この記事では、東京都杉並区の粗大ゴミの出し方を解説します。
粗大ゴミの出し方は、地域ごとに手順やルールが異なります。
間違った方法で粗大ゴミを出してしまうと、回収されず近隣の迷惑となるため杉並区のルールを知ることが大切です。
また、杉並区で処分できる粗大ゴミの種類やシールの貼り方、持ち込む際の手順や注意点も解説します。
東京都杉並区の粗大ゴミの出し方が知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
杉並区の粗大ゴミの出し方
まずはじめに、杉並区ではどんなものが粗大ゴミになるかを見ていきましょう。
以下の定義に当てはまるものが、粗大ゴミの扱いになります。
粗大ゴミとなるゴミの例
杉並区では一般家庭から出る、最大辺がおおむね30センチを超え、2.2メートル以下のゴミを粗大ゴミに分類しています
主に次のようなものが粗大ゴミに分類されます。
- 布団
- テーブル
- たんす
- 椅子
- ソファー
- ストーブ
- 衣装ケース
- 自転車
また、粗大ゴミ受付センターの杉並区粗大ゴミ処理手数料であなたが捨てる予定の粗大ゴミに必要な手数料を調べるのでご活用ください。
粗大ゴミ処分の手順
次に、粗大ゴミ処分をどのようにすれば良いのか、杉並区で粗大ゴミを処分する手順を4つにわけてご紹介します。
粗大ゴミ受付センターに予約をする
粗大ゴミを回収するには、まずはじめに『粗大ゴミ受付センター』に電話・インターネット・ファックスで予約をします。
- 電話:03-5296-5300
受付時間:午前8時〜午後7時(年末年始を除く毎日) - インターネット:粗大ゴミ受付センターホームページ(24時間受付)
- ファクス:03-5296-7001(24時間受付)
ファクスでの申し込み方法
次の事項を記入し、送信してください。
なお、書式は問いません。
- 住所(粗大ゴミの出す場所が住所と異なる場合は、出す場所の住所も記入してください。)
- 氏名
- 昼間連絡が取れる電話番号、ファクス番号
- 申し込み品目名、大きさ(高さ、幅、奥行き)、数量
申し込みをすると、収集予定日・粗大ゴミ処理手数料・シールの種類と枚数・近くの取扱店をお伝えしてくれます。
収集希望日の4日以上前までに申し込む必要があります。
なお、月曜日や連休明け、3月・4月などの引越しシーズンは申し込み件数が増え、混雑しやすくなります。平日の午前中などに申し込むか、インターネット申し込みを利用するとスムーズに予約できます。
粗大ゴミ処理券を購入する
電話・インターネット・ファックスで予約した際にお伝えされた枚数と種類の「粗大ゴミ処理券」を購入します。これは処分したい粗大ゴミに貼るシールで、この処理券の代金が回収料金として負担する金額となります。
粗大ゴミ処理券にはA券(200円)、B券(300円)があり、この2つの券を組み合わせることで手数料を支払います。
例えば、卓上ミシンの手数料は800円なのでA券1枚・B券2枚を購入することになります。
粗大ゴミ処理券は杉並区内のコンビニエンスストア、スーパーマーケット、清掃事務所、清掃事務所方南支所、ゴミ減量対策課で取り扱っています。
⇛粗大ゴミ処理券販売所
処理券を粗大ゴミに貼る
必要な料金分の粗大ゴミ処理券を購入したら、粗大ゴミ処理券に次の必要事項を記入して粗大ゴミに貼り付けます。
- 氏名(集合住宅の場合は部屋番号も記入)または受付番号
- 収集予定日
粗大ゴミ処理券は回収作業員から見えやすい位置に貼り付けるようにしましょう。
粗大ゴミの回収当日は朝8時までに出す必要があります。
貼り付けやすい場所がなかったり、貼りにくい材質・形状の粗大ゴミなのであれば、処理券を紐などで結びつけるなどしましょう。無理矢理わかりにくい場所に貼り付けてしまうと、回収してもらえない場合があります。
指定した場所に粗大ゴミを出す
収集日の朝8時までに、粗大ゴミを指定した場所に出します。
玄関先や道路に面している入り口、マンションなどの集合住宅の1階に出す場合は通行の邪魔にならない、外から見えやすい場所に置くようにします。なお、お住まいの集合住宅において、粗大ゴミを出す場所に関する指定や決まりがある場合は、その決まりに従って出しましょう。
粗大ゴミを出す場所と資源ゴミを出す場所は異なるので、燃えるゴミ・燃えないゴミなどを出す場所と混同しないように注意してください。
回収のタイミングでその場に立ち会う必要はありません。指定の場所に粗大ゴミ処理券を貼り付けた粗大ゴミを置くだけで大丈夫です。
粗大ゴミ処理手数料
料金 | 粗大ゴミ処理券の枚数 | |
---|---|---|
A券(200円) | B券(300円) | |
400円 | 2 | 0 |
800円 | 1 | 2 |
1,200円 | 0 | 4 |
2,000円 | 1 | 6 |
2,800円 | 2 | 8 |
杉並区粗大ゴミ処分の注意点
粗大ゴミの処分に際して、注意していただきたい点がいくつかあります。トラブルなどを回避するためにも、理解しておきましょう。
粗大ゴミとして回収できないものもある
サイズが粗大ゴミに該当するものであっても、下記に該当する場合は、基本的に粗大ゴミとしての回収・処理をしてもらうことができません。
- 家電4品目
- 家庭用パソコン
- 適正処理困難物
- 事業系粗大ゴミ
このような品目は、不用品回収・リサイクルをしている業者への依頼をしましょう。
家電4品目
テレビ、エアコン(室外機含む)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機は家電4品目と言われおり、自治体では回収することができません。家電4品目は家電リサイクル法というリサイクルに関して定められた法律に従ってリサイクルする必要があります。
⇛テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、保冷庫・冷温庫、洗濯機・衣類乾燥機の処分・リサイクル
家庭用パソコン
次に該当する家電用パソコンも家電リサイクル法や資源有効利用促進法によってリサイクルが義務付けられています。
- デスクトップパソコン本体
- ノートパソコン
- 一体型パソコン(ディスプレイ一体式)
- ディスプレイ(ブラウン管式・液晶式とも)
適正処理困難物
ピアノ・タイヤ・バッテリー・消火器などは杉並区で回収することはできません。
区で収集できないものの詳細はこちらをご覧ください。
⇛区で収集できないもの
事業系粗大ゴミ
会社や商店、事業所などの事業活動に伴って発生する粗大ゴミの回収はできません。
事業系粗大ゴミの処理方法などはこちらをご覧ください。
⇛事業系ゴミ
生活保護世帯は手数料免除
生活保護を受給している世帯が粗大ゴミの処分をする場合、処分にかかる手数料を免除してもらう事ができます。免除を希望している方は、受付の際にその旨を伝えましょう。
生活保護開始(決定)通知書写し又は福祉事務所の発行する証明書が必要です。
その他に手数料の免除・減額を受けられる方
次に該当させる方は粗大ゴミ回収手数料の減額・免除を受けられます。
- 児童扶養手当、特別児童扶養手当の支給を受けている方
当該手当の認定証書写し又は受給者証明書が必要 - 火災等の災害を受けた方
り災証明書等が必要 - 暴風、豪雨、地震等の天災その他大規模な災害を受けた方
広範囲の場合はり災証明書等を省略することができる - 老齢福祉年金の支給を受けている方
当該年金証書写し - その他区長が特別の理由があると認めた方
粗大ゴミ回収の予約をするときに受給している旨をお伝えください。
手数料の減額・免除を希望する場合は14日以上前に申し込む必要があります。
玄関先まで運び出せない方
杉並区は、粗大ゴミを玄関先まで運び出せない方に相談窓口を設けています。
しかし、対象者は高齢者(65歳以上)や障害のある方の世帯のみですので注意しましょう。
対象者の方は、杉並清掃事務所(電話:03-3392-7281)へご相談ください。
杉並区の粗大ゴミ持ち込み方法
杉並区の粗大ゴミを持ち込む方法を解説します。
持ち込みの流れ・申し込み方法
杉並区民の方は、日曜日のみ粗大ゴミを直接持ち込むことができます。希望する方は、粗大ゴミ受付センターへ必ず事前に電話またはファクスでお申し込みください。
電話:03-5296-5300
受付時間:午前8時~午後7時【年末年始(12月29日~1月3日)を除く】
ファクス:03-6880-5852(24時間受付)
また、持ち込み当日は自家用車などを利用して、午前9時から午後4時までに粗大ゴミを指定場所まで直接持ち込んでください。
- 持ち込み場所案内図 (https://www.city.suginami.tokyo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/004/899/sodai_mochikomibasyo_annaizu.pdf)
持ち込みの料金
杉並区では、粗大ゴミの持ち込み1点につき手数料が一律400円発生します。
持ち込み時の注意点
杉並区では、持ち込み時にいくつかの注意点があります。
- 余裕を持って申し込む
- 個数制限あり(1回につき5点まで)
- 本人確認が必要
- 事前に有料粗大ゴミ処理券を購入する
杉並区では、申し込みから持ち込みまでに2週間から3週間程度お時間がかかることがあります。余裕を持って申し込みましょう。
持ち込みは、1回につき5点までとなっています。それ以上の持ち込みはできないため注意してください。
持ち込み当日は、本人確認(区内住所・氏名)が必須となります。運転免許証などを必ず持参しましょう。
また、手数料の現金支払いは受け付けておりません。必ず事前に「有料粗大ゴミ処理券」を購入し、粗大ゴミに1品ずつ貼った状態でお持ち込みください。
杉並区で不用品回収業者を使うメリット
杉並区で不用品回収業者を使うメリットをご紹介します。
杉並区で処分できないものも回収できる
「粗大ゴミとして回収できないものもある」で供述したように、杉並区では粗大ゴミとして処分できないものもあります。
特に粗大ゴミが多いと、別々に申し込みをしたりリサイクルを行わなければならず大変です。
ですが不用品回収業者であれば、処分できない粗大ゴミをまとめて回収できます。
短時間で粗大ゴミ処分できる
自治体での回収は、期間によって混雑するため回収に時間がかかります。
杉並区では年末年始や3月~4月の引越しシーズン、5月のゴールデンウィーク明けは混み合います。
その点不用品回収業者では、夜間や早朝に対応している業者や即日回収ができるところもあるため、短期間で粗大ゴミを処分可能です。
粗大ゴミを運び出してもらえる
「玄関先まで運び出せない方」で説明したとおり、杉並区は対象者以外は粗大ゴミを玄関先まで運び出さなければいけません。
粗大ゴミによっては重く運ぶと危険なものがあるため、女性やゴミをたくさん処分したい方は大変です。
ですが不用品回収業者は、粗大ゴミを外まで運び出してもらえます。
運び出しに不安がある方は、不用品回収業者がおすすめです。
必要な手続きは電話やメールだけでOK
不用品回収業者は、ゴミをまとめて処分するため粗大ゴミ回収券の購入が必要ありません。
回収後に支払いとなるため、自治体と比べて手続きが最小限で済みます。
また、支払いは現金やクレジットカード、スマホ決済に対応している業者もあるため便利です。
個人情報やプライバシーへの配慮もしてもらえる
杉並区では、粗大ゴミに貼りつける回収券に氏名または受付番号の記入が必要です。
粗大ゴミは8:00までに自宅の玄関前や集合住宅前などに出しますが、回収まで数時間はかかります。
どのようなゴミを誰が捨てたかが一目でわかってしまうため、一人暮らしの方や女性は危険です。
一方、不用品回収業者は個人情報が漏れないように管理され、プライバシーの配慮があります。
個人情報やプライバシーの漏れが気になる方は、不用品回収業者がおすすめです。
杉並区の粗大ゴミの処分は格安業者に全部お任せ
杉並区で粗大ゴミを処分する方法について詳しく説明してきました。
しかし、今回お伝えしてきたように杉並区の粗大ゴミ回収は不便な点がいくつかあります。
杉並区で粗大ゴミを回収するには4つのステップを踏んで粗大ゴミを処分しなければいけません。特に粗大ゴミ処理券の購入はかなり面倒な作業となります。
また、杉並区の粗大ゴミ収集は、エアコンや冷蔵庫などの家電製品は捨てられなかったり、また捨てる日時に融通が利かないなど、実際に処分できない状況に立たされることもあります。
今すぐ粗大ゴミを処分するなら、粗大ゴミ回収業者に依頼すると時間の融通をきかせて、杉並区では回収できないものも処分できます。即日では回収できない杉並区とは異なり、どんなものでも30分以内に回収が可能です。
杉並区の粗大ゴミ収集をもっと簡単便利に利用したい方は、粗大ゴミ・不用品の処分を不用品回収受付センターにお任せください。