本記事では、鎌倉市の粗大ゴミの出し方について解説します。

料金や詳しい処分方法のほか、粗大ゴミの排出時に必要な「粗大ゴミ・大型粗大ゴミ処理シール」の購入場所も紹介します。

鎌倉市では、大きさにより粗大ゴミと大型粗大ゴミの2種類に分類し、回収をしています。

種類や材質によっては、鎌倉市で回収できないゴミもあるため注意しましょう。

まとめて粗大ゴミを処分したい場合などは、不用品回収業者の利用がおすすめです。

鎌倉市の粗大ゴミの出し方

鎌倉市の粗大ゴミの出し方

鎌倉市の粗大ゴミの出し方は、次のとおりです。

  • 戸別収集
  • クリーンセンターへの持ち込み

なお鎌倉市で粗大ゴミを排出する場合は、いずれの方法でも事前の予約が必要です。

それぞれの詳しい出し方について、具体的に解説します。

戸別収集

鎌倉市では、粗大ゴミの戸別収集を行っています。

戸別収集までの流れは、次のとおりです。

  1. 電話またはインターネットから予約する
  2. 粗大ゴミ・大型粗大ゴミシールを購入する
  3. 収集日に粗大ゴミを排出する

まずは、電話またはインターネットで予約をします。

電話での詳しい予約方法は次のとおりです。

  • 電話番号:今泉クリーンセンター(0467-44-5344)
  • 受付時間:月曜日から金曜日(祝日含む)、午前8時15分から午後5時(年末年始を除く)
  • 電話での確認内容:氏名、住所、電話番号、品目、個数、排出場所

電話予約は、曜日に関わらず午前中がたいへん混み合うため注意が必要です。

電話が混み合っている場合は、午後などの比較的空いている時間にかけ直しましょう。

また、電話予約の前に、排出したい粗大ゴミの大きさを計測しておくとスムーズです。

電話受付時に、粗大ゴミシールの金額や収集日などが伝えられます。

インターネットでの詳しい予約方法は、次のとおりです。

  • 「e-kanagawa電子申請」からクリーンセンターに申し込み
  • 受付時間:24時間(メンテナンス中はサービス停止)
  • 入力内容:氏名、住所、電話番号、品目(選択)、個数、排出場所

インターネットでは24時間受付可能なため、電話のように繋がるまで待つ必要がありません。

インターネットの申し込みは、クリーンセンターの確認後に電話またはメールで収集日の連絡があります。

なお、50音索引に記載がない粗大ゴミを排出する場合は、電話で問い合わせましょう。

いずれの方法でも、個数は1回の排出あたり5点までです。

予約が完了し、必要な金額が確定したら、収集日までに粗大ゴミシールを購入します。

購入した粗大ゴミシールに名前などの必要事項を記入し、粗大ゴミの見やすい場所に貼り付けます。

粗大ゴミシールが貼られていない粗大ゴミ、金額の過不足がある粗大ゴミは、事前予約をしたとしても収集できないため注意してください。

シールの控えは、収集日まで保管しましょう。

収集日の朝8時30分前までに、事前に伝えられた排出場所に粗大ゴミを自分で置きます

立ち合いの必要はありませんが、粗大ゴミが排出場所に置かれていなかったり、粗大ゴミシールに不備があったりする場合は、訪問または電話することがあります。

屋内からの持ち出しは受け付けていないため、自身で屋外へ排出しましょう。

クリーンセンターへの持ち込み

クリーンセンターへの持ち込みは、電話での前予約が必要です。

持ち込みの場合、インターネットでは受け付けていないため注意しましょう。

詳しい連絡先や確認内容は、次のとおりです。

  • 電話番号:今泉クリーンセンター(0467-44-5344)
  • 受付時間:月曜日から金曜日(祝日含む)、午前8時15分から午後5時(年末年始を除く)
  • 電話での確認内容:氏名、住所、電話番号、品目、個数、予約希望の日時、持ち込み先

電話番号や受付時間は収集の場合と同じですが、確認内容が異なります。

持ち込みの受け入れ時間は、次のとおりです。

  • 月曜日から金曜日:午前(8時30分から11時30分まで)、午後(1時から4時まで)
  • 土曜日:午前(8時30分から11時30分まで)のみ

予約希望の日時、持ち込み先を事前に決めた上、電話で連絡しましょう。

なお、繁忙期や土曜日は混雑のため当日受け入れができない場合があり、他の持ち込み日を相談することがあります。

現在は家庭から排出されるゴミの量が増加しているため、不要不急の粗大ゴミの排出は避けましょう。

持ち込めるゴミは市内で発生したもののみであり、搬入車量は2トン車までの制限があります。

粗大ゴミは分別してから持ち込み、施設での荷下ろしは自分自身で行いましょう

また、持ち込みの場合は粗大ゴミシールではなく、当日支払います。

持ち込みゴミの処理手数料は、次のとおりです。

一般家庭から出た粗大ゴミ 300円/個
一般家庭から出た大型粗大ゴミ 600円/個
一般家庭から出た臨時ゴミ(100kg以下) 500円/回
一般家庭からでた臨時ゴミ(100kgを超える場合、10kgにつき右の金額を加算) 200円/10kg

粗大ゴミと大型粗大ゴミの2種類に分けられる

粗大ゴミと大型粗大ゴミの2種類に分けられる

鎌倉市では、ゴミの大きさにより「粗大ゴミ」と「大型粗大ゴミ」の2種類に分類しています。

それぞれの基準や例について、具体的に解説します。

粗大ゴミの基準と例

粗大ゴミは、一辺の長さがおおむね50cm以上のものを指します。

粗大ゴミの例は次のとおりです。

  • 家具類(タンス、棚、テーブル、ソファなど)
  • 家電類(家電リサイクル法対象品目を除く)
  • マットレス(スプリング入りを除く)
  • 自転車
  • 布団
  • カーペット

布団やカーペットは、鎌倉市指定収集袋に入る場合、燃やすゴミとして排出できます。

大型粗大ゴミの基準と例

大型粗大ゴミは、粗大ゴミのうち一辺の長さがおおむね1m以上のものです。

大型粗大ゴミの例は、次のとおりです。

  • 家具類(机、テーブル、2人がけ以上の椅子など)
  • ベッド、ソファーベッド(スプリング入りマットレスを除く)
  • オルガン
  • 健康器具

どちらに当てはまるか不明な場合は、大きさを計測した上でクリーンセンターに問い合わせましょう。

粗大ゴミ・大型粗大ゴミ処理シールの販売店

粗大ゴミ・大型粗大ゴミ処理シールの販売店

粗大ゴミや大型粗大ゴミの戸別収集を依頼する場合は、収集日までに粗大ゴミ収集シールを購入する必要があります。

粗大ゴミは1個につき600円、大型粗大ゴミは1個につき1,200円の処理手数料が発生します。

粗大ゴミ収集シールを購入できる場所は、次のとおりです。

  • 市内郵便局
  • 市内コンビニエンスストア など

なお、市境に近い郵便局やコンビニエンスストアでは、他の自治体の粗大ゴミ収集シールも販売しているケースもあります。

また、収集日に粗大ゴミシールの過不足がある場合は、事前予約をしていても粗大ゴミの収集ができないケースがあります。

そのため、必ず鎌倉市の粗大ゴミシールが必要であること、粗大ゴミ・大型粗大ゴミのいずれのシールが何枚必要かを伝えた上で、過不足なく購入しましょう。

鎌倉市で処分できないもの

鎌倉市で処分できないもの

鎌倉市では、すべての粗大ゴミを受け入れているわけではないため注意しましょう。

鎌倉市で処分できないものは、主に次のとおりです。

  • 特定家電(エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)
  • パソコン機器
  • スプリング入りマットレス
  • 小型充電式電池・ボタン電池
  • その他、自治体で処理できないもの

それぞれのゴミについて、具体的に解説します。

特定家電(エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)

エアコン、テレビ、冷蔵庫や冷凍庫、洗濯機や衣類乾燥機は、家電リサイクル法の対象品目です。

これらの家電は、鎌倉市では回収していないため注意しましょう。

家電リサイクル法の対象品目の処理方法については、次のページを参考にしてみてください。

リサイクル家電とは何か?対象の家電や処分方法・処分費用を紹介

パソコン機器

パソコンやディスプレイは、資源有効利用促進法の対象品目です。

製造業者などでのリサイクルが義務付けられているため、自治体での処分はできません。

パソコンの詳しい処分方法について、次の記事でも詳しく紹介しています。

小型家電は無料で処分できる?処分方法や処分費・注意点を解説!

スプリング入りマットレス

スプリング入りのマットレスは、鎌倉市では適正処理困難物として扱っています

そのため、処分を検討している場合は不用品回収業者、または購入した販売店に問い合わせてみてください。

小型充電式電池・ボタン電池

次の小型充電式電池やボタン電池は、鎌倉市での処分はしていません

  • ニカド電池
  • ニッケル水素電池
  • リチウムイオン電池
  • ボタン電池(LR・SR・PR)

上記の電池における処分方法は、FAQで詳しく解説しています。

なお、リチウムコイン電池(CR・BR)は、危険・有害ゴミとしてクリーンステーションに排出して処分しましょう。

その他、自治体で処理できないもの

上記以外で自治体での処分ができないものは、主に次のとおりです。

  • 有毒性物質を含むもの(農薬、廃液、タイヤ、バッテリーなど)
  • 著しく悪臭が発生しているもの
  • 有害、危険なもの(ガスボンベ、消化器など)
  • 医療系廃棄物など、感染の危険があるもの
  • 容量や重量が大きいもの(自動車、バイク、ボートなど)
  • 土石類(コンクリートや砂など)

有害なもの、危険なもの、医療系廃棄物などは、必ず然るべき処理をして、安全な方法で処分してください。

上記に加え、ピアノや金庫、風呂桶、ドラム缶などの粗大ゴミの処分ができません。

自治体で処分できないものは「不用品回収受付センター」へ

本記事では、鎌倉市の粗大ゴミの出し方について詳しく解説しました。

鎌倉市では粗大ゴミと大型粗大ゴミの2種類に分けて回収をしており、それぞれ料金が異なるため注意しましょう。

自治体では処分できない粗大ゴミは、不用品回収業者への依頼がおすすめです。

不用品回収業者では、自治体で回収していない大型のゴミや家電の回収も行っています

まとめての依頼がおすすめのため、引っ越しや大掃除で大量のゴミが発生した場合は、ぜひ不用品回収業者を活用しましょう。

不用品回収受付センターでは、おすすめの業者を紹介しているほか、無料での見積もりも行っています。