行政の粗大ごみ回収サービスについてを紹介します。
引っ越しや新しく家電・家具を買い替えた際に問題になる、不要になった粗大ごみ…。
不要になった粗大ごみをどうやって処分していますか?
この記事では粗大ごみ処分方法としてメジャーな行政の粗大ごみサービスについて、その流れやお得に利用する方法、デメリット・メリットなどについてご紹介します。
業者の粗大ごみ回収と比較したい方もぜひ参考にしてみてください。
行政の粗大ごみ回収サービスの流れ
ステップ1:粗大ごみの種類を確認する
行政の粗大ごみ回収サービスでは、回収してもらえないサイズ・重量・品目があります。
まずはお住まいの行政が発行しているゴミ処理パンフレットなどを見て引き取ってもらえるものなのかを確認しましょう。
テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機・パソコンなどはリサイクル法に元づき引き取りはできません。
さらに自動車、オートバイ、タイヤ、石油、ピアノ、耐火金庫、消火器、ガスボンベ類も引き取り不可なので民間の業者にお願いするか、自治体に相談して引き取り先を聞くなどする必要があります。
ステップ2:粗大ごみ回収の予約をする
電話やインターネットで粗大ごみ回収の予約をおこないます。
粗大ごみのサイズ・数・種類・どこに出すのかを伝えて申し込むと日時と費用、受取番号が伝えられます。
日時の指定はできず、受付から数日後である場合や、数週間先ということもありますから余裕をもって申し込みたいところです。
月曜・3、4月の引っ越しシーズンなどは込み合っていて電話が繋がりにくく、回収予定日がかなり先になるなんてことも。
また粗大ごみの数が多いと複数日に分けての回収となるケースもあります。
ステップ3:粗大ごみ処理券を買う
依頼時に教えられた費用分の処理券をコンビニ、役所、指定のお店などで購入します。
お住まいの都道府県以外で購入した処理券は使えないので要注意。
例)東京都 練馬区にお住まいの方の場合、豊島区で購入した処理券は使用できない
ステップ4:処理券に必要事項を記入する
名前(受付時に申し出ればイニシャルでも可能な自治体もある)・受付番号・収集予定日を記入します。
ステップ5:粗大ごみを決められた日時・場所に運び出し回収してもらう
指定された時間・場所に粗大ごみを自力で運び出し、処理券を張りつけます。
粗大ごみ回収には立ち会う必要がないので、ここまでで一連の回収の流れは完了です!
持ち込み回収ならより安くなる
行政の粗大ごみ回収をより安価に済ませたいのであれば、行政が指定する場所まで粗大ごみを直接持ちこむ方法があります。
人手と運搬用のトラックなどを自力で調達する必要がありますが、それができる方であればお試しください。
- 〈ステップ1:粗大ごみの確認をする〉
- 〈ステップ2:粗大ごみの回収を予約時に、持ち込み指定日と場所を教えてもらう〉
- 〈ステップ3:予約時に伝えられた費用分の処理券を購入する〉
- 〈ステップ4:指定された日時・場所に粗大ごみを自ら運びだし、粗大ごみシールを張り付ける〉
- 〈ステップ5:引き渡し時に本人確認〉
氏名・住所等本人確認を求められるので、運転免許証や保険証などの身分証を忘れずに持っていきましょう。
行政の粗大ごみ回収サービスと業者の粗大ごみ回収はどちらが安いの?
行政の粗大ごみ回収サービスは1つ、2つ程度の粗大ごみであれば業者にお願いするよりも安くなります。
たとえば自転車の場合、業者にお願いすると3,000円のところ行政であれば1,000円ほどになるかと思います。
ただ、3つ以上の粗大ごみとなると話は別です。
複数の粗大ごみ回収を検討されているのであれば、行政よりも業者に任せた方が安価になるケースが多いのです。
回収業者によってはまだ使える家具や電化製品を買い取ってくれたり、トラック1台で○○円と設定されたていたりと、品数が多いほど値引き傾向にあります。
引越しとセットにできる不用品回収業者もあり、不用品の処分料金が無料サービスになるか、安くなることも。
品目・品数によっては業者の方が安くなることもあるので、まずは見積もり依頼をしてみると良いでしょう。
行政・業者の粗大ごみ回収サービスのメリット・デメリットをまとめてみた
行政の粗大ごみ回収サービスのメリット・デメリット
メリット
- 粗大ごみ1つあたりの回収料金がリーズナブル
- 民間の粗大ごみ回収なので安心感がある
デメリット
- 特殊な粗大ごみや直接粗大ごみを持ち込む場合、通常の粗大ごみ回収と連絡先が違う、引き取ってもらえず他の紹介先を教えられるなど回収日の予約確保までの手順が煩雑になることも
- 回収日時の指定ができず、回収日は平日それも昼間なので仕事のある方はむずかしい
- 処理券の購入や記入など面倒な手続きがある
- 自力で粗大ごみを決められた場所に運び出す必要がある
業者の粗大ごみ回収サービスのメリット・デメリット
メリット
- 処分できる品の種類が多い(リサイクル法の対象となっている品目、ライター、バッテリー、可燃物や不燃物、カン、ビンなども対象)
- 運搬の手間が一切かからない
- 日時指定ができる(当日・土日・祝日・夜の回収も可能)
- 引っ越しサービス、遺品整理、お部屋のクリーニング込など様々なオプションを選べるので作業がとにかく楽
デメリット
- 業者によって引き取り値段がかなり違う
- 料金システムが業者によって違うため少々複雑(基本料金、解体作業や階段料金など)
まとめ
行政の粗大ごみ回収の流れやメリット・デメリットについてご紹介しました。
行政の粗大ごみ回収は回収品が少なく、手間をかけてでも安さを重視したい方におすすめです。
行政の粗大ごみ回収は、品目が多いほど割引される、使える商品を買い取ってもらえる、引っ越しと粗大ごみ回収の両方を同時に行える、クリーニングサービス、遺品整理など、行政にはないサービスが大きな魅力です。
行政の粗大ごみ回収を活用するか、業者を活用するか迷われた際にはまず日程と見積もりの比較検討をしてみることをおすすめします。
品目・品数によっては行政の粗大ごみ回収と同程度のお値段か、それ以下になることもありますから、まずはお気軽にご相談くださいませ。