隠れゴミ屋敷とも言われる足の踏み場が無いほどに散らかってしまい、片付けに時間がかかってしまう、いわゆる「汚部屋」。とてもお客さんを招き入れることが出来ず、自身も片付けを進めることが出来ないという方もいることでしょう。
実は、そんな汚部屋をきれいに片付けるのは業者に依頼するのがお得です。今回は、汚部屋片づけ業者についての詳細を解説していきます。
汚部屋の定義とは
業者にお願いする前に、汚部屋とはどんな部屋を指すのかを見ていきましょう。
ゴミ屋敷との違いは
「汚部屋」と「ゴミ屋敷」は、どちらも誰しもが聞いたことのある言葉でしょう。意味的には同じですが、汚れているのが一軒家なのかどうかで分かれます。
一軒家の場合を「ゴミ屋敷」といい、アパートやマンションの場合を「汚部屋」といいます。
そのため、ここでは基本的にアパートやマンションでの事例であることを前提に解説しています。
現状の程度を知る必要がある
ひとくちに汚部屋といっても、汚れや散らかりの程度により、業者に依頼すべきかどうかが異なります。
少しゴミが散乱しており、それらを片付けるだけで解決する場合は軽度といえるレベルです。
足の踏み場が無く、ゴミを踏みながらでなくては移動できないという場合は中度、そしてゴミが腰やそれ以上の高さにまで溜まり、ゴミが原因の異臭も漂うようになった場合は重度といえるレベルです。
もちろん「自分ですべて片付ける」と意気込んで実行できる人であれば、業者を呼ぶ必要はありません。しかし、1人で手に負えないと感じたのであれば、上記で言うところの中度からは業者を呼ぶべきです。
汚部屋片付け業者のサービス内容
ゴミの片付け
当たり前ながら、溜まってしまったゴミを片付けるのがメインのサービスです。多くの業者はトラックで来るため、よほど重度の汚部屋でない限りはトラック1台分で回収を済ませてもらうことができます。
ゴミの片付けだけを依頼することもでき、そうすることでかかる費用も抑えることができます。しかし、カビや害虫が発生している場合は、そちらも別途費用を支払って対応してもらうべきです。自分だけで解決するには、なかなか難易度の高いポイントだからです。
ハウスクリーニング
先述のように、汚部屋は程度が重度であるほどカビや異臭の発生確率が高まります。特にカビは喘息をはじめとする様々な病気へのリスクがあるため、対応が不可欠です。
溜まったゴミによるカビや異臭に対しても、オプション料金を支払うことで業者に対応してもらうことができます。
相場としては、1カ所当たり1万円からです。キッチンなど、衛生面を配慮する必要が特に高い場所から依頼するようにしましょう。
畳の撤去
汚部屋が和室であった場合、畳にゴミによるダメージが起きている可能性があります。ゴミや食べ残しなどを放置していた期間が長いほど、畳の腐敗や汚れの付着が悪化していきます。
残念ながら、ダメージを受けてしまった畳に関しては、交換が必要になります。
この時に問題になるのが、不要になった畳の処分です。1畳だけでも重さが30キロ前後あるので、ゴミ捨て場へ運ぶには一苦労です。また、1畳ずつ粗大ごみとして出すの必要があることも手間になってしまいます。
汚部屋片付け業者であれば、畳の回収から処分まで一貫して作業を代行してくれます。相場としては、1畳3,000円前後です。
自身の部屋が何畳なのかを把握し、「3,000円×〇畳」で予算を計算してみましょう。
不用品の買取
汚部屋に放置されているモノの中には、まだまだ使えるものも紛れていることが珍しくありません。こういったものまでゴミとして処分してしまうのではなく、買取りをしてくれる業者もあります。
こういった業者に片付けを依頼すれば、実質負担を抑えることができます。そのお金で、オプションとしてクリーニングをしてもらうという手段も有効です。
使えそうなものとそうでないものを選別し、その後使えそうなものをリサイクルショップに持っていく手間を省くことができるのもメリットですね。
汚部屋の片づけ業者の選び方
汚部屋片付け業者はいくつもあるため、いざ依頼しようとなると迷ってしまう方もいることでしょう。ここで、業者選びのポイントを見ていきましょう。
利用者の口コミを見る
業者の良し悪しを知るには、実際に利用した人の口コミを見てみるのが良い方法です。サービスの良し悪しやスタッフの印象、安いと感じたかどうかなど、利用してみないとわからない情報を得ることができます。
気になる業者が見つかったら、「〇〇(業者) 口コミ」と検索してみましょう。ある程度知名度や実績のある業者であれば、いくつも口コミを見ることができ、業者選びの良いヒントになります。
業者のホームページでも、利用者の口コミが書かれているため見ることができます。しかし、宣伝効果のために良くない口コミはほとんど紹介されていません。
そのため、より現実的かつ参考になる口コミを見る場合は、その業者のホームページではない外部のサイトを見てみましょう。
候補の業者には見積もりをしてみる
1つでも気になる業者が見つかったら、見積もりを依頼してみるようにしましょう。実際に依頼をした場合にいくらかかるかを把握しておくことができ、判断材料となります。
複数の業者に見積もりをしてもらえば、依頼前にどこが最もコストパフォーマンスが良いか、サービスが充実しているかという比較をすることもできます。口コミの良し悪しと合わせて判断していきましょう。
業者にしかできないサービスの充実度を見てみる
片付けだけであれば、努力次第で自分でできる可能性はいくらでもあります。しかし、壁紙やキッチン、水回りなどに付着した汚れを完璧にきれいにするのは容易ではありません。
そんなときは、特殊な技術を用いたサービスに充実している業者を探してみるのが重要です。見つかったら、費用を確認してコストパフォーマンスの良し悪しを他の業者と比べて判断しましょう。
まとめ
汚部屋片付け業者への依頼により、自分が時間をかけなくとも自身の部屋を綺麗にできます。友人や家族など、手伝いをしてくれる人がいないという人は、計画的に業者に依頼しましょう。
プライバシー保護に積極的な業者かどうかなど、サービスそのもの以外の点で業者選びをすることも重要です。
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