本記事では不用品回収時にぼったくられてしまった際の対処法や解決策などを紹介しています。
また不用品回収で高額請求を受けないために知っておくべき料金相場や、業者選びのポイントについても紹介。
安心して不用品回収業者を利用するために、ぜひ参考にしてください。
記事の内容
不用品回収の高額請求やぼったくりトラブルの報告が増えています
全国の国民生活センターには、毎年多くの不用品回収に関連したトラブルが寄せられています。
まずはどのようなぼったくり事例があるのか、国民生活センターに寄せられた相談事例を2件紹介しましょう。
不用品回収トラブルのぼったくり事例
ネットで「1.5トントラックに詰め放題3万9800円」という広告を見て、不用品の回収を申し込んだ。作業当日、詰め込み後に事業者から領収書へのサインを求められ、金額を確認すると約65万円だった。不用品を運び出してもらわないと困るので、やむを得ずサインをしたが、作業前に金額について説明は受けておらず、支払いたくない。
(70歳代 男性)引用元:独立行政法人国民生活センターHP「ネット広告で見た不用品回収 10倍以上の料金に(見守り情報)」より
「無料」とアナウンスしながらトラックで巡回している業者を呼び止め、廃品回収を依頼した。作業前に、無料であることを確認したが、不用品を軽トラックに積み終えたとたんに6万円を請求された。話が違うと抗議したが、「回収代金は無料だが、積み込み料金は発生する」と言われた。しつこく請求されたので、仕方なく手持ちの3千円だけ支払った。残金は近いうちに取りに行くと言われたが、支払わなければいけないのか。領収証もないし、業者の住所や電話番号もわからない。
(60歳代 女性)引用元:独立行政法人国民生活センターHP「「無料」のはずが6万円 廃品回収サービスのトラブル」より
このように、不用品回収時に当初聞いていた話と違う料金を請求されるような事例が、数多く報告されています。
その報告件数は年々増加傾向にあり、各自治体でも不用品回収における高額請求トラブルなどの注意喚起をおこなうまでになったのです。
不用品回収でぼったくられそうになった時の対処法
不用品回収依頼や見積もり依頼をした際、高額な料金を提示された場合はどうすればよいのでしょうか。
その場でキャンセルする
もしも見積もり時と異なる金額を請求された場合は、その時点でキャンセルするのがベストです。
・電話で聞いた金額と違う料金を提示してきた
・見積もり時の料金で了承したが、積み込んだ後に金額が増えた
どちらの場合でもキャンセル可能です。
常習的にぼったくりを行う業者は、どうすれば相手がお金を支払ってくれるのかを熟知しています。
「もう積み込んでしまったからキャンセルできない」とか「荷下ろし量がかかる」など理由をつけてお金を支払ってもらおうとするでしょう。
しかし了承した金額と異なる金額を請求してる時点で、その契約は法的に無効となります。
どんなことを言われても支払う必要はありませんので、勇気を出して断りましょう。
警察に相談する
キャンセルを申し出ているのにもかかわらず、しつこく居座られるような場合には、警察に相談しても構いません。
「大きな声で怒鳴られる」「ご近所さんにあることないこと言いふらすなど脅しを受けた」という場合も同様です。
少しでも怖い思いをしているのであれば、遠慮なく警察を呼びましょう。
もちろん通報ですので、「110番」への架電で問題ありません。
「そんなに大事にすることではない」と思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
ご自身を守るためにも、また同様の被害を増やさないためにも、恐怖を感じたときは警察へ連絡しましょう。
高額請求を受けてしまった場合の解決策
ぼったくりに合った場合、その場ですぐにキャンセルするのが一番です。
しかしあまりの恐怖からお金を支払ってしまったというケースや、ご家族のかたが被害にあってしまったというケースもあるでしょう。
このようにすでにぼったくりにあってしまった場合には、できるだけ早めに解決策をとる必要があります。
自治体の消費生活センターに相談する
不用品回収サービスの利用でトラブルにあってしまった場合には、お住まいの地域の消費生活センターに相談するのがおすすめです。
事情を説明すれば、親身になって話を聞いてくれます。
状況に応じて消費者と事業者の間に入って各種交渉ややり取りをしてもらえるため、業者と直接対峙する必要がなく安心です。
直接足を運ぶのがむずかしい場合は、消費者ホットライン188(局番なしの188番または「03-3446-1623」)へ電話で相談するのでも構いません。
不用品回収業者の名前や連絡先、住所などを確認の上、すぐに消費生活センターへ相談しましょう。
クーリングオフの手続きを行う
すでに支払ってしまった金額も、書面の受領日を含めて8日以内であれば「クーリング・オフ」制度を利用して返金請求ができる場合もあります。
また事業者がクーリング・オフができないと言った場合や脅すなど妨害行為を行った場合には、所定の期間を過ぎてもクーリング・オフが可能です。
クーリング・オフの手続きは誰でも簡単に行えます。
不安な場合には、消費生活センターでサポートもしてもらえますので、相談してみるとよいでしょう。
ぼったくられないための不用品回収業者選びのポイント
不用品回収のさいにぼったくりから身を守るために、いくつか知っておくべきポイントについて紹介します。
これらのポイントを抑えて事業者選びをすれば、安心して不用品回収の依頼ができます。
不用品回収費用の仕組みや相場料金を理解しておく
不用品回収時のぼったくりトラブルでは、高いと思っても仕方なく払ってしまうというケースがとても多いです。強引に支払うようにいわれたため、仕方なく支払ってしまうケースが大半です。
しかし、そもそもの不用品回収料金の相場が理解できていないため、高額請求を受けてもその請求が不当であると強く言えないことも背景にあります。
回収品目や状況によって金額は変動しますが、不用品回収料金の相場はおおよそ以下の通りです。
車両 | 目安 | 費用相場 |
軽トラック | 段ボール15箱程度 1K程度の間取り |
8,000円~15,000円 |
1.5tトラック | 段ボール箱25箱程度 1DK程度の間取り |
20,000円~30,000円 |
2tトラック(平) | 段ボール箱35箱程度 2DK程度の間取り |
35,000円~60,000円 |
2tトラック(バン) | 段ボール箱50箱程度 2DK~2LDKほどの間取り |
50,000円~90,000円 |
4tトラック | 段ボール箱80箱程度以上 3DK以上、一軒家など |
80,000円~ |
また以下のような一部オプションが加算される場合もありますが、そう大きな額ではありません。
諸経費名称 | 料金相場 |
---|---|
階段料金 | 1,000円/階 |
スタッフ追加 | 5,000円/人 |
搬出作業費・梱包 | 5,000円程度 |
車両費 | 3,000円~6,000円 |
出張費 | 3,000円 |
解体費 | 1,000円~4,000円 |
吊り下ろし作業 | 2tユニック車:15,000円~28,000円 大型ユニック車:60,000円~100,000円 |
不用品回収費用は、不用品の量や大きさに比例する形で費用が高くなるのが一般的です。
一部品目においては、家電リサイクル料や処理手数料が別途加算されることもありますが、決してそこまで高額になるような
不用品回収の料金の仕組みや料金相場を理解しておけば、高額請求を提示された時も慌てずに済むはずです。
住所や連絡先が分からない業者には頼まない
不用品回収業者選びをする際は、素性のはっきりしている業者に相談することも大切です。
ぼったくりを行うような業者は、会社を構えず仮の事務所やバーチャルオフィスなどを会社所在地としていることも多いです。
電話番号なども携帯番号や代行会社の番号ではなく、会社として契約している番号であることが望ましいです。
万が一トラブルへと発展した場合、住所や連絡先が分からないとクーリング・オフ請求を行うこともできません。
できれば住所検索を行い、その場所に会社が実在しているかどうかなどもチェックしておくとよいでしょう。
口コミは投稿内容までしっかりチェック
検討中の不用品回収業者の評価やこれまでの対応などを知るには、ユーザーが投稿した口コミをチェックするのが一番です。
星の数などの総合評価だけでなく、どのような内容がかかれているかまで目を通すことが大切です。
業者のホームページは良い口コミのみを掲載してる場合もあるため、なるべく外部サービスの口コミを参考にするのがポイント。
過去のトラブルの内容やクレームの有無、Googleレビューなどの場合は業者側の返信コメントなどもチェックしておくことをおすすめします。
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