全国に店舗を構える「ヤマダ電機」で処分できる家電と、その申し込み方法を解説します。
ヤマダ電機なら、処分が難しい大型家電から使い終わった小型家電まで簡単に処分することが可能です。
また、ヤマダ電機を通して家電を処分するとメーカーや事業者に適切に引き渡されるため、資源の有効活用にも貢献できます。
ヤマダ電機の家電処分サービスと、それらの申し込み方法を解説するので、家電の処分にお悩みの方はぜひご覧ください。
ヤマダ電機で処分できる家電は?
ヤマダ電機では、非常に多くの家電を処分することができます。
処分できる家電を品目別に解説していくので、ぜひご覧ください。
【家電4品目】テレビ・エアコン・洗濯機・冷蔵庫など
ヤマダ電機では、家電の買い換え時に家電リサイクル法の対象品目である「テレビ・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・衣類乾燥機・エアコン(総称:家電4品目)」の回収を受け付けています。
回収サービスは有料ですが、使わない家電をスムーズに手放す方法として多くの方に利用されています。
テレビに関しては、ブラウン管式から液晶・有機EL・プラズマ式まで幅広い種類が対象になっているため、古いテレビの処分に困っている方でも利用することが可能です。
これらの家電4品目は、ヤマダ電機をはじめ多くの家電量販店で回収された後、内部に含まれたレアメタルや貴金属を利用して再商品化するためにメーカーに引き渡されます。
このサービスを利用することで、消費者は家電購入と共に古い製品を手放しつつ、資源の再利用にも貢献できるのです。
【小型家電】電子レンジ・扇風機・炊飯器・掃除機など
ヤマダ電機の店舗では、小型家電リサイクル法の対象品も常時回収しています(沖縄県の店舗を除く)。
小型家電リサイクル法とは2013年4月に施行された法律で、使用済みの小型家電の再資源化を促進することを目的としています。
この法律により、スマートフォンやデジタルカメラ、電子レンジや炊飯器など、非常に多くの小型家電製品から貴重な金属資源を回収し、再利用することが可能になりました。
各家庭で眠っている小型家電がある場合は、ヤマダ電機の回収サービスを利用して資源を有効活用しましょう。
パソコン本体
ヤマダ電機のグループ企業、「インバースネット株式会社」では、パソコン本体の無料回収サービスを実施しています。
このサービスは、送料やリサイクル料金を含むすべての料金が無料で、申し込んだ後は不要なパソコンを佐川急便で着払い発送するだけです。
回収対象は幅広く、壊れているものや古い型式、自作パソコンも含まれています。
また、液晶モニターやキーボード、マウスなどの周辺機器も同梱できるのもこのサービスの魅力です。
回収されたパソコンは、リユース可能なものはデータ消去やクリーニング後に再販売され、再利用が不可能なものは原材料やエネルギー源として有効活用されます。
データの流出にも最大限配慮しており、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)取得事業所での処理や、最新のデータ消去方式の採用など、安全面でも安心です。
ただし、沖縄・離島からの申し込みは受け付けていないなど一部制限もある点には注意が必要です。
店舗によってはバッテリーや電池も処分可能
一部のヤマダ電機店舗では、特定のバッテリーや電池の無料回収サービスを実施しています。
対象は、主にスマートフォンやノートパソコン、タブレットなどに使用されるリチウムイオン電池やボタン型電池です。
利用方法は店頭の回収ボックスに対象の電池を入れるだけで、事前予約は不要なうえに料金もかかりません。
ただし、膨張したバッテリーやリサイクルマークのないモバイルバッテリー、一般的な乾電池やコイン型リチウム電池は回収対象外となっています。
電池を間違った方法で捨てると、回収時や処理時の事故の原因になりかねません。
環境や処分過程に携わる方々を守るためにも、必ずルールを遵守してサービスを利用しましょう。
石油ファンヒーター・石油ストーブはヤマダ電機で処分できない
ヤマダ電機では、石油ファンヒーターや石油ストーブなど、灯油を使う暖房器具の回収は行っていません。
石油ファンヒーター・石油ストーブは、タンク内の灯油を空にし、電池を外した状態で粗大ゴミとして捨てるか、不用品回収業者に回収してもらうのがおすすめです。
不用品回収業者なら、灯油が残っていても回収が可能です。
また、小型家電リサイクル法の対象外の家電も回収は不可能です。
具体的な対象品目は政令にも記載されておらず、個人での判断が難しいため、必ずヤマダ電機に相談したうえで回収依頼するようにしてください。
ヤマダ電機で家電を処分する際にかかる料金
家電4品目を処分する際には、家電のリサイクル費用になる「リサイクル料金」と、ヤマダ電機などの家電量販店がメーカーや事業者に家電を運搬する際にかかる「収集運搬料」の2つを支払う必要があります。
ヤマダ電機の収集運搬料は一律「2,500円」ですが、リサイクル料金は回収してもらう家電の品種やメーカーによって異なります(リサイクル料金自体はどの家電量販店でも同額)。
以下は、家電ごとのリサイクル料金の範囲です。
これらの料金は製造メーカーごとに設定されており、傾向としては有名メーカーの商品ほど安く、シェア率があまり高くないメーカーほど高くなります。
メーカーごとの詳しい価格はヤマダウェブコムの「家電リサイクル回収のお申込について」というページでも確認可能です。
小型家電の処分料金
ヤマダ電機の小型家電回収サービスでは、指定の段ボール箱に詰められる分なら、何個でも一律2,200円で回収してもらえます。
回収料金自体は小型家電ごとに設定されていますが、手放したい小型家電が複数ある場合はまず一括回収サービスの利用を検討すると良いでしょう。
ヤマダ電機で家電を処分する際の申し込み方法
ヤマダ電機では、家電の回収方法によって申し込み方法も異なります。
ここでは、ネット申し込みの場合と、店頭申し込みの2ケースの申し込み方法を解説します。
家電4品目を購入した際にヤマダウェブコムで申し込み
ヤマダ電機のオンラインショップ「ヤマダウェブコム」では、家電リサイクル法対象の家電4品目購入時に、同じく不要となった家電4品目製品の回収申し込みができます。
申し込み方法は簡単で、商品をカートに入れた後、配送設置のオプション選択時に「リサイクル申し込み」を選ぶだけです(回収不可の場合は表示なし)。
リサイクル料金と収集運搬料は品目やサイズにより異なり、支払いは新しい家電の配送・設置時に行い、現金にのみ対応しています。
なお、39型以下のテレビや小型冷蔵庫など、配送設置サービスのない小型家電を購入した場合は佐川急便による配達となることから、ヤマダウェブコムでは回収申し込みができません。
佐川急便による配達時にも家電回収を依頼したい場合は事前にコールセンターに連絡し、「リサイクル料金」と「収集運搬料」に加え、2,750 円の訪問料金の支払いが必要となります。
ヤマダ電機の店舗で直接申し込む
ヤマダ電機では、不要になった家電を店舗に直接持ち込んでリサイクル回収を依頼できるサービスも提供しています。
新しい家電の購入予定がなくても利用できるため、単に古い家電を処分したい方にとって大変便利です。
事前申し込みなどは必要なく、手放したい家電を最寄りのヤマダ電機店舗に持ち込み、スタッフに声をかけるだけで依頼ができます。
ただし、依頼時に支払う「リサイクル料金」と「収集運搬料」は家電の種類やサイズによって変動するため、不安な場合はあらかじめ電話などで確認してください。
即日回収してもらえることから、近くにヤマダ電機の店舗がある方や、自力で家電を運べる方に特におすすめの方法となっています。
【おすすめは?】不用品回収業者とヤマダ電機の家電処分サービスの違い
不用品回収業者とは、家庭で使わなくなった家電・家具といった粗大ゴミや一般ゴミなど、様々な不用品を回収している業者です。
テレビやエアコン、冷蔵庫といった家電4品目の回収にも対応しているため、急ぎ具合や回収品目の量によっては不用品回収業者に依頼するのもおすすめと言えます。
ここでは、不用品回収業者とヤマダ電機の家事処分サービスの異なる点を解説していきます。
不用品回収業者は基本的にどんな物でも回収可能
不用品回収業者の大きな特徴は、家電製品に限らず、様々な種類の不用品を一度に回収してもらえる点です。
大きな家具や衣類、書籍、自転車など、家庭にある不用品を一回で処分できるため、引っ越し時や断捨離時には特に役立ちます。
家電以外にも手放したい物がある場合は、不用品回収業者を利用するのも良いでしょう。
不用品回収業者は分割払いが利用可能
不用品回収業者によっては、回収料金の分割払いにも対応しています。
大量の不用品を一回で回収してもらう場合、依頼料金が比較的高額になることも少なくありません。
しかし、分割払いを導入している業者を利用すれば、1回あたりの支払い負担を抑えながら多くの物を手放すことが可能です。
不用品回収業者は日付指定や自宅からの搬出に対応
不用品回収業者に依頼すれば、回収日時の指定ができるだけではなく、どんなに重い家具や家電でも自宅から運び出す作業も行ってくれます。
店舗での家電回収は持ち込み作業が大きな負担となるため、人によってはなかなか利用できない場合もあります。
しかし、不用品回収業者なら大変な運び出し作業も請け負ってくれるため、車がない方や、体力的な問題から店頭への持ち込みが難しい方でも不用品を処分することが可能です。
必要に応じて壁や床などをマットで保護したうえで作業を行うため、自宅が傷つく心配もありません。
万が一事故が発生した場合でも、損害賠償責任保険に加入している業者を選んでいれば後から補償を受けることができます。
家電の即日回収なら「不用品回収受付センター」にご相談を!
「不用品回収受付センター」では、スピーディーな家電回収が可能な全国の不用品回収業者を紹介しています。
「無料一括お見積り相談」では、スケジュールやお住まい、予算などを入力することで条件にピッタリの業者をピックアップできるので、家電を早めに捨てたい方はぜひご利用ください。
最短だと、予約当日に現場まで回収に行ける業者も存在するので、お急ぎの方にもおすすめです。