本記事では、不用品回収業者へ見積もりを依頼する際のコツを紹介します。
不用品回収を業者に依頼する場合は、複数の業者へ見積もりを取って比較するのがおすすめです。
この記事を読めば、比較する際に押さえたいポイントが分かり、自分が納得できる業者を選んで依頼することができます。
この記事でわかること
・見積もりを取る重要性
・見積もりを取る際のポイント
・優良業者を見極める方法
不用品回収で事前見積もりをとる重要性
不用品回収や廃品処分の際は、回収にかかる費用を明確にするためにも「見積もり」が欠かせません。
複数の業者から見積もりを取得し、料金や対応を比較しながら選ぶことを相見積もりと言いますが、その場合は依頼する1社を除いてキャンセルする必要があります。
見積もりを依頼した後でキャンセルすることも考え、必ず出張見積もりやキャンセル料が無料の業者を選んでください。
現地まで出張に来てもらい、見積もりを取得するメリットは、以下の通りです。
出張見積もりのメリット
・事前に費用の目安を知って予算を用意できる
・後から高額な費用を請求される心配がない
・当日の作業代との誤差が最小限で済む
・見積もり時にスタッフの対応もチェックできる
・その場で不明点を聞ける
・作業時間の目安なども教えてもらえる
不用品回収費用は、不用品の量や大きさなどで概算が決まります。
加えて作業にかかる時間や手間、廃品処分時にかかる手数料などがオプションのような形で加算されるのが一般的です。
電話口の依頼者の申告では、物量や品目は分かっても大きさや搬出時にかかる手間までは予測がつきません。
この状態では「電話で聞いた金額と当日の金額が大きく違う」といった問題が起きてしまいます。
そうならないためにも、必ず事前に現地で見積もりを算出してもらい、詳細な金額や内訳を聞きましょう。
事前に打ち合わせを兼ねて見積もりができれば、費用面や不用品処分に関する問題や要望を伝えることもできます。
不用品回収に依頼する際にかかる手数料一覧
不用品回収の見積もりをチェックする際は、メインの作業代以外に以下のような手数料を見る必要があります。
手数料 | 相場 |
---|---|
出張・見積もり・キャンセル料金 | 無料~3,000円程度 |
車両費 | 3,000円~6,000円程度 |
階段料金 | 1,000円程度/1階 |
スタッフ追加料金 | 5,000円程度/1名 |
解体費 | 1,000円程度~4,000円/1点 |
その他オプション | (例)吊り下ろし作業 10,000円以上/1回 |
ここでは、各種手数料について見ていきましょう。
出張・見積もり・キャンセル料金
出張料金は、不用品回収業者が依頼者の自宅まで訪問する際にかかる費用となります。
業者の事業所から依頼場所までの距離に応じて変動するのが一般的で、相場は3,000円前後です。
出張見積もりを依頼した際に出張料金がかかるのか、それとも見積もり料金に含まれているのかを事前に確認しましょう。
業者によっては出張見積もり自体が無料でも、実際に回収を依頼した際にこの料金が請求されるケースもあるので注意が必要です。
また、出張・見積もり・キャンセル料などをすべて無料としている業者も多々あります。
車両費
車両費は、不用品を運搬するために使用するトラックなどの車両にかかる費用です。
トラックのサイズや数、運搬距離によって料金が変わりますが、相場は3,000円~6,000円となります。
大きな不用品や大量の不用品がある場合、より大きな車両や複数の車両が必要となり、その分車両費が高くなる傾向です。
また、トラックの燃料費や高速道路料金なども費用に含まれることがあります。
見積もりを比較する際には、車両費がどのように計算されているか、適切な金額か確認しましょう。
階段料金
階段料金はエレベーターがない建物など、不用品を運ぶ際に階段を使わなければならない場合に発生する追加料金です。
階段を使って不用品を運び出す作業は、通常の作業よりも時間と労力がかかるため、この料金が設定されています。
料金は不用品のサイズや重さ、そして階数によって決まるのが一般的です。
特に、大型の家具や家電製品を階段で運ぶ必要がある場合は、この料金が高くなる傾向があります。
1階あたり1,000円ほどが目安なので、事前に建物の構造を伝えて正確な見積もりを出してもらいましょう。
スタッフ追加料金
不用品の運搬作業には、通常1名から数名のスタッフが派遣されます。
しかし、1人では運び出せない不用品がある、作業を短時間で終えたいときは追加でスタッフを派遣することが可能です。
この際に発生するのが、スタッフ追加料金となります。
料金は、追加されるスタッフの人数や作業時間によって変動し、1名あたり5,000円程度が相場です。
基本のプランに何名のスタッフが含まれているのか、追加となる条件などを事前に確認しましょう。
解体費
解体費は、不用品が大きすぎてそのまま運び出すことができない場合、現場で解体作業を行う際にかかる費用です。
大型のタンスやベッドフレーム、物置などが対象となります。
解体作業には工具や専門的な知識が必要で、手間や時間がかかるので基本的に別料金が必要です。
料金は不用品の大きさや材質、解体にかかる時間によって決まりますが、相場は1点あたり1,000円~4,000円となります。
解体が必要な不用品がある場合は事前に業者に伝え、解体費を含めた見積もりを依頼しましょう。
その他オプション
その他オプションとしては、玄関から搬出できないときに適用される「吊り下ろし作業」などが挙げられます。
2階のベランダなどからクレーンを用いて搬出するため、費用は10,000円以上のケースがほとんどです。
その他、エアコンの取り外しや部屋の掃除、整理・整頓をオプションで付けられる業者も多く存在します。
見積もりを依頼する際には、必ずこのような手数料を全て含めた金額で算出してもらってください。
不用品回収業者へ見積り依頼をするときの5つのコツ
最適な回収料金を算出してもらうためには、見積もりスタッフが不用品や作業場所の状況を詳細に把握できるかどうかがカギとなります。
どのように見積依頼をすれば、失敗せず的確な料金で回収してもらえるのか、依頼時のコツをまとめました。
複数社に相見積もりを依頼する
見積もり依頼は、1社に絞り込まず複数社に依頼することが大切です。
複数の業者に相見積もりを依頼することにより、各社提供サービスの違いや作業内容の違い、費用の違いなど比較検討できます。
相見積もり自体は決して悪いことではなく、多くのユーザーが行っていることです。
業者側に相見積もりにて検討中であることを伝えることで、値引きなどよりお得で柔軟な対応を提案してもらえる可能性も高まります。
業者選定時は、その中から条件や予算に合う業者や信頼できると感じた業者を選びましょう。
ある程度の分別や仕分けをすませておく
処分したい不用品が混在していたり、納屋などに押し込まれていたりする状態では、正確に見積もりが立てられない場合もあります。
可能であればあらかじめ処分したいものを分け、回収品の種類や状態が目視で確認できるようにしましょう。
何がどれくらいあるのか業者側が把握しやすくなるので、より正確な見積もり額が算出可能です。
さらに分別や仕分けを済ませておけば、業者側のスタッフの削減にもつながるため、その分の人件費が抑えられる=費用を安くできるといった理由もあります。
事情があって分別がむずかしい場合や、そうした作業を込みで任せたい場合は、無理に行う必要はありません。
ひと手間かけるだけで、見積もり額が安くなる場合があることを覚えておくとよいでしょう。
排出時の動線確保をしておく
不用品は部屋から玄関、トラックへの積み込みと順を追って運びます。
その際に通る道を導線と呼び、導線確保はスムーズに不用品を運び出せるようにルートを確保することです。
例えば、奥の部屋にある不用品をリビングや廊下を通って運ぶ場合、通り道が物で溢れていると運び出しに手間と時間がかかります。
一方、十分なスペースが確保されていれば、玄関までサッと運び出すことが可能です。
このような運び出しの手間も作業料金に関わってくるケースがあるため、無理のない範囲で導線を確保しましょう。
値引き交渉や相談を必ず行う
見積もり依頼をした際には、予算や要望などをしっかりと伝えることが大切です。
見積額が予算をオーバーした場合には、値引き交渉や相談をすることで、少しでも安くできる条件などを提示してもらえる場合があります。
たとえば以下のような対応を行うと、業者によっては費用を抑えることが可能です。
- 不用品をできるだけ1箇所にまとめておく
- 階段料金がかかるなら2階の不用品を1階に降ろす
- 他社で依頼予定だった引っ越しやハウスクリーニングなども依頼する
1階への荷下ろしは危険も伴うため、階段料金が発生する場合に限り、無理のない範囲で行いましょう。
ただし上記の対応をすれば必ずしも安くなるというわけではないため、注意が必要です。
見積もり時に相談をし、少しでも安くなる方法で無理なくできそうなことがあれば、取り組んでみてください。
キャンペーンをうまく活用する
不用品回収業者では、各種割引キャンペーンなどを用意しているケースが多くあります。
期間限定、初回のみなど条件を絞ったクーポンなど多種多様なものが用意されていますが、利用できるのは公式サイトからの申し込み限定な場合がほとんどです。
こうしたキャンペーンをうまく活用すれば、大幅な割引を受けられることもありますが、利用条件には注意しましょう。
複数社を比較するときは、割引込の価格で比べるのがおすすめです。
公式サイトか不用品回収受付センターで申し込む
クーポンやキャンペーンを使えるのが公式サイト限定なケースが多いほか、別サイトから申し込む際は仲介手数料が発生します。
仲介手数料がプラスされることで、依頼費用が高くなってしまう可能性もあるので、十分注意してください。
安く依頼したいのであれば、公式サイトまたは不用品回収受付センターから見積もりを申し込むのがおすすめです。
不用品回収受付センターは複数の業者を比較できるサイトですが、仲介手数料は一切かかりません。
また、公式サイト限定で利用できるお得なクーポンやキャンペーンも利用可能です。
依頼時のポイントはこちらも!
お住まいのエリアからピッタリの業者が見つかる
見積もり時に優良業者か見極めるポイント
雑な作業によって床や壁を傷つけられてしまう、トラブルで別の業者に依頼したなどの失敗を避けるためには、信頼できる業者かしっかりと見極めることが大切です。
余計な費用をかけたり、トラブルに巻き込まれたりしないためにも、以下で紹介するポイントを押さえましょう。
見積もりの詳細や作業内容はしっかりと説明してくれるか
ある程度金額に幅を持たせた料金提示よりも、明確に料金を提示してくれる方が安心感があるのは確かです。
しかし、「何に」「いくら」の費用が発生しているのかといった、詳細な説明を省くような業者は避けましょう。
作業内容の詳細がわからなければ、果たしてそれが適正料金なのか判断できません。
作業内容を確認せず料金だけで決めてしまうと、本来依頼したかった作業が含まれておらず、トラブルになるケースもあります。
見積もりの際は金額だけでなく、その内訳や作業内容についてもしっかりと確認することが大切です。
スタッフの態度に違和感や不快感はないか
見積もり時のやりとりの中で、なんとなくスタッフの態度や言葉遣いなどに違和感を覚えることがあります。
ほんのちょっとしたことでも、引っ掛かりを覚えた場合は、その業者は利用しない方が賢明です。
スタッフとのコミュニケーション不足や不信感などから、思わぬトラブルにつながりかねません。
また、お客様に一番最初に接する見積もりスタッフの対応が良くないと、その企業自体の対応にも問題がある可能性もあります。
お客様ファーストで丁寧に対応してもらえる業者を利用した方が、さまざまな相談もしやすくなり、利用後の満足度も高まるでしょう。
親身に相談に乗ってくれる不用品回収業者がおすすめ
不用品回収時は単にいらない物を処分するというだけでなく、さまざまな問題や悩みを含んでいることも少なくありません。
料金の安さばかりをアピールする業者よりも、依頼者が困っていることや悩みなども踏まえて親身になって話を聞いてくれる業者がおすすめです。
それにより満足度の高い不用品処分につながり、納得いく対応をしてもらえれば、今後安心してリピート利用ができるようにもなります。
多くの不用品回収業者は無料で出張見積もりを行っているので、そのサービスを存分に活用して、納得のいく信頼できる不用品回収業者を見つけてください。
優良業者の選び方はこちらも!
不用品回収受付センターでは不用品回収業者選びをサポートします!
不用品回収受付センターでは、さまざまな業者を掲載しており、料金や口コミを見ながら比較できます。
見積もり・出張・キャンセル料などの諸経費が無料な業者が多く、相見積もりにもおすすめです。
また、利用に仲介手数料がかからないほか、公式サイト限定のキャンペーンやクーポンも利用できます。
複数のプランを用意していたり、不用品回収以外のハウスクリーニングやゴミ屋敷に対応している業者も選択可能です。
業者選びに迷った際は、ぜひ一度サイトを覗いてみてください。