行政の粗大ゴミ回収の申込み方法と、粗大ゴミの収集を不用品回収業者に依頼する場合を比較してご紹介します。
粗大ゴミをどうやって処分するかは、悩ましい問題の1つです。
もちろん行政は粗大ゴミ収集をおこなっていますが、申込みの際に何をしなければならないか、またいつ収集してくれるのかがわからない方も多いと思います。
ここでは粗大ゴミの処分に悩む方に向けて、行政の粗大ゴミ回収の申込み方法を解説します。
また行政だけでなくごみ回収業者も粗大ゴミを回収していますので、そのメリットも説明します。
行政が行う粗大ゴミの回収方法を解説
行政が行う粗大ゴミの回収は、安価な料金で収集してくれることが魅力です。
その分、事前に予約が必要であったり、粗大ゴミ処理券を購入しておかなければならない、自宅からの持ち出しは自分で行わなければならないといった制約があります。
個別収集の場合は、電話などでの事前予約が必須
粗大ゴミを個別収集してもらう場合は、収集日の数日前までに電話で事前予約が必要です。
電話窓口は日中のみの営業であったり、土日祝日は時間短縮や休業する場合があります。また自治体ごとに連絡先が異なります。
このため申込み先の電話番号や受付時間を、ホームページなどで事前に確認しておくことが必要です。
東京23区や千葉市など、一部の自治体ではインターネットでの申込みも可能です。
24時間申込みができて便利ですが、この場合でも希望する収集日を指定する必要があります。このため、すぐに収集してもらえるわけではありません。
収集業者は、家の中からは持ち出してくれない
個別収集の場合、粗大ゴミの収集場所は自宅の前の路上が指定される場合が多いです。このため、粗大ゴミを自宅から持ち出す作業は自分で行わなければなりません。
また前日などに前もって搬出することもできませんので、収集日当日に時間を取って持ち出す必要があります。
一部の自治体では粗大ゴミを自宅から持ち出す作業を行う場合もありますが、このサービスを利用できる人は一人暮らしの高齢者などに限られます。
専用のゴミ処理券を購入しなければならない自治体も多い
粗大ゴミの回収は有料の自治体がほとんどです。このため、無事に粗大ゴミの回収を申し込むことができても、専用のゴミ処理券を購入する手間がかかります。
販売箇所は自治体によりさまざまです。コンビニでも購入できる自治体もあれば、地元の商店が主体という自治体もあります。あらかじめホームページなどで、販売店を確認する必要があります。
ゴミ処理券の払戻しはできませんから、金額を間違えないように購入する必要があります。また購入後は必要事項を記入の上、粗大ゴミにゴミ処理券を貼りつける必要があります。
ゴミ処理施設へ持ち込む場合は、運搬手段の確保が必要
粗大ゴミは、直接ゴミ処理施設へ持ち込むこともできます。この場合はご自身の車で運ぶことが必要です。
また持ち込みにあたって事前予約が必要かどうかは、自治体によって異なります。受け入れ可能な曜日や時間とあわせて、事前に確認が必要です。
ゴミステーションに出せばよい場合でも、持ち出す手間がかかる
ここまで説明した通り、粗大ゴミの収集は有料かつ個別収集が大勢となっています。
そのような中、大阪府吹田市など一部の自治体では、ゴミステーションでの収集が行われています。
この場合は無料で収集してくれることが魅力ですが、収集日が月1回程度と限られていること、またゴミステーションまで自分で運ばなければならないことがデメリットです。
例えばゴミステーションから100m離れている家庭の場合は、粗大ゴミを家の中から持ち出した上で、ゴミステーションまでの距離を自力で運ばなければなりません。
家電リサイクル法対象の商品は、回収方法が決められている
以下の家電は、家電リサイクル法の対象となりますから、回収方法が別途定められています。
- エアコン
- テレビ
- 冷凍庫、冷蔵庫
- 洗濯機、衣類乾燥機
これらの家電は、購入店や買い替えをする店へ引き取りを依頼することが基本となります。
もし購入店で引き取ってくれない場合は、他の引き取りが可能なお店を探したり、自治体の認可を受けた一般廃棄物処理業許可業者に連絡して引き取ってもらう必要があります。
いずれの場合も、引き取りにはお金がかかります。
不用品回収業者であれば、迅速・柔軟な対応ができる
ここまで説明した通り、行政による粗大ゴミ回収は安価な反面、さまざまな制約があることがデメリットです。
その一方でごみ回収業者を利用すると、迅速・柔軟に粗大ゴミを引き取ってもらうことが可能です。
このメリットをいくつか解説します。
不用品回収業者を利用するメリット
スケジュールが空いていれば、すぐに引き取ることも可能
行政での粗大ゴミ収集は収集日の数日前に申込みが締め切られますから、すぐに引き取ってもらうことはできません。
この点ごみ回収業者の場合、業者のスケジュールが合えばすぐに引き取ってもらうことも可能です。
家の中からでも持ち出しができる
ごみ回収業者を利用する最大のメリットは、家の中からでも持ち出してもらえる点にあります。
1人や2人で暮らしている家庭の場合は、たんすや大型ベッドなどの粗大ゴミを家から持ち出すことは難しい場合が多いです。
このような場合でもごみ回収業者に依頼すれば、いくつでも家の中から持ち出し、処分してくれます。あなたはごみ回収業者に対し、何を処分して欲しいか指示するだけでよいのです。
料金は現金払い
ごみ回収業者ならば、料金もその場で支払えばよい場合も多いです。この点では事前に粗大ゴミ処理券を購入する必要がありませんから、手間もかかりません。
ごみ回収業者に依頼する際のポイント
ごみ回収業者は便利ですが、すべての業者が適正な価格で収集しているとは限りません。高額な処理料金を支払うことのないよう、以下の点に注意することが重要です。
「無料回収」をうたう回収業者には依頼しない
時々「粗大ゴミやいらない家電、何でも無料で回収します」とスピーカーで放送しながら巡回する車を見かける場合があります。また自宅に「不用品は何でも収集します」というチラシが投げ込まれる場合もあります。
このような業者に依頼した結果、トラブルに巻き込まれたという相談が国民生活センターをはじめ、各地の消費者センターに寄せられています。
その多くは、他の業者に比べて数倍の料金が請求されたというものです。なかには、粗大ゴミを回収してから料金が提示されたというケースもあります。
このため、無料回収をうたう業者には依頼しないことが重要です。
引き取りを依頼する前に、料金を確認しよう
粗大ゴミの引き取りには料金がかかりますから、事前に確認しておきたいものです。電話した際、概算レベルの金額でも提示できる業者が望ましいものです。
また料金に納得いかない場合は、他の業者を探して依頼することが大切です。
早く楽に粗大ゴミを処分する手段として、ごみ回収業者はおすすめ
行政での粗大ゴミ収集は安価ですが、すぐに回収してもらえず、また家の中から持ち出さなければならないというデメリットがあります。
この点、ごみ回収業者なら家の中からでも粗大ゴミを持ち出してもらえます。またスケジュールさえ合えば迅速に収集してもらえることもメリットです。
早く楽に粗大ゴミを処分する手段として、ごみ回収業者の利用もおすすめです。ぜひご検討ください。
不用品回収受付センターなら、行政の粗大ゴミ回収よりも楽でお得に不用品を処分することができます。