通販などの利用で、いつのまにか貯まってしまいがちな段ボール。できれば手間なく手軽に処分したいものですよね。
段ボールの処分方法はいくつかありますので、利便性や費用などその時の状況に応じて選ぶのがベストです。
本記事では段ボールの処分方法や、処分時の注意点について解説します。
大量の段ボールを手軽にまとめて処分する、おすすめの方法もお伝えしますのでぜひ参考にしてください。
段ボールは「資源ゴミ」に分類されます
段ボールは「資源ゴミ」に分類される、リサイクル推奨品目です。
段ボールは紙を原料として作られているため、ほぼ100%リサイクル可能な資源です。回収された段ボール古紙から段ボール原紙にリサイクルし、また新たな段ボールへと再生させます。
段ボールのリサイクルは、ゴミの削減から地球温暖化防止になるほか、森林伐採を防ぐといった環境問題への配慮にもつながります。貴重な資源をムダにしないよう段ボールは基本的に自治体の「可燃ゴミ」や「雑がみ」などでは、排出することができないルールとなっているのです。
資源を有効に活用するためにも、段ボールを処分する際は、できる限りリサイクルできる方法を選ぶようにしましょう。
不要な段ボールの回収処分やその他の処分方法
段ボールの処分方法は、主に以下の通りです。
- 自治体などの資源回収に出す
- 古紙回収拠点へ段ボールを持ち込む
- 古紙回収協力店へ段ボールを持っていく
- 引越し時は引越し業者に回収してもらう
- 資源(古紙)回収業者に回収依頼をする
- 不用品回収業者に回収処分を依頼する
それぞれどのようような方法なのかや、費用感、メリットやデメリットについて解説します。
自治体などの資源回収に出す(回収処分)
町内会(自治体)や地域の小学校のPTAなどでは、月に一度程度資源回収が行われています。資源回収の日は、主に新聞や雑誌などの古紙や、段ボールなどが収集対象です。
資源回収に段ボールを出す際は費用がかからず、無料で回収してもらえます。
回収頻度が少なく準備の手間がかかるといったデメリットはありますが、費用をかけずに処分できる方法です。
資源回収に段ボールを出す手順
資源回収に段ボールを出す際は、以下の手順で準備を整えた状態でだします。
- ガムテープや伝票など不要なものは剥がしておく
- きれいに揃えて紐などで縛って運びやすいようにしておく
- PTAの場合、小学校名などを記載(貼り紙)する
- 町内会やPTAで指定する場所(玄関前や道路わき)へ排出する
古紙回収拠点へ段ボールを持っていく(持ち込み処分)
お住まいの地域の古紙回収拠点へ、段ボールを直接持っていくという方法もあります。無人拠点の場合、時間を問わず好きなタイミングで段ボールが捨てられる点が、大きなメリットです。(場所によっては時間が決まっているところもあります)
古紙回収拠点に段ボールを持ち込む際も、資源回収と同様に無料で利用可能です。
古紙回収拠点は以下のような場所に設置されています。
- 市役所や区役所
- 区民センターや地区センター
- コミュニティセンター
- リサイクルセンター
古紙回収拠点はいずれも、無人のボックス形式となっており、ひもなどで縛って排出するのが一般的です。
自治体にて設置されている拠点がほとんどですが、まれに民間企業(リサイクル業者など)が運営している拠点もあります。回収拠点はお住まいの地域によって内容や拠点数が異なりますので、ホームページなどで確認するとよいでしょう。
古紙回収協力店へ段ボールを持っていく(持ち込み処分)
古紙回収協力店と呼ばれる資源回収拠点でも、段ボールの無料回収を行っています。古紙回収協力店は、お住まいの地域の商店やスーパーマーケット、酒屋、一部コンビニエンスストアなどの小売店で、事前に自治体に協力店として登録している店舗が対象となります。
どの店舗でも対象というわけではないため、自治体や店舗のホームページなどで確認が必要です。また営業時間内でしか持ち込めないケースがほとんどですので、こちらも事前に確認をした上で持ち込むようにしましょう。
引越し業者に回収してもらう(回収処分)
引越しに伴って出た段ボールの場合、事前に引越し業者と相談しておくことにより、不要になった段ボールの回収処分も依頼できる場合があります。
ただし引越し業者によっては、有料での引取(オプション)となる場合もあるため、確認が必要です。同じ引越し業者でも、引越しプランに応じて回収料金が異なる場合もあります。回収費用の目安は、無料~3,300円程度です。
また引っ越し後、段ボール引取まで期限が設けられているケースも多く、利用の際は期限の確認と早めの荷ほどき作業が必要となるため注意が必要です。必ずしも無料で利用できるとは限りませんが、引越しを控えている場合には、ついでに回収してもらえる便利な機会となるでしょう。
資源(古紙)回収業者に回収依頼をする(回収処分)
いわゆる古紙や空きビン・空き缶のような、資源回収を専門とする業者に、段ボールの回収依頼をすることもできます。費用の目安としては、ひとまと目にした状態で2,000円~3,000円程度。出張費なども含まれるので、少々割高です。
数十キロや数百キロなど、ある程度の重量をクリアすれば、無料または買取にて対応してもらえる場合もあります。
なお古紙回収業者への依頼については、自治体によって指定業者が決められている場合もあります。指定業者を確認したい場合は、お住まいの自治体のホームページなどでご確認ください。
不用品回収業者に回収依頼をする(回収処分)
地域を対象としている不用品回収業者に、段ボールの回収依頼をするのもひとつの方法です。不用品回収業者に依頼するメリットとしては、段ボール以外のものも回収してもらえる点にあります。有料での対応にはなりますが、段ボールの状態や量を問わず回収してもらうこともできるため、分別や仕分けなどの手間をかけずに手軽に処分できるのです。
段ボールの量や回収の面積によって費用が大きく異なるため、事前見積もりなどを活用のうえ、料金に見合う業者に依頼することが大切。オンライン見積りができる業者もありますので、上手に活用するとよいでしょう。
不用品回収業者は、段ボール以外にも不用品がある場合や、大量の段ボールの処分に困っている場合、すぐにでも処分したいときなどにおすすめです。
片付けや清掃などもセットで依頼できるので、段ボールの回収以外に相談したいことがある場合にも心強い味方となってくれるでしょう。
段ボールを処分する際の注意点
段ボールを捨てる際は、いくつか注意すべき点があります。
汚れた状態のゴミは自治体の回収には出せない
水に濡れてふやけてしまっている段ボールや、泥汚れがついているもの、ちぎれてぼろぼろになってしまっているような段ボールなどは、リサイクルに不向きです。
こうした汚れた状態の段ボールは、リサイクルを目的とした回収(自治体の資源ゴミ収集や拠点回収など)には出せません。汚れがひどい状態の段ボールは、細かく切って可燃ゴミとして出すか、不用品回収業者などに回収処分を依頼しましょう。
古紙回収拠点に古紙以外のものを排出すると違法になる
無人の古紙回収拠点では、ごくまれに生ゴミやペットボトル、古布のような古紙以外のゴミが持ち込まれる場合があります。悪質なケースでは、金属ゴミやプラケースのような、明らかに資源ゴミとして出せないようなものを出してしまう人もいるようです。
このように古紙回収拠点に古紙以外のものを出してしまった場合、「不法投棄」に該当し、刑罰や罰金の対象となります。段ボールなど古紙以外のものを持ち込まないよう注意しましょう。
個人情報漏洩に注意
宅配などで使用された段ボールを処分する際は、宛名シールなどをしっかりと剥がした上で処分するようにしましょう。処分するものとはいえ、住所や氏名などが記載された状態の段ボールを人目につく場所に出すのは危険です。
ほとんどの場合、宛名シールなどは簡単に剥がせます。多少面倒に感じるかもしれませんが、宛名ラベルやシールはしっかりと剥がした状態で資源回収等に出すようにしましょう。
自治体に段ボールを出す時は多少手間がかかる
町内会やPTAの資源回収に段ボールを出す場合は、資源回収のルールに沿って段ボールを排出する必要があります。スムーズにリサイクルできるようテープや宛名シールなどは剥がす、回収時にバラけないよう揃えて紐で縛るなどの配慮が大切です。
厳しくルールが定められている場合、適切に排出しなければ回収してもらえない場合もあります。面倒に感じられてしまうかもしれませんが、地域のルールなどはしっかりと守るようにすることも大切です。
段ボールを手間なくすぐに処分したいなら不用品回収業者へ相談を!
不用品回収業者では、どのような状態の段ボールでも条件なく回収処分してもらえます。
最短即日での回収も可能なため、たまり切って処分に困っている段ボールなどを一気に片付けることも可能です。
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