失敗しない粗大ごみ回収業者の選び方をご紹介します。
粗大ゴミ回収業者といっても、その数はたくさんあり、業者によってサービスや費用もまちまちです。
悪質な業者もゼロではないため、粗大ゴミ回収業者は慎重に選ぶ必要があります。
粗大ゴミ回収業者を選ぶ時の確認事項
悪質な業者によるトラブルを避け、安心安全な粗大ゴミ回収業者を探すなら、下記のポイントに注意してください。
- 見積もりが無料
- 明確な料金体系
- 追加料金についての記載
- サービス内容
- 一般廃棄物処理業などの許可
- 業者の所在地や電話番号などの確認
優良な業者の場合、回収に必要な資格を所持しています。粗大ゴミ回収業者を選ぶ時は、資格を持っているかどうか、まず確認してください。
また、料金が明確に提示されているかも重要なポイントになります。
悪質な粗大ゴミ回収業者によるトラブル
粗大ゴミ回収業者が増えた一方で、悪質な業者も増加しています。まずは、悪質な業者によるトラブルを紹介します。
回収ゴミをそのまま不法投棄
優良な業者は、不用品回収に必要な資格を持ち、定められたルールに従って、粗大ゴミを処分しています。
しかし、粗大ゴミを不法投棄するような悪質な業者も中には存在します。
不法投棄は犯罪ですが、業者が不法投棄したにも関わらず、依頼人が罪に問われれることがあります。
業者に依頼したことを証明するのが難しい一方で、製造番号から購入者を特定することはできるからです。結果、持ち主が責任を問われることになります。
また、家電リサイクル法に定められているテレビ、エアコン、冷蔵庫などの家電は、リサイクルして資源になるものもあります。
しかし、不適正な処理を行うことで有害物質が発生するなど、環境破壊に繋がります。
不当な料金を請求
無料という宣伝文句に釣られると、後でトラブルに発展するケースも増えています。
たとえば、回収は無料でも作業後に粗大ゴミを処分する料金を請求されたり、事前に格安の料金を提示していたにも関わらず、実際には高額請求されるケースなど、料金にまつわるトラブルは後を絶ちません。
特に、リサイクル法に定められた家電はリサイクル料がかかるため、無料で引き取ってくれる業者はまずないと考えて良いでしょう。
業者にとって何の得にもならないどころか、損をしてしまうからです。
回収したゴミの転売
本来は定められたルールに沿ってゴミの処分を行いますが、中には転売する業者も増えています。処分という名目で料金を取ったにも関わらず、転売をするのは違法です。
不用品の買取や販売においては、古物商許可が必要です。資格を所持して買取を行なっている業者を利用すれば、その分、処分費が安くなるといったメリットもあります。
料金で失敗しない粗大ゴミ業者の選び方
粗大ゴミ回収業者を選ぶ際には、出来る限り料金を抑えたいという方もいるでしょう。
まずは、一般的な粗大ゴミ回収業者の料金の仕組みについて説明します。
処分する品物ごとの料金
ゴミ回収の基本料金
品物ごとの料金では、基本料金が別途かかる場合とかからない場合があります。
基本料金は出張費のことで、だいたい3,000円から5,000円くらいが相場となっています。
基本料金があると一品当たりの回収料が安い
このうち、基本料金を加算している業者では、一品ごとの料金は若干安くなっていたりもします。
たとえば、洗濯機を比較した場合、基本料金を上乗せしているA社では5,000円からとなっています。
一方、基本料金のないB社では6,000円というように、多少の差が生じることがあります。
一品当たりの回収料の目安
目安として、1品目500円から5,000円くらいのものが多く、中には無料で引き取ってくれるものもあります。
逆に、ピアノや大型冷蔵庫など、10,000円を超えてしまうものもあります。
トラック積み放題のパック料金
トラックの荷台に積み込める分だけ積み込むパックプランや一部屋まるごと片付けるプランなどもあります。
不用品のアイテム数が多く、一部屋まるごと片付ける場合などは、パック料金の方が安く済むこともあります。
たとえば、2トントラック積み放題の相場は、30,000〜40,000円です。引っ越しやリフォームで部屋をまるごと片付けるような時は、品物ごとに計算するよりも、パック料金で申し込んだ方がお得です。
清掃解体などの追加料金
分解や解体、ドアを外しての作業など特殊な作業が加わる場合や、休日や時間外の作業、スタッフの増員、クレーン作業など、追加料金がかかることもあります。
このような追加料金が発生する場合、事前に指摘してくれる業者を選ばないと、トラブルの元になります。
妥当な料金の粗大ゴミ回収業者の選び方
少しでも料金を安く抑えるのであれば、最初から1社に絞ってしまうと、料金が安いかどうかわかりません。そこで、複数の業者を比較すると、だいたいの相場が見えてきます。
あまりにも高額過ぎる業者、安くても後から追加料金で高額請求してくる業者もあります。
無料で見積もりを行っている業者は多いので、複数の業者に見積もりを依頼して、比較してみても良いでしょう。
粗大ゴミ回収業者を選ぶ際に重要な見積
各社のホームページの料金を確認したり、一括見積を行うことでも、おおよその料金は想定できるでしょう。
しかし、実際にプロの目で現場を見てもらわない限り、より明確な料金はわかりません。
そこで、前もって業者に来てもらい、見積を出してもらうわけですが、見積を取る時は以下の点に注意してください。
作業量に妥当な見積りをしているか
サラッと全体を見ただけで総額料金を出すような業者は、避けた方が無難です。
ありとあらゆるケースを想定して細かく確認する場合、2、3分程度で見積りが終わることはありません。
見積りがいい加減だと当日に追加料金が発生するなど、想定外の出費に繋がります。
見積書の発行と内訳の確認
見積書には細かく内訳が記載されるので、必ず発行してもらってください。
総額料金だけでなく内訳を見ることで、人件費が高過ぎるなど、おかしな点を事前に見抜くことができます。
見積書では基本料金や処分費に加え、車両費、スタッフの作業費や出張費なども確認しておきましょう。
追加料金の有無を確認
見積り時には、追加料金の有無をしっかり確認しておきましょう。
当日の追加料金はないといった注意書きがあれば安心ですが、見積書に記載がなくても、追加料金の有無と、どのような時に追加料金が発生するのかは確認しておいた方が良いでしょう。
複数社に見積りを依頼した場合、見積りでは他社より安かったのに、当日に追加料金が加算され、結果的には他社より高くなることもあります。
優良な業者は、ホームページに電話番号も載せています。
電話でもおおよその料金やサービス内容を、丁寧に教えてくれます。
無料の見積後、強引に契約を結ぶようなこともありませんので、まずは見積で不明な点をなくしてから契約を進めてください。
不用品回収受付センターで紹介している優良回収サービスは、一定の基準に合格した事業者のみ扱っておりますので安心してご利用いただけます。