本記事では、ニトリなどのベッド処分方法とともに、引き取りや回収の際にかかる費用を解説します。

引っ越しや買い替えの際、ベッドを処分したいと考える方は多くいるはずです。しかし、サイズが大きいベッドは処分しにくく、捨てるのに手間と時間がかかります。

手軽にベッドを処分したい場合は、不用品回収業者への依頼がおすすめです。依頼するメリットや費用相場も解説しているため、併せて参考にしてください。

ベッドの処分方法

ベッドの処分方法

ベッドの処分方法としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 解体して処理場に持ち込む
  • 粗大ゴミとして捨てる
  • 家具買い替えの際の引き取りを利用する
  • 下取りしてもらう
  • 不用品回収業者に依頼する

それぞれの処分方法を詳しく見ていきましょう。

解体して処理場に持ち込む

古いベッドや小さいベッドであれば、解体して処理場に持ち込むのがおすすめです。各自治体や処理場が定めたサイズまで解体し、持ち込めば処分してもらえます。

処分費用は、シングルベッドで1,000~2,000円程度です。

安価で処分できる可能性があるものの、解体や運び出しは自分で行わなければなりません。例えば、2階にベッドがある場合は、1階まで運んでから解体し、車に積み込む必要があります。

また、処理場まで自家用車で運び、荷下ろしをしなければならないため、車がない場合は利用できないでしょう。

粗大ゴミとして捨てる

木製のベッドで1辺が30cm以下など、自治体が定めるサイズよりも小さく解体できれば、燃えるゴミとして捨てられる可能性がありますが、解体しても粗大ゴミ扱いになる自治体もあるので、注意が必要です。

サイズが大きかったり、解体しても粗大ゴミ扱いとなる自治体だったり、素材が燃えるものではなかったりする場合は、粗大ゴミや不燃ゴミとして回収してもらうのがおすすめです。粗大ゴミの回収頻度は自治体によって異なりますが、多くの場合が月に1〜2回程度となります。

処理場に持っていくのと同様、ゴミ捨て場までの運び出しは自身で行わなければなりません。また、各自治体のルールに従って捨てる必要があります。

家具買い替えの際の引き取りを利用する

ベッドの買い替え時に古いベッドの処分を考えている場合は、引き取りサービスなどを利用するのがおすすめです。

家具を販売するメーカーの多くは、購入時に古い家具を有料で引き取るサービスを用意しています。「購入したものと同等のサイズ」など、一定の条件を設けている場合がほとんどなので、利用前に必ず確認しましょう。

こちらの方法は、あくまでも買い替えの際に使える処分方法です。捨てたいだけの場合は、他の処分方法を検討してください。

下取りしてもらう

ベッドを買い替える場合は、有料の引き取りサービスを利用するほか、下取りをしてもらうことも可能です。下取りをしてもらえれば、費用をかけずに不要なベッドを処分できます。

しかし、下取りができるのはメーカー品や状態の良いベッドに限ります。下取りに対応していないメーカーや家具店もあるので、あらかじめ確認しておきましょう。

不用品回収業者に依頼する

ベッドを簡単に処分したい場合は、不用品回収業者への依頼がおすすめです。不用品回収業者は回収のプロなので、大型のベッドでも短時間で運び出してくれます。

2階にあるベッドや、解体しなければ部屋から出せないようなベッドでも、迅速に対応してくれるのが大きなメリットです。また、ベッドフレームだけでなく、マットレスや枕を一緒に処分したい場合でも、柔軟に対応してもらえます。

自分で運び出したり、解体する手間は一切ありません。ゴミ捨ての曜日や日にちを気にすることなく、いつでもベッドを捨てられるのも嬉しいポイントです。

 

不用品回収を依頼する際の費用相場については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ、併せて参考にしてみてください。

不用品回収 ベッド・マットレスの相場は?おすすめ業者5選を紹介!

【種類別】ベッド処分の注意点

【種類別】ベッド処分の注意点

ベッドを処分する際には、さまざまな注意点があります。ここでは、ニトリのベッドやIKEAのベッドなど、種類ごとの注意点をまとめました。

ケガや事故のリスクを下げて安全に処分するためにも、ぜひ以下の内容を参考にしてみてください。

ニトリのベッド

ニトリのベッドは、サイズも素材もさまざまです。そのため、まずはベッドのサイズや素材をチェックし、どの処分方法が適しているか確認しましょう。

例えば、木製のベッドは小さく解体すれば、燃えるゴミとして捨てられる可能性があります。金属製のベッドは解体し、不燃ゴミや粗大ゴミとして捨てるか、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。

また、ニトリは買い替えの際に利用できる引き取りサービスを展開しています。購入したものと同程度のサイズであれば、4,400円で引き取ってもらえるので、気になる場合は問い合わせましょう。

ただし、ニトリの引き取りサービスは、新品ベッドが配送される4日前までに予約が必要です。そのうえ、4,400円というやや高めの設定なので、他の処分方法も検討した方が良いでしょう。

IKEAのベッド

IKEAのベッドは、接合部に木のネジが使われているため、一度解体するとネジが緩んでしまい、再度使うことができない可能性があります。そのため、引っ越しの際に引っ越し業者が運んでくれないことがあります。

サカイ引越センターでは、IKEAの家具の有無を聞かれるうえ、「※弊社にて分解・組立はできかねます」との記載すらあります。
(サカイ引越センターHPより抜粋)

他の引っ越し業者でも実際に依頼した際に断られたとの声もあるようです。

そのため、IKEAのベッドはそのまま運べる大型トラックで引っ越すか、IKEAの家具解体・組み立てに対応している引っ越し業者に依頼するか、処分するしかありません。

もし、どうしても断られてしまう場合は不用品回収業者などに依頼して処分し、引っ越しのタイミングで買い替えを検討しましょう。

引っ越しの際の不用品処分については、以下の記事でも解説しています。

引っ越し時の不用品処分の方法は?不用品回収業者への依頼もおすすめ

海外製ベッド

海外製ベッドの中でも、特に人気のあるメーカーには以下のようなものがあります。

  • シーリー
  • シモンズ
  • サータ
  • フランスベッド

海外製のベッドは、日本製のものよりも幅が広く、丈も大きい傾向です。そのため、引越しや処分の際に手間と労力、人員がかかります。そのため、自分での対処が難しい場合は不用品回収業者に依頼しましょう。

さらに、フランスベッドやシーリーなどは、高級ベッドとしても知られており、厚みや幅のあるベッドも多数販売されています。

このようなベッドは、粗大ゴミで処分できないケースが多いほか、自分で処理場などに持ち込むのも困難です。ケガのリスクもあるので、扱いには十分注意しましょう。

介護ベッド

介護ベッドは電動で動くようなものが多く、処分には手間がかかります。自治体のごみ処理センターなどに持ち込んで処分することもできますが、介護ベッドは通常のベッドと比較すると非常に重いのが特徴です。

大人の男性でも2~3名程度で運ばなければならず、荷下ろしをするだけでも労力がかかります。また、重さがあるので分解するのも困難です。

特に、電動ベッドの場合はモーターなどが付属しており、解体が危険なだけではなく、分別をしてから処分しなければなりません。不用品回収業者であれば、介護ベッドでも分解・分別したり、運び出したりしてくれます。

ベッド処分で気を付けるべきポイント

ベッド処分で気を付けるべきポイント

ベッド処分で気を付けるべきポイントは、以下の通りです。

  • 無料の引き取り業者は避ける
  • マットレスやソファベッドは解体できない
  • 各自治体の捨て方を確認する

ここでは、ベッドを処分する際に気を付けるべきポイントを詳しく解説します。

無料の引き取り業者は避ける

ベッドを処分する際、無料の引き取り業者を利用するのは避けましょう。無料と謳っていても、高額な手数料を後から取り付けて請求される可能性があるためです。

例えば、ベッドの分解が必要な場合は「分解手数料」、2階からの運び出しが必要な場合は「運び出し手数料」などが発生します。

1階にあるベッドでも「運び出し手数料」「人件費」などを要求し、結局、無料で回収してもらえません。それどころか、高額な費用が発生するケースが多くあるため、利用しないでください。

マットレスやソファベッドは解体できない

ベッドの処分は、フレームとマットレスの2つに分けられます。フレームは部品を外せば解体できますが、マットレスは基本的に解体できません。また、ソファベッドも解体できないケースが多く、そのままの状態で捨てる必要があります。

マットレスはシングルサイズであっても大きく、自分で車に積み込んだり、荷下ろしをしたりするのは困難です。

手軽に処分したい場合は、運び出しから行ってくれる不用品回収業者に依頼しましょう。不用品回収業者であれば、フレームもマットレスも一度で処分してくれます。

各自治体の捨て方を確認する

各自治体のゴミ回収でベッドを処分する場合は、各自治体の捨て方を確認しましょう。参考までに、練馬区では「おおむね30cm角以上」のものが粗大ゴミとして扱われます。

木製のもので30cm以下のゴミは、燃えるゴミとして捨てられますが、原則として1度に45Lのごみ袋3つまでしか受け付けてくれません。

このように、ゴミ捨てに関しては各自治体にルールが設けられています。捨てられるゴミのサイズや種類、曜日などをしっかり確認して処分するようにしましょう。

ベッドを処分するなら不用品回収業者への依頼がおすすめ

ベッドを処分するなら、不用品回収業者への依頼がおすすめです。ここでは、不用品回収業者へ依頼するメリットと共に、費用相場を解説します。

依頼するメリット

ベッドの処分を不用品回収業者に依頼するメリットは、以下の通りです。

  • 2階以上のベッドも運び出してくれる
  • 解体してくれる
  • 迅速に処分してくれる
  • 運び出しや荷下ろしの手間がない
  • フレームとマットレスを一気に処分できる

2階にあるベッドでも運び出してくれるほか、必要なら解体も行ってくれます。また、不用品回収業者はプロなので、迅速かつ安全に処分してくれるのも嬉しいポイントです。

運び出しから全てやってくれるので、自分で行う手間は一切ありません。フレームやマットレス、まくらなどを一気に処分したい場合も安心です。

ベッド処分の費用相場

ベッドの処分を不用品回収業者に依頼する場合の費用は、3,000~10,000円程度です。ベッドの大きさなどによって費用が異なるほか、マットレスやまくらを一緒に処分する場合は、より費用が高額になります。

大型のベッドを処分したり、備品も一緒に処分する場合は、トラックのせ放題プランがおすすめです。指定のサイズのトラックに乗るだけ荷物を積み、定額で処分してもらえます。

ベッドやマットレス以外の不用品も一緒に載せてもらえるため、引っ越しや大掃除のときも便利です。

トラックのせ放題プランの相場は、以下の通りです。

トラックのせ放題プラン 目安の間取り 料金相場
(平車、箱車などトラックによる)
軽トラックのせ放題プラン 1R~1K 15,000円〜20,000円
1.5tトラックのせ放題プラン 1DK~2DK 30,000円~40,000円
2tトラックのせ放題プラン 2DK~2LDK 50,000円~70,000円
4tトラックのせ放題プラン 3DK以上 80,000円~要見積もり

マットレスも一緒に処分したい方はこちらを併せて参考にしてみてください。

ベッドのマットレス処分方法6選!引き取りや粗大ゴミなど捨て方を解説

ベッド処分に困った際は「不用品回収受付センター」へ

ベッド処分は、自分で行うと時間や手間がかかります。サッと手軽に処分したい、重たくて運べない、今すぐ処分したいと考えている場合は、不用品回収業者への依頼がおすすめです。

不用品回収受付センターでは、安価な費用で依頼できる業者を複数紹介しています。仲介手数料がかからず、キャンペーンや割引の適用も可能です。合わせて、即日回収や深夜早朝の対応も可能なので、引っ越しや大掃除、買い替え時にもおすすめです。

ベッド処分にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。