車のバッテリーは自治体ではほぼ回収不可です。

そのため、この記事では車のバッテリーの処分方法7選を解説します。

一番おすすめなのは以下の処分方法です。

・交換時に引き取ってもらう
・カー用品店へ持ち込む
・急ぎなら不用品回収業者

バッテリーの種類の違いや費用の目安、取り外し時の注意点、安全に処分するためのポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること

・車のバッテリーの種類と違い
・車のバッテリーを自治体で処分しにくい理由
・カー用品店やホームセンター、ディーラーなどでの処分方法
・ハイブリッド車用(HV補機バッテリー)の処分先
・車のバッテリー処分にかかる費用の目安
・取り外し方や持ち運び時の注意点
・不用品回収業者を利用するメリット

車のバッテリーは自治体では回収できない

車のバッテリーは自治体では回収できない

車のバッテリーは適正処理困難物に指定されているため、自治体では回収できません。

適正処理困難物とは、家庭・事業活動で排出される一般廃棄物の中で、市町村では処理できない廃棄物のことです。

車のバッテリーの他に、タイヤやホイール、マフラーなども適正処理困難物に分類されます。

発火・火災の危険性がある

車のバッテリーは、以下のような理由から発火火災に至る危険性があります。

  • 劣化
  • 液量不足
  • 過充電・過放電
  • ターミナル部分の緩み

この中でも、発火・火災の原因として特に多いのがターミナル部分の緩みです。

ターミナルとは、車の各所に電気を供給するために配線とバッテリー端子を繋ぐ金属部分の箇所のことを指します。

エンジンルームに積んでいると、車両の揺れに伴い徐々にターミナル部分が緩んでくるので、接触不良によるショートなどが起こり発火することがあります。

実際に、2024年7月8日に振動でターミナルが緩んだことで接触不良を起こし、車両火災に繋がった事案が起きています。

このように、扱いを間違えると発火や火災の危険性があるため、自治体では回収を行なっていません。

電解液の希硫酸が原因で怪我をする危険性がある

車のバッテリーの中には、希硫酸という電解液の一種が入っています。

希硫酸は電力を生み出す際に必要不可欠なものですが人体にはとても有害で、万が一皮膚に付着すれば重度のやけどを起こしたり、目に入れば失明することもあります。

専門の知識を持っていなければ取り扱いは非常に危険なので、自宅で廃バッテリーを保管している方も十分に注意しましょう。

受付センターWEB担当者

受付センターWEB担当者

自治体では出せない点が特に印象に残りました。
なぜ家庭ゴミとして扱われないのでしょうか?

粗大ゴミ回収本舗 上村

粗大ゴミ回収本舗・上村さん

車のバッテリーは鉛や電解液を含むため、自治体の家庭ゴミでは回収できません。
発火や液漏れの危険があることに加え、専門的な処理が必要な品目です。
自治体の粗大ゴミにも出せないため、ガソリンスタンドやカー用品店など、適切に扱える回収先へ持ち込むことが欠かせません。

車のバッテリーの種類と違い

車のバッテリーは車種や機能によって種類が異なり、それぞれ性能や構造に違いがあります。

処分方法を考えるうえでも、自分の車にどの種類のバッテリーが使われているかを把握しておくことが大切です。

ここでは、代表的な車のバッテリーの種類と特徴を解説します。

鉛蓄電池(一般的な12V)

もっとも一般的なのが、ガソリン車やディーゼル車に使われている鉛蓄電池(12Vバッテリー)です。

エンジンの始動やライト、エアコン、カーナビなどの電装品に電力を供給する役割があります。

内部には鉛と希硫酸の電解液が使用されており、電気を蓄えて必要なときに放電できる仕組みです。

寿命は一般的に2〜3年程度とされ、エンジンのかかりが悪くなったりライトが暗くなったりすると交換のサインとされています。

また、鉛やプラスチックなどリサイクル可能な資源が多く含まれているため、回収されたバッテリーの多くは再資源化されています。

アイドリングストップ車用

アイドリングストップ車には、専用の高耐久バッテリーが搭載されています。

信号待ちなどでエンジンを自動停止・再始動する機能があるため、通常の鉛蓄電池よりも頻繁な充放電に耐えられる構造になっています。

そのため、一般的な12Vバッテリーよりも性能が高く、価格もやや高めです。

外見は似ていますが、通常の鉛蓄電池とは内部構造や性能が異なるため、交換時にはアイドリングストップ車対応のバッテリーを選ぶ必要があります。

処分方法は、購入店、カー用品店、整備工場、ディーラーなどに相談するのが一般的です。

ハイブリッド車用(HV補機バッテリー)

ハイブリッド車には、駆動用バッテリーとは別にHV補機バッテリーと呼ばれる12Vバッテリーが搭載されています。

この補機バッテリーは、車のコンピューターや電装系を起動するために使われるもので、エンジン始動やシステム起動に重要な役割を果たします。

ハイブリッド車の駆動そのものは大型の高電圧バッテリーが担当しますが、補機バッテリーがなければ車両システムを起動できません。

交換時にはディーラーや整備工場で対応するケースが多く、処分もそのまま回収してもらえることが一般的です。

EV駆動用バッテリー

電気自動車(EV)には、車を走らせるための大型のEV駆動用バッテリーが搭載されています。

主にリチウムイオン電池が使用されており、大量の電力を蓄えることができます。

このEV駆動用バッテリーは非常に高電圧で重量も大きく、専門設備がなければ取り扱うことができません。

そのため、一般ユーザーが取り外して処分することはなく、交換や処分はメーカー・ディーラーや適切な回収ルートで処理されるのが基本です。

車のバッテリーの処分方法7選

車のバッテリーの処分方法7選

車のバッテリーは自治体のゴミとして出せないことが多いため、回収している店舗や業者に依頼する必要があります。

ここでは、車のバッテリーの主な処分方法を7つ紹介します。

料金 おすすめ度 即日 持ち込み
カー用品店に持ち込む 無料~数百円程度 ★★★★★
バッテリー交換時に古いものを引き取ってもらう 無料~数百円程度※ ★★★★★
ガソリンスタンドで処分してもらう 無料~1,000円程度 ★★★★☆
バッテリーを扱っているホームセンターに持ち込む 無料~※購入条件あり ★★★★☆
カーディーラーに依頼する 無料~数千円程度※ ★★★★☆
自動車整備工場に依頼する 無料~数千円程度 ★★★★☆
不用品回収業者を利用する 3,000円~※ ★★★★★ ×

※料金は店舗・業者・バッテリーの種類や個数、交換の有無などによって異なります。

カー用品店に持ち込む

カー用品店では、車のバッテリーの回収・処分を行なっています。

一般的な鉛蓄電池(12V)アイドリングストップ車用バッテリーであれば、店頭で回収してもらえるケースが多く見られます。

以下にカー用品店ごとの対応をまとめたので、ぜひ参考にしてください。

カー用品店名 対応
オートバックス バッテリー1個まで回収可能
イエローハット 回収可能
ジェームス 回収可能

基本的に引き取りを行なっているところがほとんどですが、個数などによっては料金がかかることも想定しておきましょう。

この一覧の中であれば、オートバックスがバッテリー1個までは回収可能としているので、2つ以上は料金がかかる可能性があります。

自宅に古いバッテリーを複数個保管したままの場合は、事前にカー用品店にバッテリーの回収は何個まで可能か確認しておくと安心です。

また、カー用品店まで自分で古いバッテリーを運ぶことになるので、強い衝撃を与えないよう取り扱いには十分注意してください。

バッテリー交換時に古いものを引き取ってもらう

車のバッテリー交換を依頼した際に、古いものをそのまま引き取ってもらうのが一番手軽です。

カー用品店やガソリンスタンド、整備工場など、バッテリー交換をしてもらえる店舗であれば同時に回収してもらえることがほとんどなので、処分のことで頭を悩ませる必要はありません。

ただし、バッテリー本体の料金(約4,000円~)や交換工賃(約2,000円~)などもかかるので、他の方法と比べて高くつきやすいのがデメリットとして挙げられます。

ガソリンスタンドで処分してもらう

ENEOS、出光、apollostation、カーエネクスなどのガソリンスタンドでも車のバッテリーの処分を依頼できますが、全てのガソリンスタンドが引き受けているわけではありません。

セルフサービスのガソリンスタンドなどがその可能性が高いので、フルサービスのガソリンスタンドに絞ることをおすすめします。

使用済みバッテリーリサイクル協力店ならステッカーが貼ってあるので、それを確認するのも良いでしょう。

また、回収してもらえたとしてもリサイクル料金として数百円~1,000円ほど請求されることがあるので、調べずに行くとトラブルになりかねません。

給油の際にスタッフに尋ねたり事前に電話確認をしておくと、徒労に終わることはまずないでしょう。

バッテリーを扱っているホームセンターに持ち込む

車のバッテリーを扱っているホームセンターでは、購入時に古いバッテリーを回収してもらえることがあります。

以下に回収を実施しているホームセンターとそれぞれの対応をまとめました。

ホームセンター名 対応
コメリ 商品1点購入につき同等品を1点引き取り可能
コーナン 商品1点購入につき同等品を1点引き取り可能
DCM バッテリー購入で回収可能
カインズ レシート・納品書・明細書のいずれかを提示して回収可能

いずれのホームセンターでも基本的に引き取ってもらえますが、日常的に車のバッテリーを取り扱っていない店舗では、バッテリーの回収を実施していない可能性があります。

お近くの店舗ではバッテリーは回収対象なのか、事前に問い合わせておきましょう。

カーディーラーに依頼する

メーカー系のカーディーラーでも、車のバッテリーを回収してもらうことができます。

日産ディーラー 対応あり
マツダディーラー 対応あり
三菱自動車ディーラー 対応あり
ホンダディーラー 対応あり
スズキディーラー 対応あり

特にハイブリッド車用(HV補機バッテリー)車種専用バッテリーの場合は、ディーラーに相談するのが確実です。

ディーラーでは車種ごとの適合バッテリーを把握しているため、交換作業と回収をまとめて依頼できます。

安全に処分できる点が大きなメリットです。

費用は交換工賃やバッテリー代が含まれるためやや高めになることもありますが、専門スタッフによる対応を受けられる安心感があります。

自動車整備工場に依頼する

街の自動車整備工場でも、車のバッテリー交換や回収に対応していることがあります。

地域密着型の整備工場では、比較的柔軟に対応してもらえるケースが多いのが特徴です。

一般的な鉛蓄電池(12V)はもちろん、アイドリングストップ車用バッテリーハイブリッド車用(HV補機バッテリー)の交換や回収にも対応している場合があります。

ディーラーより費用を抑えられる場合もあるため、近くに信頼できる整備工場がある場合は相談してみるとよいでしょう。

不用品回収業者を利用する

一度に複数個バッテリーを処分したい場合は、手間や安全面なども考慮して、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。

自宅など指定した場所まで回収に来てもらえるため、ガソリンスタンドやホームセンターなどに持ち込む必要がなく、時間の節約にも繋がります。

さらに、バッテリーだけでなくタイヤやホイール、カー用品など、車関連の不用品をまとめて回収してもらえることもあります。

早ければ即日回収可能なので、急ぎで処分したい場合にも心強い味方になってくれるでしょう。

受付センターWEB担当者

受付センターWEB担当者

選べる方法が多い点はありがたいと思いました。
状況によって処分方法を選ぶ時、意識しておきたい点はありますか?

粗大ゴミ回収本舗 上村

粗大ゴミ回収本舗・上村さん

車のバッテリーは、ガソリンスタンド、カー用品店、ディーラー、回収業者、金属リサイクル店などで処分できます。
交換を伴う場合はその場で引き取ってもらえることが多く、持ち運びが難しい時は業者に依頼できます。
液漏れの危険があるため、運ぶ際はバッテリーを立てた状態で安全に移動することが重要です。

車のバッテリーを処分するときの費用目安

車のバッテリーを処分するときの費用目安

バッテリー処分費の目安を方法ごとに以下にまとめました。

処分方法 処分費用目安
カー用品店に持ち込む ~200円
バッテリー交換時に引き取ってもらう ~200円
ガソリンスタンドで処分してもらう ~1,000円
ホームセンターに持ち込む 同等品の料金
不用品回収業者を利用する 約500円~1,000円

不用品回収業者を利用する場合は、トラック積載プランを利用すると、溜め込んだバッテリーもお得に処分できるのでおすすめです。

トラック積載プランとは、トラックに載る量であればどれだけ積み込んでも料金が変わらないプランのことです。

一覧を見ても分かるように、バッテリーを処分する際に多少の料金がかかることもあるので、複数個処分するとなると負担が大きくなります。

その点、不用品回収業者のトラック積載プランであれば、トラックに載せれば載せる程1つ当たりの単価が安くなっていくのでとてもお得だと言えます。

首都圏の相場は以下の通りです。

トラック積載プラン 目安の間取りとトラック 料金相場
(平車、箱車などトラックによる)
Sプラン 1R~1K・軽トラック 15,000円〜20,000円
Mプラン 1DK~2DK・1.5tトラック 30,000円~40,000円
Lプラン 2DK~2LDK・2tトラック 50,000円~70,000円
LLプラン 3DK以上・4tトラック 80,000円~要見積もり

受付センターWEB担当者

受付センターWEB担当者

費用がケースによって変わる点が気になりました。
どんな場面で金額が変動しやすいのでしょうか?

粗大ゴミ回収本舗 上村

粗大ゴミ回収本舗・上村さん

車のバッテリー処分は、購入店であれば無料で引き取られる場合がありますが、持ち込みのみだと費用が発生することがあります。
また、業者へ依頼する場合は回収量や出張距離によって金額が変動します。
複数のバッテリーをまとめて依頼すると、負担が少なくなることがあります。

車のバッテリーを無料で処分する方法

車のバッテリーを無料で処分する方法

車のバッテリーは自治体の家庭ゴミとして処分できないケースが多い一方、購入店やバッテリー交換を依頼した店舗などでは、無料で引き取ってもらえる場合があります。

また、廃バッテリーには鉛などの再利用できる資源が含まれているため、金属回収業者やリサイクル業者で買い取ってもらえる可能性もあります。

ここでは、車のバッテリーをできるだけ費用をかけずに処分する方法を紹介します。

購入店

車のバッテリーを購入した店舗では、新しいバッテリーを購入する際に、古いバッテリーを無料で引き取ってもらえる場合があります。

特にカー用品店やホームセンターでは、バッテリーの販売と同時に使用済みバッテリーを回収している店舗があります。

例えば、オートバックスでは店舗ごとに対応が異なるものの、廃棄バッテリーの処分について最寄りの店舗への問い合わせを案内しています。

ただし、「バッテリーを購入すれば必ず無料回収」というわけではありません。

店舗によって回収条件や対象商品、個数制限などが異なるため、購入前に確認しておきましょう。

また、新しいバッテリーを購入せず、以前購入したバッテリーだけを持ち込む場合は、有料になる可能性もあります。

島忠やコーナンでは、新しいバッテリーを購入すれば、無料で古いバッテリーを引き取ってもらえます

ポイント

新しいバッテリーの購入と同時なら無料になりやすい
店舗によって回収条件が異なる
購入していない古いバッテリーは有料になる場合がある
持ち込む前に電話で確認すると安心

交換時

バッテリー交換を店舗に依頼し、取り外した古いバッテリーをそのまま引き取ってもらう方法もおすすめです。

カー用品店やディーラーなどでバッテリー交換を依頼すれば、交換後の廃バッテリーを持ち帰る必要がありません。

例えばオートバックスでは、バッテリー交換の基本工賃に使用済みバッテリーの廃棄費用が含まれており、追加費用なしで処分してもらえます。

ただし、これは「処分だけを無料で依頼できる」という意味ではありません

バッテリー本体代や交換工賃が必要になるため、処分費用以外の料金も含めて考える必要があります。

「自分で交換して古いバッテリーだけ処分したい」という場合は、同じ店舗でも対応が異なるため、事前確認が必要です。

ディーラー

車を購入したディーラーやメーカー系ディーラーに相談するのも方法の一つです。

ディーラーでは車種に適合するバッテリーを把握しているため、バッテリー交換と古いバッテリーの処分をまとめて依頼できるのがメリットです。

交換を依頼した場合は、交換後のバッテリーを無料または低額で引き取ってもらえるケースがあります。

一方、古いバッテリーだけを持ち込んだ場合は、必ずしも無料とは限りません

また、ハイブリッド車の補機バッテリーなど、車種によって対応するバッテリーが異なる場合もあります。

そのため、ディーラーに依頼する場合は、事前に電話で確認しましょう。

金属回収業者

廃バッテリーを金属回収業者に持ち込むことで、無料回収や買い取りにつながる可能性があります。

車のバッテリーには鉛などの再利用可能な資源が含まれているため、廃棄物として処分するのではなく、資源として買い取っている業者があります。

そのため、状態が悪いバッテリーでも、処分費用を支払うのではなく、重量に応じて買い取ってもらえるケースがあるのが特徴です。

ただし、買取価格や受付条件は業者によって異なります。

また、すべての金属回収業者がカーバッテリーを扱っているわけではありません。

持ち込む前の確認ポイント

カーバッテリーを回収・買取しているか
個人からの持ち込みに対応しているか
最低受付量はあるか
買取価格はいくらか
液漏れ・破損したバッテリーも対象か

複数の廃バッテリーがある場合は、重量によって買い取り額が決まる業者を利用すると、処分費用を抑えやすくなります。

リサイクル業者

廃バッテリーを専門的に扱うバッテリーリサイクル業者に依頼する方法もあります。

車の鉛バッテリーは、鉛やプラスチックなどを再資源化できるため、使用済みになった後もリサイクルされています。

業者によっては、廃バッテリーを無料で引き取るだけでなく、買取対象として扱っている場合もあります。

特に複数個のバッテリーを処分したい場合は、一般的な店舗に1個ずつ持ち込むより、専門業者にまとめて相談したほうが効率的です。

ただし、業者によっては法人からの回収を中心としており、個人からの持ち込みに対応していない場合があります。

また、出張回収を依頼すると出張費が発生することもあるため、「無料回収」と「無料で自宅まで回収してもらえること」は別と考えておきましょう。

廃バッテリーも回収してもらえる理由

廃バッテリーも回収してもらえる理由

実は近年、廃バッテリーの回収需要が高まっています。

ここでは、その理由を2つ解説します。

資源原材料が多く含まれている

本来、廃バッテリーは産業廃棄物としては廃プラスチック類や金属くずに分類される品目ですが、鉛・鉄・プラスチックなどのリサイクル可能な資源から構成されているという特徴があります。

SDGsが叫ばれる昨今、リサイクル資源の需要は年々高まっており、それに伴い廃バッテリーにも注目が集まるようになりました。

回収後にはリサイクル工場で分解・分別し、再び車のバッテリーなどの原材料に使われるので、地球環境にもとても優しいです。

しかし、上手く回収・処分すればこのように再活用できますが、適切に処分されなかった場合資源が無駄になるだけでなく、火災の原因になったり有害な物質やガスを発生させる恐れもあります。

循環型社会を実現するにはこれらの取り組みは非常に大切なので、廃バッテリーが自宅にたくさんある方は積極的に回収を依頼しましょう。

有価物として扱われている

先の項目で、廃バッテリーには資源原材料が多く含まれていることを解説しましたが、実はそれ故に有価物として扱われていることも理由として挙げられます。

現在、日本国内では鉛鉱石が採掘できる鉱山は全て閉山されているため、アメリカやオーストラリアなどの国からの輸入に依存している状況です。

国内で鉛を採掘することは難しいので、廃バッテリーのような資源原材料が豊富なものを適切にリサイクルし、少しでも多くの鉛を確保することがますます重要になっています。

現時点で日本の鉛蓄電池のリサイクル率がほぼ100%を達成していることも、その裏付けと言えるでしょう。

日本国内で供給されている鉛にはこのような事情があるため、鉛が含まれる廃バッテリーは有価物として扱われています。

買取価格は市場状況や業者によって異なりますが、1kgあたり50円~150円ほどで取引されているようです。

受付センターWEB担当者

受付センターWEB担当者

廃バッテリーでも回収してもらえる点が意外でした。
どのような理由で引き取りが可能になるのでしょうか?

粗大ゴミ回収本舗 上村

粗大ゴミ回収本舗・上村さん

車のバッテリーは鉛や金属部分が再資源化できるため、廃バッテリーでも回収が行われています。
専門処理によって電解液も適切に処理されるため、環境負荷を抑えた形で再利用が可能です。
リサイクル価値があるため、状態が悪くても引き取りができるのが特徴です。

車のバッテリーを処分する際に確認すべきポイント

車のバッテリーを処分する際に確認すべきポイント

車のバッテリーを処分するときは、ただ回収先を探すだけでなく、取り外しや保管、運搬時の安全対策も確認しておく必要があります。

バッテリーには電解液が入っているほか、端子を金属に接触させるとショートする危険があります。

特に、古いバッテリーを自分で取り外して持ち込む場合は、以下のポイントを確認しましょう。

処分前の準備・外し方を確認しておく

車のバッテリーを処分する前には、まず車体から正しく取り外す必要があります。

一般的な鉛蓄電池(12V)やアイドリングストップ車用バッテリーの場合でも、取り外しの手順を間違えるとショート故障の原因につながることがあります。

基本的な手順は次の通りです。

  1. エンジンを停止する
  2. マイナス端子(-)を先に外す
  3. 次にプラス端子(+)を外す
  4. 固定金具を外してバッテリーを取り出す

特に重要なのが、マイナス端子から先に外すことです。

プラス端子を先に外すと、工具が車体の金属部分に触れた際に電流が流れ、ショートする危険があります。

また、車のバッテリーは10kg以上あるものも多いため、持ち上げる際には落下や腰への負担にも注意しましょう。

ハイブリッド車用(HV補機バッテリー)や車種専用バッテリーは、車種によって搭載場所や構造が異なります

取り外しに不安がある場合は、無理をせずカーディーラーや整備工場に依頼するのがおすすめです。

液漏れしていないか確認する

バッテリーを処分先へ運ぶ前に、液漏れやひび割れなどの異常がないか確認しましょう。

一般的な鉛蓄電池には電解液が入っており、液漏れすると周囲の部品や床などを傷めるだけでなく、皮膚や目に付着した場合には危険です。

以下のような状態が見られるバッテリーは、自分で運搬せず、処分先に状態を伝えて対応方法を確認してください

  • バッテリー本体にひび割れがある
  • 電解液が漏れている
  • 本体が大きく変形している
  • 異臭がする
  • 端子周辺に異常がある

特に液漏れしているバッテリーを車のトランクなどに積むと、液が流れ出して車内を傷める可能性があります。

「液漏れしていないことを確認してから運ぶ」ことを基本とし、異常がある場合は無理に持ち運ばないようにしましょう。

倒さずに運ぶ

取り外したバッテリーを自分で処分先へ持ち込む場合は、できるだけ倒さず、安定した状態で運びましょう。

バッテリーを横倒しにすると、種類や状態によっては電解液が漏れる可能性があります。

車で運ぶ場合は、バッテリーが動かないように固定し、ほかの荷物とぶつからないようにしてください。

特に、金属製の工具や缶などをバッテリーの上に置くのは避けましょう。

端子に接触するとショートする危険があります

また、バッテリーを運ぶ際は、処分先が受け入れ可能かを事前に確認することも重要です。

端子を保護する

バッテリーを取り外したら、プラス端子・マイナス端子に金属が触れないよう保護しましょう。

端子が工具や金属製品などに接触すると、ショートして発熱する可能性があります。

特に車のトランクや荷台で運ぶ場合は、端子がほかの金属製品に触れないよう注意してください。

可能であれば、端子部分を絶縁テープなどで覆い、接触を防止します。

ただし、端子の保護方法や持ち込み方法については、回収先の指示がある場合はそれに従ってください。

軍手を着用して取り扱う

バッテリーの取り外しや運搬を行う際は、軍手などの保護手袋を着用しましょう。

バッテリー本体は重量があるため、素手で持つと滑って落とす可能性があります。

また、端子や周辺部品には金属部分があるため、手を傷つけないためにも手袋を着用しておくと安心です。

なお、電解液が漏れているバッテリーを扱う場合は、通常の軍手だけで安全とは限りません

液漏れがある場合は自分で取り外したり運んだりせず、回収先に相談することを優先してください。

火気厳禁で取り扱う

車のバッテリーを扱う場所では、火気厳禁を徹底しましょう。

鉛蓄電池は充電・放電の過程で水素ガスが発生することがあり、火気があると引火する危険があります。

そのため、バッテリーの近くでは以下の行為を避けてください。

  • 喫煙する
  • ライターやマッチを使用する
  • バーナーなどの火を使う
  • 火花が発生する作業を行う

また、バッテリーの端子を金属工具などで不用意に触れないことも重要です。

「火気を近づけない」「端子をショートさせない」の2点を徹底しましょう。

バッテリーの交換時期も確認しておく

車のバッテリーは消耗品なので、定期的な点検・交換が必要です。

交換時期は使用環境やバッテリーの種類によって異なりますが、一般的な12Vバッテリーでは2~5年程度が交換時期の目安とされることがあります。

ただし、年数だけで交換時期を判断するのではなく、以下のような症状がないか確認することも大切です。

  • エンジンがかかりにくい
  • エンジン始動時のセルモーターの回転が弱い
  • ヘッドライトが暗く感じる
  • 電装品の動作が不安定
  • バッテリー本体に膨らみや液漏れがある

異常がある場合は、バッテリーの状態を点検してもらい、必要に応じて交換しましょう。

なお、液漏れや破損などの異常があるバッテリーは、交換時期を待って保管するのではなく、早めに専門業者へ相談することが重要です。

取り扱いに不安がある場合は専門業者へ依頼する

バッテリーは重量があり、電解液や電気を扱うため、取り外しや運搬に不安がある場合は無理をしないことが大切です。

特に以下に当てはまる場合は、カーディーラーや自動車整備工場、対応可能な不用品回収業者などに相談するとよいでしょう。

自分でバッテリーを取り外せない

  • 液漏れしている
  • バッテリーが破損・変形している
  • 重くて持ち運べない
  • 複数のバッテリーを処分したい
  • 回収先まで運ぶ手段がない

自分で処分できる状態かを確認したうえで、無理なく安全に処分できる方法を選ぶことが大切です。

受付センターWEB担当者

受付センターWEB担当者

安全に手放すための確認事項が多いと感じました。
処分前に特に意識したい点はどこでしょうか?

粗大ゴミ回収本舗 上村

粗大ゴミ回収本舗・上村さん

車のバッテリーは液漏れや破損がないか確認したうえで運ぶことが重要です。
倒したまま運ぶと電解液が漏れ出す可能性があり危険です。
また、自治体では回収できないため、必ず専門の窓口を選ぶ必要があります。
交換後のバッテリーが残っている場合は、安全に保管しながら早めに回収先へ持ち込むと安心です。

車のバッテリーの処分なら「不用品回収受付センター」へご相談ください

車のバッテリーの処分なら「不用品回収受付センター」へご相談ください

サステナビリティの観点からも、車のバッテリーの処分は適切に行なう必要があります。

とはいえ、バッテリーの回収を行なっている場所まで自分で運ぶのは手間がかかるだけでなく、さまざまな危険が付いて回るので、不用品回収業者の利用もぜひ検討してください。

不用品回収受付センター」は、全国100社以上の不用品回収業者の中から、お客様のご希望に沿った業者を厳選いたします。

複数業者の同時見積もりも可能なので、忙しいときでも業者を比較しやすいのが魅力です。

無料一括お見積もり相談」からいつでもご相談をお待ちしております。

車のバッテリーの処分方法に関するよくある質問

  • Q. 車のバッテリーは買取してもらえることがありますか?
    A.

    車のバッテリーは内部に鉛などの金属資源が含まれているため、状態や重量によっては買取対象になることがあります。

    特に一般的な鉛蓄電池(12V)は資源価値があるため、スクラップ業者や金属リサイクル業者で引き取ってもらえる場合があります。

    ただし、買取価格は重量や市場価格によって変動し、数百円程度になるケースが多いです。

    また、個人からの持ち込みを受け付けていない業者もあるため、事前に確認しておくことが大切です。

  • Q. 車のバッテリー交換をしましたが、処分のために持って行くのが面倒です。長期間保管しておいても安全な方法はありますか?
    A.

    交換したバッテリーをしばらくの間自宅で保管する場合は、以下の点に注意して保管してください。

    ・涼しい場所に置く

    ・可燃物を近くに置かない

    ・バッテリーのケーブルを外しておく

    ・バッテリーと端子部分を中和液で掃除する

    適切に扱えば1年ほどは保管ができますが、放電すれば火災の危険性があることは明らかです。

    出かける際にガソリンスタンドやカー用品店に立ち寄り、早い内に処分してください。

  • Q. バッテリー液が漏れている場合はどう処分すればよいですか?
    A.

    バッテリー液が漏れている場合は、通常のバッテリーよりも慎重に扱う必要があります。

    車のバッテリーには希硫酸が含まれており、皮膚に付着すると炎症ややけどの原因になることがあります。

    処分する際は、手袋を着用し、バッテリーをビニール袋や容器に入れて液漏れが広がらないようにしてから運搬しましょう。無理に触ったり分解したりするのは危険です。

    状態が悪い場合は、自分で運ぶよりもカーディーラーや整備工場、不用品回収業者などに相談する方が安全に処分できます。

  • Q. 車のバッテリーを安全に持ち運ぶコツはありますか?
    A.

    車のバッテリーは重量が10kg以上あるものも多く、持ち運ぶ際には安全に注意する必要があります。

    まず、端子部分が金属に触れてショートしないよう、ビニールテープなどで絶縁しておくと安心です。

    また、バッテリーは基本的に立てた状態で運び、横倒しにしないようにしましょう。横にすると電解液が漏れる可能性があります。

    さらに、衝撃を与えるとケースが破損する恐れがあるため、箱やトレイなどに入れて安定させて運ぶのがポイントです。