本記事ではこたつの捨て方や費用について解説しています。

 

こたつの捨て方は自治体の粗大ゴミだけではありません。他に3つの選択肢があります。この記事を読めば、自分に合った方法で処分や買い替えにつなげられます。

また、この記事ではこたつの寿命や寿命を超えたこたつに潜むリスクも解説しています。

こたつを処分したいけど処分先が分からない、自宅のこたつを処分するタイミングが知りたいという人はぜひ参考にしてください。

こたつの捨て方は4つ

こたつの捨て方は4つ

こたつの捨て方は大きく次の4つです。

  • 自治体の粗大ゴミ回収や持ち込みを利用する
  • リサイクルショップを利用する
  • 小売店に下取りを依頼する
  • 不用品回収業者に依頼する

それぞれの捨て方について詳しく解説します。

自治体の粗大ゴミ回収や持ち込みを利用する

次のとおり一般的に自治体では戸別回収や清掃工場への持ち込みによって、こたつの処分に対応しています。

自治体名 粗大ごみ回収、持ち込みの対象となる物
東京都渋谷区 こたつ、こたつ板、こたつ布団
東京都新宿区 こたつ、こたつ板、こたつ布団

なお、新宿区のようにこたつ、こたつ板、こたつ布団をそれぞれ別の粗大ゴミとして処分しなければならない自治体もあります。

このように、自治体ごとに粗大ゴミ回収や持ち込みのルールがあります。回収のタイミングも自治体によって異なるため、住んでいる自治体のルールに従いましょう。

リサイクルショップを利用する

買い取ってもらえる可能性があるリサイクルショップを利用するのも、こたつを処分する方法のひとつです。こたつを直接店舗に持ち込むか、リサイクルショップの出張サービスを利用することができます。持ち込みの場合、店舗までの運搬が必要ですが、出張サービスを利用すれば、自宅まで取りに来てもらうことができます。

 

ただし、最近のリサイクルショップはモノが飽和状態であり、特に売れるメーカー品や状態の良いもの以外は買取を行わない傾向があります。買取ができなかった場合、引き取り処分も行ってくれないことが多いため、手間がかかることもあります。これらの理由から、リサイクルショップでの処分が難しい場合は、他の方法を検討することをおすすめします。

 

買い替え時に小売店に下取りを依頼する

こたつを買い替える際は、小売店での下取りを依頼をすると便利です。小型家電リサイクル法に基づき、一部の小売店では古いこたつの下取りを行っています。(新品を購入する必要があります。)

 

例えば、ニトリではニトリ対象商品とあわせて小型家電リサイクル券を購入し、こたつを梱包すれば自宅まで回収に来てくれるサービスを提供しています。梱包に用いる段ボールの形に決まりはないものの、3辺合計160cm以内で重量30kg以内という規定に従う必要があります。ただし、ニトリネット限定サービスであり、店舗では行っていません

他に、こたつの回収サービスを提供している小売店の回収料金は以下のとおりです。

小売店名 回収料金
ニトリ 1,990円(税込)
ケーズデンキ 1,100円(税込)

引き取りのみの訪問の場合は出張料金が別途発生

ヨドバシカメラ 1,100円(3辺合計150cm以下かつ20kg以下)

引き取りのみの訪問の場合は出張料金が別途出張費用2,200円

コーナン お買上げ1点につき同等品1点無料で回収
島忠 お買上げ1点につき同等品1点無料で回収

小売店での下取りのメリットは、手間をかけずにこたつを処分できる点ですが、下取りの条件がある場合もあるため、事前に確認することが重要です。

 

不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者に依頼するのは、こたつを迅速かつ手間なく処分する方法として最も便利です。不用品回収業者は、電話やインターネットで簡単に予約でき、自宅まで回収に来てくれるため、こたつを運ぶ手間がありません。また、リユースが可能な状態であれば、回収後に再利用されることもあります。

 

不用品回収業者の利用には費用がかかりますが、その分、迅速かつ確実に処分できる点が大きなメリットです。

 

また、こたつ、こたつ板はもちろん、こたつ布団やその他の不用品もまとめて回収してもらえるため、大掃除や引っ越しの際にまとめて処分したい場合にも便利です。費用は業者や地域によって異なりますが、複数の業者から見積もりを取ることで、最適なサービスを選ぶことができます。

こたつを捨てる際の費用相場

こたつを捨てる際の費用相場

こたつを捨てる際の費用相場はどの方法で処分するかによって異なります。ここでは、先述の4つの方法で処分する際の費用について解説します。

  • 自治体で処分する際の費用相場
  • リサイクルショップを利用する際の費用相場
  • 小売店に下取りを依頼した際の費用相場
  • 不用品回収業者に依頼した際の費用相場

自治体で処分する際の費用相場

自治体で処分する際に費用はどこに住んでいるかによって異なります。例えば神奈川県三浦市の場合、こたつ、こたつ板、こたつ布団を処分した場合の費用は次のとおりです。

粗大ゴミの種類 費用
こたつ・こたつ板 500円
こたつ布団 500円
合計 1,000円

三浦市では清掃工場に持ち込めるのは50kgからで、1kgあたり15円が発生します。そのため、次のように最低でも750円が必要です。

  • 50kg×15円=750円

リサイクルショップを利用する際の費用相場

リサイクルショップを利用した場合、処分のための費用は発生しません。状態が良ければ以下のような相場での買取が期待できます。

  • ユニット単体:1,000円ほど
  • テーブル一体型 (正方形):2,000円ほど
  • テーブル一体型(長方形・楕円) :2,000円ほど
  • 折れ足タイプ :1,000円ほど

状態が悪ければ買い取ってもらうことができません。

小売店に下取りを依頼した際の費用相場

小売店に下取りを依頼してこたつを処分する場合、費用はかかりません。しかし、家電量販店や小売店で新たにこたつを購入するといった条件があります。新たにこたつを購入することが条件であれば、実質、新たに購入したこたつ代金で処分したといえるでしょう。

 

一方、小型家電リサイクル法に基づく回収だけを行っている小売店の場合、小型家電リサイクル券費用や回収依頼した際の費用が発生します。小型家電リサイクル券の費用や回収依頼した際の費用は店舗によって異なります。先述のとおり、ニトリであれば回収込みで1,990円(税込み)が、ケーズデンキであれば持ち込みのみで1,100円(税込)が発生します。

不用品回収業者に依頼した際の費用相場

不用品回収業者は単品のみを回収するプラン、可能な限りトラックに不用品を積めるトラック積載プランの2種類を提供しているのが一般的です。このうち、トラック積載プランは住宅の間取りや使用するトラックのサイズによって次のとおり異なります。

パックプラン 目安の間取りとトラック  料金相場
(平車、箱車などトラックによる)
Sプラン 1R~1K・軽トラック 15,000円〜20,000円
Mプラン 1DK~2DK・1.5tトラック 30,000円~40,000円
Lプラン 2DK~2LDK・2tトラック 50,000円~70,000円
LLプラン 3DK以上・4tトラック 80,000円~要見積もり

不用品回収業者を使ってこたつを捨てるのであれば、他の不用品もまとめて処分可能なトラック積載プランを活用しましょう。

不用品回収業者の費用相場はこちらで解説

即日回収可能な粗大ゴミ回収業者おすすめ5選!費用相場も紹介

こたつを捨てるタイミングは寿命に達したら

こたつを捨てるタイミングは寿命に達したら

こたつを捨てるタイミングとして、まず考えられるのは寿命に達したときです。こたつの寿命は一般的に10年程度と言われていますが、使用頻度や手入れの状況によって異なります。寿命を過ぎたこたつは、ヒーターの劣化やコードの断線などが原因で、安全に使用できなくなることがあります。寿命に達したら早めに処分することをおすすめします。

 

また、寿命に達していなくても、異常が見られた場合は早急に処分することが推奨されます。例えば、コードが断線していたり、温度調整ができなくなったりした場合は、安全面に問題があるため、使用を中止し処分を検討しましょう。

 

また、ライフスタイルの変化によってこたつが不要になった場合も、適切なタイミングで処分を行うことが望ましいです。

寿命を過ぎたこたつを捨てないリスク

寿命を過ぎたこたつを使用し続けることには、いくつかのリスクがあります。

 

まず、劣化したこたつを使用し続けると、火災のリスクが高まります。特にヒーター部分やコードが劣化している場合、発火の原因となることがあり、大きな事故につながりかねません。

 

また、古いこたつは電気効率が悪く、電気代が高くなることがあります。最新のこたつは省エネ性能が向上しているため、古いこたつを使い続けることで無駄な電力を消費し、家庭の電気代が増加する可能性があります。安全面と経済面の両方から、寿命を過ぎたこたつは適切に処分することが重要です。

こたつの捨て方に迷ったら不用品回収受付センターに相談

こたつは自治体の回収やリサイクルショップ、小売店による下取り、不用品回収業者への処分依頼といった方法で捨てられます。

 

こたつを捨て方に迷った場合、「不用品回収受付センター」に相談してみましょう。不用品回収業者にこたつの処分を依頼する場合、複数社から見積もりを取る手間があります。不用品回収受付センターであれば、いくつもの不用品回収業者の見積もりを、仲介手数料なしで一括で比較可能です。

ゴミ回収の専門相談員による相談窓口も24時間365日開設されているため、こたつをはじめとした不用品回収の疑問を質問できます。こたつの捨て方に迷っている方はぜひ不用品回収受付センターにご相談ください。