電池は電器店、スーパーマーケット、ホームセンターなどに設置された回収ボックスに投函する必要があります。不用品回収業者であればリチウムイオン電池を使った電化製品の処分にも対応しています。

大掃除を始める前に不用品回収受付センターに相談

年末の大掃除を効率的に進めるために、事前にやることリストを作成しておきましょう。
 
大掃除で出たごみを処分する際は「不用品回収受付センター」に相談するのがおすすめです。不用品回収受付センターではさまざまな不用品回収業者の口コミを掲載しています。

また、不用品回収受付センターはゴミ回収の専門相談員が24時間365日、問い合わせに対応しています。年末であっても相談できるため、大掃除で処分方法が分からない粗大ゴミが出てもすぐに質問可能です。