使わなくなったものを箱につめて郵送するだけで、不用品を処分してくれるサービスがあるのをご存じでしょうか?

一体どのようなサービスなのか、そのシステムや対象品目、利用方法や注意点などを解説します。

ちょっとした小物の処分に悩んだときや、不用品を少しでも誰かの役に立てられたらいいなとお考えのかたはぜひご覧ください。

郵送で不用品回収してもらえるサービスとは?

郵送で不用品回収してもらえるサービスとは?

指定場所へ郵送や宅配で送るだけで、不用品を処分できるサービスがあるのをご存じでしょうか。

まずはサービスの仕組みなどについて解説していきます。

不用品を箱につめて送るだけ

不用品を箱につめて指定した場所に郵送(発送)するだけで、不用品処分を行ってくれるサービス。細かな不用品などをまとめて処分できるため、とても便利なサービスです。

仕組みはとてもシンプルで簡単。

事前に必要な箱数などを申請し、届いた段ボール箱に不用品をつめ、予約指定した日時に箱を回収してもらうだけです。

あらかじめ箱のサイズなどに応じた費用や送料を支払う形で利用します。

基本的には「自宅にいたままで完結」できるので、とても便利なサービスだといえるでしょう。

リユース可能な品が回収対象

郵送で不用品回収を行っているサービスでは、回収した品を国内外でリユースするのが一般的です。

オークションなどで販売する業者もいますが、海外支援も含めて国外へ売却する業者もあります。

そのため「壊れていないもの」や「著しく汚れていないもの」など、まだまだ使えるもの回収がメインです。

事業やサービスによっては壊れているものでもOKという場合もあります。

基本的にはリユースリサイクルを前提として回収しているのです。

郵送型不用品回収サービスのメリットとデメリット

郵送型不用品回収サービスのメリットとデメリット

郵送型の不用品回収サービスのメリットやデメリットを簡単に紹介しましょう。

メリット

  • 指定されたサイズの箱に不用品を詰めるだけでOL
  • 自宅まで回収に来てくれることがほとんどのため手軽
  • 少ない点数の不用品の処分に悩まずに済む
  • 1箱1,500円程度と安価に利用できることが多い
  • 手渡すだけだから立ち合いなどの手間や負担が少ない
  • 買取対象の場合はちょっとしたお小遣い程度になることもある

デメリット

  • 対象品目が限られることが多い
  • 思っているよりも処分できる量が少ない
  • いわゆる「ゴミ」は処分できない
  • 段ボールなどを用意する手間がある
  • 回収時には在宅している必要がある
  • 箱につめる作業は自分で行わなければならない
  • 送料負担となる場合がある(遠方だと高くなる)

これらのメリットやデメリットを把握したうえで、上手に活用するのがポイントですね。

全国対応!郵送対応の不用品回収サービス

全国どこからでも利用可能な、郵送型の不用品回収サービスをいくつか紹介します。

ハートスマイル

ハートスマイル

ハートスマイルは全国対応の郵送型不用品回収サービスを提供している不用品回収業者です。指定されたサイズの段ボール箱を自身で用意し、対象品を詰めて指定業者が回収に来るシステム。食器やキッチン用品、おもちゃやぬいぐるみ、衣類などが対象です。ただし回収できるのは、リユース・リサイクルが可能な品に限られるため注意が必要です。壊れているものや著しく汚れているものなどは、回収の対象外となります。

事業名 ハートスマイル
サービス内容 郵送による不用品処分
対象品 食器、キッチン用品、ぬいぐるみ、絵本、衣類、おもちゃ、金庫、くつ、鞄など
送れないもの 上記品目で再利用できないもの
料金 ・3辺計100cm以下/10kgまで:1,480円
・3辺形160cm以下/30kgまで:1,980円
※送料込み
URL http://www.docoico.com/service/cardboard.html

リサイクル愛

リサイクル愛

リサイクル愛では、送料の負担のみで、不用品の回収処分を行っています。段ボールのサイズなどは指定がなく自身で用意できるものであればなんでもOK。回収業者の指定重量以内であれば、大きな家具家電でも送ることが可能です。配送業者の梱包発送サービスを利用する方法ももちろんOK。梱包の際は分別なども不要で、手軽に利用できるのがポイントです。

事業名 リサイクル愛
サービス内容 不用品の郵送回収・宅配回収
※事前申し込みが必要です
対象品 ゴミや汚物、危険物など除外品目以外であれば基本OK
送れないもの 医薬品、ヘルメット、ベビーカーやチャイルドシート、マッサージチェア、マットレス、血液が付着しているもの
、アスベストや薬品が付着しているもの、木・紙・布が付着している電化製品、乾電池※お近くの電気屋さんへご相談ください。
、ガラス、木材、発泡スチロール、動物の死骸、生ゴミ
料金 郵送費・宅配料のみ自己負担
URL http://www.recycle-i.jp/easy/

パワーセラー

パワーセラー

パワーセラーはリユース可能な品を、宅配便にて無料で回収してくれるサービスです。発送時の送料のみ自己負担となりますが、段ボールサイズの指定がないためさまざまな品の不用品回収が可能です。回収した品は、発展途上国などの支援に活用されるため、大切なものを末永く活用してほしいと願う人にもオススメ。事前予約や申し込みなしで発送してかまわないので、どれくらいの不用品があるか把握できていない場合にも気兼ねなく利用できます。

事業名 パワーセラー
サービス内容 不用品の宅配回収
対象品 日用雑貨、おもちゃ、ぬいぐるみ、工具、パソコン本体、釣りやスポーツ用品、洋服・バッグ、食器やなべ、楽器・ベビー用品・日用雑貨・文房具・贈答品・ミシン・ゲーム機・ゲームソフト・CD・洋楽レコードなど
送れないもの 海外でもゴミとなってしまうもの。壊れているもの。食べ物や飲み物、液体やオイルの入っているもの、薬品、使用済みのスプレー缶やペンキ。冬物のブーツ、冬物の衣類など。電圧の関係で海外では使えない家電。
料金 郵送費・宅配料のみ自己負担
URL http://www.recycle-i.jp/easy/

エコワン

エコワン

エコワンは福岡に拠点を構える、不用品回収業者です。リユース可能な品を対象に、不用品の郵送回収を行っています。1,900円~2,800円+送料で、自宅にある不用品を郵送回収が可能。段ボールのサイズや重さによって料金が決められているなど、料金体系もわかりやすく安心です。事前申し込みが必要ですが、回収業者はエコワンが手配してくれるので便利で手軽に利用できます。

事業名 エコワン
サービス内容 郵送による不用品回収サービス
対象品 雑貨、家具、家電など
送れないもの 21型以上のブラウン管テレビ、通電不可能なもの、画面が割れたもの、大きく破損した物
料金 ・160サイズ(3辺計160cm/30kg):1,900円+送料
・170サイズ(3辺計170cm/50kg):2,400円+送料
・180サイズ(3辺計180cm/50kg):2,800円+送料
※北海道・沖縄・離島は回収料金が異なります。
※上記サイズより大きなものも応相談
URL https://fukuoka-ecoone.net/fuyouhin/deliveryservice/

KIFUSURU

KIFUSURU

KIFUSURUは海外支援を目的として、不用品の回収を行っているNPO団体です。リユースリサイクル可能な品が中心となりますが、おもちゃや家電などは壊れているものでも回収対象としています。送れないとする品目や条件はやや多くなりますが、壊れているおもちゃや家電でもOKとする線引きが緩めなので、1点でもゴミとして捨てずに済むものがあれば寄付をする気持ちで送ってみてはいかがでしょうか。

事業名 KIFUSURU
サービス内容 不用品の宅配回数サービス・寄付活動
対象品 おもちゃ、廃家電・電気製品、家具や調理器具(金属製のもの)、貴金属や骨董品、本・CD・DVD・楽器・ゴルフクラブ・釣具・アウトドア用品
送れないもの 家具・衣類・寝具、リサイクル家電、マットレス、汚れたぬいぐるみ、乗り物玩具や子ども用自転車、電子レンジ、危険物や汚物、下着ほか
料金 ヤマト運輸元払い料金のみ負担(送り先:千葉県船橋市)
URL https://kifu-suru.com/

大量の不用品や大きくて郵送がむずかしいものは不用品回収業者へ相談を

郵送による不用品回収は、リユース可能な品や少量の小物などの不用品処分としておすすめできる方法です。送料などの自己負担は多少必要ですが、いらないものをほかの誰かに使ってもらえた方がうれしいというかたにとっては、ありがたい回収方法だともいえるでしょう。

ただし大量の不用品や大型の家具家電などは、このような郵送では対応できないこともあります。不用品回収や処分に困った時は、ぜひ不用品回収業者の利用も検討してみてください。

不用品回収受付センターでは、オススメの不用品回収業者をランキング形式にて紹介しています。

業者選びに迷ったときは、ぜひレビューや紹介内容を参考にしてみてください。

>>おすすめの不用品回収業者ランキングはコチラ