本記事では、ガスボンベの捨て方について詳しく解説します。
ガスボンベは、間違った捨て方をしてしまうと、火災や爆発などにつながる可能性があり大変危険です。
そのため、正しく捨てる必要があります。
ガスボンベを自分で捨てるのが不安な方は、不用品回収業者への依頼も検討しましょう。
今回は、ガスボンベの基本的な捨て方や正しいガス抜き方法などについて詳しく解説します。
ぜひ、参考にしてみてください。
ガスボンベは何ゴミに該当するの?
ガスボンベは不燃ゴミや資源ゴミなどに分類されることが多いものの、捨て方は自治体によって異なります。
そのため、ガスボンベが何ゴミに該当するのかは一概には言えません。
自治体によっては、ガスボンベの回収自体を行っていないところもあるので、自分が住んでいる地域の捨て方を必ず確認してください。
間違った捨て方をすると、さまざまなリスクがあるので注意をしましょう。
ガスボンベの基本の捨て方4つ
ガスボンベの捨て方は、主に4つあります。
自治体での捨て方から、安全な方法まで紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
自治体のゴミに捨てる
ガスボンベの捨て方の中では、最も一般的な方法です。
自分が住んでいる自治体が定める方法をしっかり調べ、正しく分別して捨てましょう。
以下に、いくつかの自治体の捨て方を例として紹介します。
市町村名 | ゴミの種別 | 捨て方 |
新宿区 | 資源ゴミ | ・使い切っていない場合も捨てられる ・穴を開けずに集積所へ ・中身が残っているものには「中身あり」と貼り紙をする |
横浜市 | 可燃ゴミ | ・中身を使い切ってから捨てる ・穴は開けずにガスボンベだけをまとめて透明または半透明の袋に入れて出す |
さいたま市 | 有害危険ゴミ | ・原則、使い切ってから穴を開けずに透明な袋に入れて集積所に出す ・中身が残っている場合は別の袋に入れて「中身あり」と書いた貼り紙をする |
千葉市 | 有害ゴミ | ・必ず中身は使い切ってから捨てる ・透明な袋に入れて出す |
新宿区やさいたま市では、中身を使い切っていないものでも捨てられますが、「中身あり」と記載するなど、ルールを守る必要があります。
また、千葉市や横浜市では原則として、中身を使い切ってから捨てなければなりません。
自治体によって分別方法や回収日が異なるため、必ず事前に確認しましょう。
処理センターに持ち込む
自家用車を持っている方は、自治体の指定するゴミ処理センターに直接持ち込む方法もおすすめです。
しかし、自治体によっては持ち込み自体を受け付けていないところもあります。
例えば、さいたま市指定のクリーンセンター大崎は、ガスボンベの持ち込みができません。
また、持ち込みの際には各施設が指定している手数料がかかります。
メーカーに回収してもらう
各メーカーでは、ガスボンベの回収サービスを行なっており、条件を守れば回収してもらうことが可能です。
例として、コールマンジャパン株式会社の回収サービスの条件を紹介します。
上記のように、メーカー回収を利用する際も自治体と同じように細かいルールがあります。
ルールを守らずに郵送したり、持ち込んだりしても回収に応じてもらえないので、必ず事前に確認してください。
不用品回収業者へ依頼する
最も安全でおすすめなのが、不用品回収業者へ依頼する方法です。
不用品回収業者に依頼すれば、ガスボンベだけでなく、ほかの家具・家電も一気に回収してもらえます。
面倒な分別などもする必要がないため、一切手間もかかりません。
また、ガス抜きなどの危険の伴う作業も、専門の知識を持ったスタッフが適切に行ってくれるので安心です。
自分で捨てるのが不安な方は、不用品回収業への依頼を検討しましょう。
ガスボンベを捨てる際にかかる料金
ここでは、ガスボンベを捨てる際にかかる費用を詳しく紹介します。
自分で捨てる場合
自治体のゴミ回収を利用してガスボンベを捨てる場合は、特に費用はかかりません。
ゴミを入れる袋代や手間はかかるものの、費用をかけずに処分可能です。
ただし、処理施設やクリーンセンターなどに持ち込む際には、10kgあたり200円~300円ほどの費用がかかります。
例えば、千葉市の新浜リサイクルセンターの手数料は10kgごとに297円です。
その場で現金支払いとなるケースが多いので、支払い方法もあらかじめ確認しておきましょう。
業者に依頼する場合
不用品回収業者にガスボンベの回収を依頼する際は、1本あたり300円~700円ほどの費用がかかります。
その他に、基本料金や出張費用がかかる業者もあるので、依頼を検討するときは必ず事前に見積もりを取得しましょう。
ガス抜きや自治体のルール確認をする必要がない上、リーズナブルな費用での依頼が可能です。
また、ほかの家具・家電も一緒に回収して欲しいときは、積載プランを利用することもできます。
積載プランは、各サイズのトラックに積めるだけの不用品を載せ、一気に回収してくれるので非常に便利です。
ガスボンベを捨てる際の注意点
次に、ガスボンベを捨てる際の注意点を紹介します。
自治体のルールを必ず守る
ガスボンベを自分で捨てる際は、必ず自治体ごとのルールを守ってください。
自治体のルールを守らずに捨ててしまうと不法投棄扱いになったり、近隣住民とトラブルになったりすることがあります。
三木市の公式サイトには、「カセット式ガスボンベが原因と思われるごみ収集車の火災事故」についての記載がありました。
誤って出されたカセット式ガスボンベが発火し、ボンベ内に残ったガスに引火した事故です。
このような事故も多く見られるため、大きなトラブルを起こさないためにも、ルールを守ることを徹底しましょう。
引火に気を付ける
ガスボンベの中には、ガスが残っている可能性があります。
残りのガスが引火すると爆発や火災の危険があるため、十分に注意して扱うようにしましょう。
特に、車やバイクの近くで扱うとガソリンに引火するリスクがあり、大変危険です。
もし、自分でガス抜きをすることがあった際は、周囲の環境にも配慮しながら行ってください。
中身ありのガスボンベは使い切る
中身ありのガスボンベは、使い切ってから捨てましょう。
さいたま市など中身の残ったガスボンベを回収してくれるところもありますが、極力使い切ってから捨てるのがおすすめです。
火をつける可能性のあるキッチンなどで使い切るのは避け、場所を選んで作業する必要があります。
中身を使い切った後は、自治体のルールに従って捨ててください。
不用品回収業者などのプロに依頼すれば、中身の残った状態でも安全に配慮して回収してくれます。
ガスボンベの正しいガス抜き方法
未使用または使いかけのガスボンベは、ガス抜きを行う必要があります。
ガスが出ているときは、「シュー」と音がします。
しばらくすると音が弱くなるので、先端を硬いところから離して、もう一度同じことを繰り返してください。
何度か繰り返すと音が出なくなってくるので、ガスボンベ本体を上下に振ります。
シャカシャカとした液体音がなくなれば、ガス抜きは完了です。
ガス抜きのために穴を開ける方もいますが、これは誤ったガス抜きの方法で危険を伴うので、行わないでください。
古いガスボンベは使える?
自宅に古いガスボンベがある場合、使用期限や状態を確認しましょう。
ここでは、使えるかどうかの目安やチェックポイントを紹介します。
未使用品の使用期限をチェック
未使用品の場合は、使用期限をチェックしてください。
一般的なカセットボンべの使用期限は製造から約7年程度で、各製品の側面や裏側に年月日が記載されています。
使用期限が切れているときは、念のために使わずに捨てましょう。
使用期限の記載が薄れていたり、消えたりしていて分からないときも、使わずに捨ててください。
未使用品のガスボンベは中にたくさんのガスが残されているので、自分でガス抜きをするのは手間がかかります。
このようなときも、安全に捨てるなら不用品回収業者への依頼がおすすめです。
明らかな異常があるときは捨てる
期限が切れていなくても、明らかな異常があるときは捨てた方が良いでしょう。
上記のような状態に当てはまるときは、使用を避けてください。
仮に使えたとしても、思わぬ事故やトラブルなどを引き起こす可能性があり、大変危険です。
特に、劣化の酷いガスボンベは爆発などを起こるリスクもあるので、不用品回収業者などのプロに回収をお願いしましょう。
自分で無理に対応しようとすると、怪我をすることもあるので注意が必要です。
ガスボンベの捨て方に困ったら「不用品回収受付センター」へ相談
今回は、ガスボンベの正しい捨て方を紹介しました。
ガスボンベを安全に捨てたい方は、「不用品回収受付センター」に掲載されている業者への依頼がおすすめです。
不用品回収業者はガスボンベを含む幅広い不用品の回収を受け付けており、一気にゴミを片付けられます。
また、最短即日で回収を行ってくれる業者も多く、今すぐにガスボンベを片付けたい方にもピッタリです。
カセットコンロなど、その他の周辺機器も一緒に回収してくれるので、手間をかけずに捨てられるのも嬉しいポイントです。
出張・見積もり・キャンセル料はかからず、仲介手数料も不要なので、ぜひ気軽にご相談ください。