引っ越しの片付けを代行回収業者に依頼するときのポイントをご紹介します。

引っ越しの片付けは時間も労力もかかる大変な作業です。

新居の手続きや不動産会社とのやり取りなどと並行しながら部屋の片付けをするとなると、限られた時間のなかで行わなければ当日までに間に合わないリスクもあります。

そんなときには、専門的な知識や技術を持つ業者に片付けを依頼することで、スムーズな引っ越しが可能になります。

今回は引っ越しの片付けに専門業者を利用したい人を対象に、業者選びやコストを抑えるポイントについて解説していきます。

引っ越し時の不用品の片付けを頼むメリット

引っ越し時の不用品回収を業者に頼むメリット

引っ越し時の部屋の掃除、不用品の整理、荷造りの作業には、短くても1~2週間ほどかかります。仕事で忙しかったり、小さいお子さんがいらっしゃったりすると、なかなかそちらの作業に時間を割くことができません。

代行業者に依頼すれば、専門的な知識や技術を持ったプロのスタッフが効率的に片付けをしてくれるので、余った時間を有効に使うことができます。

また引っ越しに慣れていない人であれば、食器の梱包など意外と難しい作業を丁寧にやってもらえるので、安全・安心な引っ越しができるという点も大きなメリットと言えるでしょう。

その反面、業者に依頼すれば当然ながら費用がかかります。ただし、お金と引き換えに煩雑な引っ越しの片付けの手間や時間を代行してもらえると考えると、十分に検討の余地があるのではないでしょうか?

引っ越しの片付けを依頼できる業者を大別すると

「片付け」と一口に言っても、業者によって不用品の回収サービスが含まれたり、家具など重量のあるものの移動作業が含まれなかったりします。

引っ越しから不用品の回収清掃まで一括引き受け

前者は引越し業者や不用品回収業者、遺品整理代行業者に多く、引っ越しの作業をほぼ全て代行してもらうことができます。またテレビや冷蔵庫など家電リサイクル法4品の引き取りも行っています。

室内をより綺麗にする細かな清掃

後者は家事代行業者に多く、女性スタッフのきめ細やかなサービスが特徴です。引っ越し前の部屋の片付けや掃除機・雑巾がけ、食器類の整理、荷造りや引っ越し後の荷ほどきなども依頼することができます。

業者によってサービスプランは異なりますので、見積もりを依頼する場合にはあらかじめ業者の片付けの範囲を確認しておくことが重要です。

引っ越しの片付けサービスにかかる費用の相場

引っ越し時の片づけサービスの料金相場

引っ越しの片付けサービス業者によって異なり、どこまでの作業を代行してもらうかにもよります。

たとえば、引っ越しで出る不用品の回収も含めて部屋の大きさで見積もりを出すところもあれば、片付けの内容にかかわらず「1回◯時間」と時間制の料金設定をしているところもあります。

実際に引っ越しの片付けや不用品の処分を依頼するとどれくらいの費用がかかるのか、サービスごとに見てみましょう。

引っ越し業者のオールインワンサービス

おもに引越し業者が提供する、荷造りから荷物の搬出・搬入、荷解きまでを代行するサービスです。「アート引越センター」や「サカイ引越センター」など大手の引越し業者が「おまかせプラン」として提供しています。繁忙期になると料金が1.5倍ほどに値上がりするので注意が必要です。

家族構成 料金の目安
単身 ¥27,000~
2人家族 ¥60,000~
3人家族 ¥65,000~
4人家族 ¥70,000~

不用品回収を含んだ部屋の片付けを代行するサービス

不用品回収業者や遺品整理代行業者が提供する、部屋の片付けと不用品の回収を代行してくれるサービスです。「部屋の広さ(運び出すトラックの大きさ)」、「不用品や不要物(部屋片付け)などの種類や量」などによって見積もりが算出されます。また、家電リサイクル法の4品目は別途料金を請求される場合があります。

部屋の広さ 料金の目安
ワンルーム ¥30,000~
1DK ¥40,000~
1LDK~2LDK ¥65,000~
2LDK~3LDK ¥95,000~

引っ越しお手伝いプラン

おもに家事代行サービス業者が提供する、力仕事を伴わない引っ越しのお手伝いサービスです。普段は家政婦として家事代行やハウスクリーニングを行なっている女性スタッフが引っ越しの片付けを代行してくれます。重い家具の移動や不用品回収は行っていませんが、女性ならではのきめ細やかなサービスが人気を集めています。

スタッフの数 利用時間 料金
1名 3時間 ¥12,000(別途交通費等)

引っ越しの片付けのコストを抑えるポイント

決して安くない費用がかかる引っ越しの片付け代行、なるべくコストを抑えてか賢く利用したいものですよね。

コストを抑えるポイントの大前提としては、料金が割高になる繁忙期を避けることです。

とくに引越し業者や不用品回収業者などに片付けも依頼する場合は、新生活のスタートとなる春ごろの繁忙期は割高になります。急いで引っ越す必要がないのなら、閑散期の11月~1月あたりのタイミングがおすすめです。

さらに、荷物を詰めるダンボールや緩衝材などは多くの業者が無料でサービスしてくれます。見積もりを依頼した際にそれらを持ってきてもらうこともできるので、効率的に引っ越しの準備が始められます。

引っ越しの片付けを依頼する前に複数の業者で見積もりを!

引っ越しの片付けを依頼する際は、業者がどこまでの範囲をカバーしてくれるかを確認した上で、どのタイプの業者に依頼したら良いかを見極めることが、片付け代行業者を賢く利用するポイントです。

しかし、ここでご紹介した料金の相場や業者のサービスはあくまでも参考程度です。業者のホームページの料金表だけでは、実際にかかる費用の詳細なシミュレーションはできません。また、実際に依頼してみたら、基本料金以外にもさまざまなオプション料金がかかったというケースも考えられます。

そこで、引っ越しの片付けを代行業者に依頼する場合は、事前に見積もりを取って料金を確認するようにしましょう。引越し業者や不用品回収業者、家事代行サービスであれば、「完全無料」で見積もりをしてくれます。

見積もり無しで業者に依頼してしまい、気づいたら「他の業者に頼んだらもっと安く代行してもらえたのに、予算オーバーになってしまった」ということがないよう、最低でも3社以上で見積もりをして、安心できる業者に依頼するようにしましょう。

不用品回収受付センターで紹介介している優良回収サービスは、一定の基準に合格した事業者のみ扱っておりますので安心してご利用いただけます。