冷蔵庫はリサイクル家電に分類される家電製品です。通常のゴミとは処分方法が異なるため、注意が必要です。

本記事では冷蔵庫の正しい捨て方や、不用品回収業者に依頼した場合の費用の目安など、徹底的に解説します。

手間なく手軽に処分できる方法もしっかりと紹介しますので、冷蔵庫の捨て方にお悩みのかたはぜひ参考にしてください。

不用品回収業者に冷蔵高の回収を依頼したい場合は、以下のランキング掲載業者がおすすめです。

>>おすすめ不用品回収業者ランキングをチェック

冷蔵庫はリサイクル家電に分類される家電製品

冷蔵庫はリサイクル家電に分類される家電製品

冷蔵庫をはじめとする家電リサイクル法対象製品は、資源の有効利用促進や不法投棄・不適切な処理防止などの目的により、正しい方法による処分が義務付けられています。

処分の際は適正に運搬が行える業者に回収を依頼し、指定されたリサイクル施設へと持ち込むなど、正しくリサイクル処分を行うことが定められています。

収集から処分まで家電リサイクル券に記載するルールとなっているため、適切に処分されている冷蔵庫かどうかは歴然。

家電リサイクル券の控えは、適切に冷蔵庫を処分した証明にもなります。保管の義務はありませんが、しっかりと発行してもらい、かならず受け取るようにしましょう。

 

処分する際にはリサイクル料が必要

冷蔵庫の処分を行う際は、消費者側が手数料などをすべて負担する仕組みとなっています。

指定引取場所へ消費者が直接持ち込む場合を除き、収集運搬業者などへ支払い「収集運搬料」と「リサイクル料」の両方を支払います。

消費者が
支払う金額
収集・運搬にかかる費用
(収集・運搬料金)
再商品化にかかる料金
(リサイクル料金)

 

なおリサイクル料金は、冷蔵庫のメーカーと容量ごとに、法律で決められています。

冷蔵庫 170L以下 170L以上
リサイクル料金 3,672円~ 4,644円~

業者や小売店などに自宅から冷蔵庫を収集してもらう場合には、上記リサイクル料に加えて、業者ごとに収集・運搬料金を支払う必要があります。

収集・運搬料金は収集を行う業者や小売店によって異なるので、費用を重視する場合は、収取運搬費用を比較したうえで収集運搬業者を選ぶのもありでしょう。

 

適切な方法で処分しないと罰せられることも

冷蔵庫などの家電リサイクル法対象商品は、不法投棄などの報告が多い品目でもあり、全国的にも深刻な問題となっています。不法投棄は環境汚染だけでなく、火災などの問題を引き起こす原因にもなっているのです。

当然ながら不法投棄は、法で罰せられる違法行為であり、不適切な処分を行った業者や小売店、罰則や罰金が科せられます。

不法投棄を行った場合は、個人でも罰則が与えられます。決して不法投棄は行わず、正しい方法で冷蔵庫を処分することが大切なのです。

冷蔵庫の正しい処分方法(不用品回収方法)

冷蔵庫の正しい処分方法(不用品回収方法)

冷蔵庫の処分を行う場合は、適切な方法で処分できる方法を選ぶことが大切です。

適切な方法で冷蔵庫を処分できる、代表的な方法は以下の方法です。

 

  • 購入した小売店や販売店に回収依頼をする
  • 買い替え時に購入店に回収してもらう
  • 家電回収協力店へ収集依頼をする
  • 引越し業者に回収依頼をする
  • リサイクルショップなどで買取依頼をする
  • フリマやオークションに出品する
  • ジモティに出品する
  • 信頼できる不用品回収業者に依頼する

安全に冷蔵庫を処分できる方法を詳しく紹介しましょう。

購入した小売店や販売店に回収依頼をする

冷蔵庫を購入した販売店がわかっている場合には、購入店に直接連絡して回収処分の依頼を行います。電話やインターネットで回収依頼ができる場合もありますが、直接店舗まで足を運んで受付を行わなければ申し込めないケースもあるため注意が必要です。

運び出しなどは収集に来た業者が行ってくれるケースがほとんどです。料金などは受付時に店頭で支払う場合と、回収日当日引取り業者に支払う場合とがあります。

大手家電店での収集運搬料金の目安は以下のとおりです。(下記料金とは別に、リサイクル料が加算されます。)

家電店 収集運搬料 備考
ビックカメラ 6,000円
ヤマダ電機 2,750円
100満ボルト 冷蔵庫250L以下:2,200円
冷蔵庫251L以上:2,750円
過去に購入がない場合は
250L以下:3,300円
251L以上:3,850円

家電店によっては他店で購入した場合でも、引取りに対応してくれる場合もあります。普段利用する家電店や、近隣に店舗がある場合などは、一度相談してみるのもよいでしょう。

買い替え時に購入店に回収してもらう

あたらに冷蔵庫を購入する場合には、購入店で不要になった冷蔵庫を引き取ってくれるところがほとんどです。事前の申し込みが必要となるため、購入時に販売店で確認するようにしましょう。

基本的には、新しい冷蔵庫の配送時に同じ業者がそのまま古い方の冷蔵庫を回収していく流れとなります。販売店によっては、別便・別日となるケースも。処分に必要な料金などは、購入時に店頭で支払う場合と、収集業者に直接支払う場合とがあります。いずれも販売店によって対応が異なるため、購入時に確認しておくとよいでしょう。

大手家電店での収集運搬料金の目安は以下のとおりです。(下記料金とは別に、リサイクル料が加算されます。)

家電店 収集運搬料 備考
ヨドバシカメラ 550円 配送日と回収日が
別の場合は2,750円
ビックカメラ 1,650円
ヤマダ電機 2,200円
100満ボルト 冷蔵庫250L以下:1,100円〜
冷蔵庫251L以上:1,650円〜

家電回収協力店へ収集依頼をする

自治体などが指定する、全市家電回収協力店に収集運搬を依頼する方法もあります。この場合も、収集・運搬料とリサイクル料の両方の料金の支払いが必要です。

家電協力店はそれぞれで収集運搬料が異なります。

費用を比較したうえで依頼したいという場合には、料金を確認したうえで選ぶことも可能です。

直接持ち込みを行うことで、リサイクル料のみで処分依頼することができる場合もあります。ただし「自分の販売店で販売した製品以外は引取り不可」という協力店もあるため、持ち込む際は事前に確認予約をしておくようにしましょう。

引越し業者に回収依頼をする

引越しを予定している場合には、引越し業者に冷蔵庫の引き取りを依頼するのもひとつの方法です。引越し業者の中には、引越しサービスのオプションとして、有料で不用品の回収を行っている場合もあります。

費用の目安としては、リサイクル料も含めて8,000円~15,000円程度が相場です。(+リサイクル料金)

ただしすべての引越し業者で対応しているというわけではないため注意が必要です。引越しを予定している場合には、冷蔵庫の回収処分に対応している業者か確認の上、引っ越し業者の選定をおこなう必要があるでしょう。

リサイクルショップなどで買取依頼をする

年式が浅く故障などがない冷蔵庫であれば、リサイクルショップなどで買い取ってもらえる場合もあります。買取の場合はリサイクル料などは一切不要です。

とくに1人暮らし世帯向けのコンパクトなサイズの冷蔵庫などは、新生活に向けて中古品を購入する人も多いアイテムです。

きれいに掃除をした上で買取査定を行ってもらえば、通常よりも高値で買取してもらえる可能性もあります。運び出しが困難な場合は、自宅まで出張買取査定に来てくれるショップに依頼をすると便利です。

ただしリサイクルショップによって「販売から○年以内の商品」や「特定のメーカーの冷蔵庫のみ」など買取条件が厳しいこと。このような理由から、ショップ選びなどに苦労する場合もあるかもしれません。

フリマやオークションに出品する

ヤフーオークションやメルカリのようなフリマアプリを活用して、冷蔵庫を売却するのも一つの方法です。この場合も処分とは異なるため、リサイクル料の支払いなどは必要ありません。

ただしフリマやオークションで冷蔵庫を売却する際には、購入者とのやり取りや梱包、発送などの手配などが必要です。その分手間や負担もかかることを理解しておくようにしましょう。

ただし冷蔵庫は大きくて移動が大変なため、自身で梱包や移動をするのが大変です。大型家電の配送手配が可能で、梱包や集荷などにも対応してくれるプラットフォーム(サービス)を利用するようにしましょう。

ジモティに出品する

ジモティは、近隣地域の方を対象に不用品を譲りたい人と欲しい人とをつないでくれるサービスです。

引き取りに来てもらうことなどを条件に募集すれば、発送の手配などの手間をかけずに冷蔵庫を引き取ってもらうことも可能です。

ひとり暮らし向けの冷蔵庫などは、無料や安価で募集をかければ、引き取りてが見つかりやすくなります。

自宅が知られてしまうなどのリスクはありますので、やり取りに不安や抵抗のない方、転居を予定している方などにおすすめです。

信頼できる不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者に冷蔵庫の回収を依頼し、リサイクル施設へ適切に引き渡してもらうことも可能です。適切な対応が行える業者であれば、家電回収協力店と同様にリサイクル券の控えを受け取れます。

回収処分費用は5,000円〜13,000円程度が目安です。(+リサイクル料金)

不用品回収業者に依頼すれば、最短即日で冷蔵庫の処分ができるほか、運び出しや移動など負担となる作業も全て任せることが可能です。

ただし不用品回収業者の中には、適切な方法で冷蔵庫を処分しない業者も紛れています。依頼時は信頼できる業者か確認することがとても大切です。不法投棄などのトラブルを回避するためにも、適切な対応ができる不用品回収業者を選ぶようにしましょう。

冷蔵庫を手間なく処分するなら不用品回収業者がおすすめ!

冷蔵庫を手間や負担なく処分したいなら、不用品回収業者に依頼するのがベストです。面倒な手続きや日程調整なども不要、運び出しなども全て任せることができます。

不用品回収業者に依頼する際は、信頼できる業者かしっかりと見極めた上で依頼することがとても重要です。業者の口コミなどを参考にし、しっかりと見積もり相談をした上で利用することが大切です。また回収してもらう場合には、リサイクル券の控えの発行が可能かどうかを基準にするとよいでしょう。

不用品回収受付センターでは、冷蔵庫の処分を適切に行なってくれる業者を多数紹介しています。

おすすめの業者もランキング形式にて紹介していますので、信頼できる業者に冷蔵庫の回収を依頼した場合にはぜひ参考にしてください。

>>おすすめ不用品回収業者ランキングをチェック