この記事では、植木鉢の捨て方について解説します。

植木鉢は、家庭ゴミや粗大ゴミとして捨てる他、花屋やホームセンターの回収サービスなどを利用して手放せます。

しかし、軽石・土・植物なども植木鉢と一緒に捨てるのであれば、不用品回収業者を利用してまとめて捨てるのがおすすめです。

各自治体での対応も例に挙げながら植木鉢の捨て方をチェックし、その他のアイテムの分別方法なども紹介するので、ぜひご参考にしてください。

植木鉢の捨て方4選

植木鉢の捨て方

ここでは、植木鉢の捨て方を4つご紹介します。

家庭ゴミとして捨てる

一般的に、最長辺が30cm未満のものは家庭ゴミとして捨てられます。

植木鉢の場合は、素材などによって何ゴミに出すかが分かれるので、以下を参考に捨ててください。

  • 燃えるゴミになる素材:木製など
  • 燃えないゴミになる素材:テラコッタ(素焼き)・ガラス・ブリキ缶など
  • 資源ゴミになる素材:プラスチックなど

また、盆栽鉢も植木鉢と同じように素材によって分別が変わります。

お住まいの地域の自治体では植木鉢や盆栽鉢が何ゴミにあたるのかを必ず確認しましょう。

粗大ゴミとして捨てる

最長辺が30cmを超える大きさの植木鉢は、粗大ゴミとして捨てるよう規定されている自治体もあります。

例えば、東京都新宿区では植木鉢は土を取り除いたうえで粗大ゴミに出さなければいけません。

新宿区の場合は大きさや素材に特に言及されていませんが、江東区のように30cm以上の植木鉢は粗大ゴミに分類している自治体もあるので、ルールに則って捨ててください。

花屋の回収サービスを利用する

植物・土などと一緒に植木鉢の回収サービスを実施している花屋を利用するのも一つの手です。

花屋によっては自宅まで出張回収可能としていますが、別途出張費がかかったり、回収は1度につき10個までなど個数制限を設けている店もあるため、利用する場合は注意が必要です。

一方で、コーナンなど一部のホームセンターでも植木鉢の回収が行われており、1点購入につき同等品1点を無料で回収してもらえます。

ただし、店舗によって回収品目が異なる可能性も高いので、持ち込む前に必ず店舗に確認してください。

不用品回収業者を利用する

捨てたい植木鉢が複数個ある場合は、自治体の回収などを利用するよりも不用品回収業者に依頼し一度にまとめて捨てるほうが、時間や手間がかからないため利便性が高いです。

植木鉢の中には直径約50cmを超えるものや重さ20kg以上になるものもあります。

サイズが大きなものや重さがあるものになると、自宅から運び出したり花屋・ホームセンターへ持ち込む際に体を傷める可能性も高いので、自分で対応するのはあまりおすすめできません。

不用品回収業者を利用すれば、植木鉢だけでなく土や植物も一緒に回収を依頼できるだけでなく、自治体のルールに則って分別する必要もないためとてもおすすめです。

また、資源を有効活用するために回収後のリユース・リサイクルに力を入れている業者も多いです。

「もったいない」という気持ちから使わない植木鉢を溜め込んでいる方も多いですが、手放すことで再び資源として我々の生活に役立てられるので、ぜひ不用品回収業者の利用も検討してみてください。

植木鉢を捨てるときの注意点

植木鉢を捨てるときの注意点

植木鉢を捨てる際の注意点について2つ解説します。

公共の場所に捨てると不法投棄と見なされる

近年、植木鉢の不法投棄が増加しており問題視されています。

2024年5月にも、北海道の声問川周辺で植木鉢の不法投棄が見つかっており、住民はもちろん釣客からも怒りの声が上がっていました。

植木鉢だけでなく、どんなものでも川や公園などの公共の場所に捨てれば、不法投棄に当たります。

不法投棄は刑事罰の対象となるため、万が一罪に問われれば5年以下の懲役または1000万円以下の罰金が、場合によってはその両方が科せられます。

さらに、東京都にある井の頭公園でも植木鉢や園芸用の土が捨てられている案件が増加しており、ボランティアによる除去活動が行われています。

このような行為は不法投棄に当たるだけでなく生態系にも影響を及ぼすので、絶対にやめましょう。

割れ物だと分かるように記載する

特に割れた植木鉢を捨てる際は、「危険物」「割れ物」など記載しておきましょう。

中に割れ物が入っていることが分からないと、回収担当者や他者が怪我をするリスクが高いです。

新聞紙やチラシに割れた植木鉢を包み、テープで固定した後に「危険物」などと記載して捨ててください。

また、割れた植木鉢を扱うときは必ず軍手などを使用し、安全に配慮して作業しましょう。

植木鉢を捨てるときの料金目安

植木鉢を捨てるときの料金目安

ここで、植木鉢を捨てるときの料金目安を捨て方別にまとめました。

捨て方 料金目安
家庭ゴミとして捨てる 自治体指定のゴミ袋の料金
粗大ゴミとして捨てる 約300円~1,000円
花屋の回収サービスを利用する 約1,000円~3,500円
ホームセンターの回収サービスを利用する 同等品の購入費
不用品回収業者を利用する 単品回収で約500円~

花屋の回収サービスは、植木鉢の他に土や植物も一緒に回収してもらえますが回収料金は1個あたり安くとも1,000円~なので、複数個回収を依頼したい場合は割高になってしまいます。

一方で、不用品回収業者では、植木鉢ひとつずつ回収する「単品回収」の他に、トラックに載る量であればパック料金でサービスを利用できる「トラック積載プラン」を用意していることが多いです。

トラック積載プランを利用すれば、大量の植木鉢も一度にまとめて回収できるため、個数や料金を気にする必要がありません。

土・ジョウロ・ほうき・レンガなど、ガーデニングに使うその他のアイテムや庭石なども、もちろん回収可能です。

回収・運び出し・運搬・分別すべて一貫して任せられるので、捨てたいガーデニング用品がたくさんある方は業者を利用することをおすすめします。

お住まいのエリアでおすすめの業者

軽石・土・植物の捨て方

軽石・土・植物の捨て方

ここで、植木鉢と一緒にゴミとして出やすいアイテムの捨て方を解説します。

軽石

軽石は、燃えないゴミに分別する自治体がほとんどです。

例えば、岡山県岡山市・愛知県名古屋市・徳島県徳島市などでは燃えないゴミとして捨てるよう規定されています。

ただし、千葉県千葉市・東京都西東京市・埼玉県春日部市では市では回収を行なっていないため、専門業者などに依頼して捨てる必要があります。

自治体によって回収しているかどうかも異なるので、必ず事前に確認しましょう。

土は自然物扱いになるため、基本的にゴミとして捨てることはできません。

一般的には、所有地の庭に撒いたり専門業者に引き取ってもらう方法などが推奨されていますが、自治体によっては家庭ゴミとして捨てられます。

例えば、神奈川県横浜市では、透明または半透明の袋に土を入れ、少量ずつ燃えないゴミの日に捨てるよう規定されています。

大阪府大阪市でも同様に、植木鉢に使用する少量の土であれば普通ゴミとして捨てられます。

このように、家庭ゴミ扱いになる自治体もあれば、東京都足立区のように園芸用の土を無料で回収している自治体もあります。

お住まいの地域の自治体でこのように土を捨てられないのであれば、先にご紹介した方法で捨てる必要がありますが、もし他にも植木鉢をはじめとしたガーデニング用品があるのであれば、不用品回収業者を利用するのもおすすめです。

また、一部のホームセンターでは、買い替えの際に不要になった土を回収しているところがあります。

例えば、首都圏を中心に店舗を展開している「ユニディ」では、土を購入した方を対象に不要になった土を無料で回収するサービスを提供しています。

土を購入した際の袋に不要になった土を入れ、レシートを持参するだけなので、とても利便性が高いと言えます。

ただし、購入した土よりも多い量の土は回収不可とされており、砂利・肥料が混じっていない状態で引き渡さなければいけないので、注意が必要です。

土の処分方法についてもっと知りたい方はこちら!

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植物

植物は、燃えるゴミとして捨てられる自治体がほとんどです。

例えば、東京都町田市では、剪定枝以外の植物は自治体指定のゴミ袋90Lまでは燃えるゴミの日に捨てられます。

ただし、埼玉県朝霞市のように、観葉植物などの長さがあるもの(長さ50cm以上180cm未満または直径5cm以上10cm未満)は粗大ゴミに捨てるよう規定している自治体もあります。

自治体によっては既定のサイズになるよう必要に応じてカットしなければいけない場合もありますが、ノコギリや剪定ばさみなどは慣れていない方が扱うのはとても危険です。

植木鉢から抜く際も怪我をする恐れがあるため、そのまま不用品回収業者に回収してもらうことも検討しましょう。

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植木鉢の捨て方でお困りなら「不用品回収受付センター」へご相談ください

今回は植木鉢の捨て方を紹介し、その中で料金目安や注意点などについても解説しました。

植物によっては鉢増しや植え替えなどが必要になるので、いつの間にか植木鉢が増えているということも少なくありません。

素材ごとに植木鉢の分別を悩むことなく、土・石・植物・その他ガーデニング用品までスピーディーに片づけたいなら、「不用品回収受付センター」へぜひご相談ください。

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