不要になった除湿器は、種類によって処分方法が異なります。

特にコンプレッサー式除湿器などフロンガス(冷媒)が使用されている製品は、自治体では回収できないケースが多く、通常の粗大ゴミとして処分できない場合があります

誤った方法で処分すると回収を断られるばかりか、フロン類の適正処理ができず環境負荷につながるため注意が必要です。

一方で、デシカント式除湿器であれば自治体の粗大ゴミとして処分できる自治体も多く、家電量販店や不用品回収業者など複数の処分方法から選べます。

この記事では、除湿器の処分方法や費用相場、フロン入り除湿器の注意点、自治体で回収できるケースまで詳しく解説します。

この記事でわかること

  • 除湿器の正しい処分方法
  • コンプレッサー式・デシカント式の違い
  • フロン入り除湿器が自治体で回収されない理由
  • フロン入り除湿器を回収している自治体の例
  • 無料・安く処分する方法
  • 不用品回収業者がおすすめのケース
  • 処分時の注意点

除湿器の種類によって処分方法は違う?(コンプレッサー式・デシカント式・ハイブリッド式)

除湿器の種類によって処分方法は違う?(コンプレッサー式・デシカント式・ハイブリッド式)

除湿器は種類によって内部構造が異なり、処分時の注意点も変わります。

特に、コンプレッサー式やハイブリッド式にはフロン類が使用されている製品があり、自治体や回収業者ではそのまま回収できないケースがあります。

一方で、デシカント式はフロンを使用していないため、比較的処分しやすい製品です。

まずは、お使いの除湿器がどの種類に該当するかを確認してから処分方法を選びましょう。

コンプレッサー式除湿器の処分方法

コンプレッサー式は、エアコンや冷蔵庫と同じように冷媒ガスを利用して除湿するタイプです。

現在販売されている製品の多くは環境負荷の低い冷媒へ切り替わっていますが、古い機種ではフロン類が使用されている場合があります。

フロンが使用されている除湿器は、自治体や不用品回収業者によっては回収を断られることがあります。

その理由は、フロンを適切に回収しないまま処分すると大気中へ放出され、環境へ悪影響を及ぼす恐れがあるためです。

さらには、適切なフロン回収を行わない限り、爆発する恐れもあります

決して自分で解体しないでください。

処分前には次の点を確認しましょう。

  • 本体ラベルに「R134a」「R410A」「R32」など冷媒の記載があるか
  • 取扱説明書に冷媒について記載されているか
  • メーカーへ回収方法を確認できるか

フロン入りの除湿器は、自治体では回収できない場合があるため、メーカーや購入店の回収サービスを利用するのが安心です。

デシカント式除湿器の処分方法

デシカント式は乾燥剤(ゼオライト)を利用して除湿する方式です。

コンプレッサーを使用しないため、一般的にはフロン類は使われていません

そのため、多くの自治体では粗大ゴミや小型家電として処分できます。

また、次のような方法も利用できます。

  • 自治体の粗大ゴミへ出す
  • 小型家電回収ボックスを利用する(対象サイズの場合)
  • 不用品回収業者へ依頼する
  • リサイクルショップへ売却する

デシカント式は冬場でも除湿能力が落ちにくい特徴があり、比較的新しい製品であれば買い取り対象になるケースもあります。

ハイブリッド式除湿器の処分方法

ハイブリッド式は、コンプレッサー式とデシカント式を組み合わせた高性能モデルです。

季節に応じて方式を切り替えられるため人気がありますが、多くの製品ではコンプレッサーを搭載しています。

そのため、冷媒が使用されている可能性があり、処分時には注意が必要です。

まずは本体ラベルやメーカーサイトで冷媒の有無を確認しましょう。

冷媒入りの場合は自治体で回収できないケースもあるため、メーカーや販売店へ相談することをおすすめします。

自分の除湿器がどの種類かわからないときの確認方法

「何式かわからない」「説明書を捨ててしまった」という場合は、以下の方法で確認できます。

①メーカー型番を検索する

本体背面や側面に貼られている型番をメーカー公式サイトで検索すると、製品仕様が確認できます。

②取扱説明書を見る

メーカーサイトでは説明書をPDFで公開していることが多く、除湿方式や冷媒の有無も確認できます。

③メーカーへ問い合わせる

型番を伝えれば、処分方法まで案内してもらえる場合があります。

種類がわからないまま処分を進めると、自治体で回収できず二度手間になることもあります。

特に、古いコンプレッサー式やハイブリッド式は、事前確認をしてから処分すると安心です。

フロンが使われているか確認する方法

除湿器にフロン類が使われているかどうかは、次のポイントで確認できます。

  • 本体ラベルに「冷媒」「Refrigerant」の記載がある
  • 「R134a」「R410A」「R32」などの冷媒名が記載されている
  • コンプレッサー搭載モデルである
  • メーカーの仕様表に冷媒の記載がある

一方で、デシカント式は冷媒の記載がないことがほとんどです。

フロンの有無が判断できない場合は、自治体へ出す前にメーカーや自治体へ確認しておくと、回収不可によるトラブルを防げます。

フロン入り除湿器を無理に分解してはいけない理由

「小さくすれば普通ゴミで捨てられるのでは?」と考えて、自分で分解しようとするのは非常に危険です。

フロン入り除湿器を分解すると、冷媒ガスが漏れ出す恐れがあります。

また、コンプレッサー内部には高圧部品があり、ケガや故障の原因にもなります

さらに、自治体によっては分解した状態でも回収を断られるケースがあるため、除湿器は分解せず、そのままの状態で適切な回収方法を利用しましょう。

除湿器の処分方法7選

除湿器の処分方法7選

除湿器は製品の種類や自治体のルールによって処分方法が異なります。

特にコンプレッサー式除湿器はフロンガスを使用している場合があり、自治体で回収できないケースもあるため、事前の確認が欠かせません。

ここでは代表的な処分方法を紹介します。

自治体の粗大ゴミとして処分する

デシカント式除湿器やフロンを使用していない除湿器は、多くの自治体で粗大ゴミとして処分できます。

粗大ゴミ受付センターへ申し込み、指定日に収集場所へ出す流れが一般的です。

ただし自治体によっては、

  • 一辺30cm以上
  • 一辺50cm以上

など粗大ゴミの基準が異なります。

また、フロン入り除湿器は粗大ゴミとして回収できない自治体も多いため、必ず事前に自治体へ確認しましょう

小型家電回収ボックスを利用する

コンパクトな除湿器で自治体の回収対象になっている場合は、小型家電回収ボックスを利用できます。

市役所や公共施設、家電量販店などへ設置されている回収ボックスへ投入するだけなので、手軽に処分できる方法です。

ただし、多くの除湿器はサイズが大きいため、対象外となるケースがほとんどです。

家電量販店へ引き取りを依頼する

新しい除湿器へ買い替える場合は、家電量販店で引き取ってもらえます。

例えば、次の店舗では条件付きで回収を実施しています。

  • ヤマダ電機
  • エディオン
  • ケーズデンキ
  • ノジマ
  • ビックカメラ

買い替え時に引き取りサービスを利用できる場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。

メーカーへ相談する

フロン入り除湿器は、メーカーが回収窓口を案内しているケースがあります。

製品の型番を確認し、メーカーのお客様相談窓口へ問い合わせることで、適切な処分方法を教えてもらえます。

古い除湿器や業務用除湿器はメーカー対応となることもあるため、一度相談してみると良いでしょう。

リサイクルショップへ売却する

製造から5年以内で状態の良い除湿器は、リサイクルショップで買い取ってもらえる可能性があります。

特に、以下の人気メーカーは需要があります

  • Panasonic
  • SHARP
  • CORONA
  • アイリスオーヤマ
  • 三菱電機

説明書や箱が残っていると査定額アップにつながります。

フリマアプリ・ネットオークションで売る

まだ使用できる除湿器であれば、以下の媒体などを利用する方法もあります。

  • メルカリ
  • ラクマ
  • Yahoo!オークション

リサイクルショップより高値で売れる可能性がありますが、以下の手間がかかる点には注意が必要です。

  • 梱包
  • 発送
  • 購入者とのやり取り

また、送料は出品者が支払わなければ売れない時代であることも考慮してください。

不用品回収業者へ依頼する

最も手間がかからない方法が不用品回収業者への依頼です。

業者であれば、以下の作業が一気に対応でき、すぐに片付きます。

  • 重い除湿器の搬出
  • フロン入り除湿器の回収
  • 他の家具・家電もまとめて回収

引っ越しや大掃除など大量の不用品がある場合は、自治体よりも効率よく処分できるでしょう。

また、即日回収や深夜早朝の対応も可能な業者が多い点も大きなポイントです。

 

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フロン入り除湿器は自治体で回収されない?【処分前に必ず確認】

フロン入り除湿器は自治体で回収されない?【処分前に必ず確認】

除湿器には、フロンガス(冷媒)を使用しているものと、使用していないものがあります。

特に、コンプレッサー式除湿器の多くには冷媒としてフロン類が使われており、自治体によっては粗大ゴミとして回収できません。

フロンは地球温暖化への影響が大きいガスであり、適切な方法で回収・処理する必要があります。

そのため、誤った方法で廃棄すると回収を断られるだけでなく、適正処理ができない恐れがあります。

除湿器を処分する前には、必ずフロンが使用されているか確認しましょう。

フロン入り除湿器とは?

フロン入り除湿器とは、冷媒としてフロン類(HFCなど)を使用している除湿器です。

一般的には次のような製品が該当します。

  • コンプレッサー式除湿器
  • ハイブリッド式除湿器(冷媒を使用するタイプ)

一方、ヒーターを利用して除湿するデシカント式(ゼオライト式)はフロンを使用していません

見分ける方法は以下のとおりです。

  • 本体ラベル
  • 取扱説明書
  • メーカー公式サイト
  • 型番検索

「冷媒」「HFC」「R134a」「R410A」などの記載があれば、フロン入りの可能性があります

フロン入り除湿器が回収できない理由

フロン類は大気中へ放出されると温室効果が非常に高く、環境への影響が問題となっています。

そのため、フロン入り除湿器は通常の粗大ゴミとして破砕すると、フロンが漏えいする恐れがあります。

このことから、多くの自治体では粗大ゴミや燃えないゴミなどの一般ゴミとしての回収はしておりません

適切な設備でフロンを回収・破壊する必要があるため、自治体や専門業者、メーカーなどの案内に従って処分することが重要です。

フロン入り除湿器を回収している自治体はある?

自治体によって対応は異なります。

例えば、札幌市では家庭用除湿器について、フロンが使用されている場合でも粗大ゴミとして受け入れ、回収後に市が適正処理を行っています。

一方で、

  • 「フロン入り除湿器は収集できません」
  • 「販売店へ相談してください」

としている自治体も少なくありません。

そのため、住んでいる自治体のホームページや粗大ゴミ受付センターで、「除湿器」「フロン入り除湿器」の取り扱いを確認することが大切です。

フロン入りか分からない場合はどうする?

古い除湿器では説明書を紛失していることもあるでしょう。

その場合は、以下の項目を確認し、メーカーへ問い合わせる方法がおすすめです。

  • メーカー名
  • 型番

また、自治体へ型番を伝えることで、処分方法を案内してもらえる場合もあります。

フロン入りか判断できないまま解体したり、自治体へ持ち込んだりするのは避けましょう

 

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除湿器の処分費用相場

除湿器の処分費用相場

除湿器の処分費用は、処分方法によって異なります。

処分方法 費用相場
自治体の粗大ゴミ 300~1,000円程度
家電量販店 500~2,000円程度
メーカー回収 送料・回収費が必要な場合あり
リサイクルショップ 売却できれば0円(買取金額が付く場合も)
フリマアプリ 送料のみ(売却できれば実質無料)
不用品回収業者 3,000円~(単品回収の場合)

自治体で処分するのが最も安価ですが、札幌市以外ではフロン入り除湿器は処分できません

また、引っ越しなどで家具や家電もまとめて処分する場合は、不用品回収業者のパックプランを利用した方が割安になることもあります

除湿器を処分するときの注意点

除湿器を処分するときの注意点

除湿器はただ自治体へ出せば終わりというわけではありません。

種類によってはフロンが使用されていたり、水が残っていたりするため、誤った方法で処分すると回収を断られたり、トラブルになったりすることがあります。

安心して処分するために、処分する前に次のポイントを確認しておきましょう。

水タンクを空にして乾燥させる

除湿器にはタンク内に水が残っています。

そのまま運搬すると水漏れの原因になるため、必ず排水し、十分に乾燥させてから処分しましょう。

バッテリー内蔵モデルは取り扱いに注意する

近年は、キャンプや車中泊などで使用できる充電式・コードレスタイプの除湿器も販売されています。

これらにはリチウムイオン電池が内蔵されている場合があり、通常の除湿器とは処分方法が異なることがあります。

無理に分解したり、一般ゴミとして処分したりすると、発火や火災につながる恐れがあるため危険です。

充電式モデルの場合は、メーカーや自治体の案内に従って処分してください。

家電リサイクル法の対象ではないが自治体ルールは確認する

除湿器はテレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンのような家電リサイクル法の対象品目ではありません。

そのため、リサイクル券を購入して処分する必要はありません。

ただし、自治体によって処分区分は異なります。

例えば、

  • 粗大ゴミ
  • 不燃ゴミ
  • 小型家電回収
  • 回収不可

など、自治体ごとにルールが異なるため、必ずお住まいの自治体のホームページで確認してから処分しましょう。

フロン入り除湿器を自分で解体しない

コンプレッサー式除湿器を分解すると、冷媒ガスが漏れる危険があります。

また、コンプレッサー部分は高圧になっているため、安全面からも自分で解体するのはやめてください

フロン入りの場合は、必ず自治体やメーカーの案内に従って処分してください。

説明書・付属品があれば一緒に処分・査定へ

売却を考えている場合は、以下のものがそろっていると査定額がアップしやすくなります。

  • リモコン
  • 説明書
  • 元箱

まだ使用できる除湿器は、処分ではなく売却も検討するとよいでしょう。

除湿器の処分なら不用品回収受付センターがおすすめ

除湿器の処分なら不用品回収受付センターがおすすめ

「自治体では回収できない」「フロン入りか分からない」「他にも処分したい家具や家電がある」という場合は、不用品回収業者へ依頼するのがおすすめです。

不用品回収業者なら、除湿器だけでなく家具や家電、粗大ゴミなどもまとめて回収してもらえるため、何度も処分手続きをする手間を省けます。

また、フロン入り除湿器についても適切な処分方法で対応できる業者が多いうえ、搬出から積み込みまでスタッフが対応するため、自分で重い除湿器を運ぶ必要もありません。

特に、次のような方には不用品回収業者の利用がおすすめです。

  • フロン入りか判断できない除湿器を処分したい
  • 引っ越しなどで家具や家電をまとめて処分したい
  • 大型の除湿器を運び出せない
  • すぐに処分したい
  • 土日や夜間に回収してほしい

不用品回収受付センターでは、複数の優良不用品回収業者を比較でき、最短即日対応が可能な業者も紹介しています。

「できるだけ早く処分したい」「料金を比較して依頼したい」という方は、まずは無料見積もりを利用してみてください。

除湿器の処分に関するよくある質問

  • Q. 除湿器は壊れていなくても処分したほうがよいタイミングはありますか?
    A.

    除湿能力が落ちた、異音がする、水漏れが頻繁に起こる、電気代が以前より高くなったと感じる場合は買い替えを検討するタイミングです。

    特に、10年以上使用している除湿器は部品供給が終了していることも多く、修理より買い替えがお得になるケースがあります。

  • Q. 除湿器を処分する前に個人情報を消去する必要はありますか?
    A.

    一般的な家庭用除湿器には個人情報を保存する機能はないため、スマートフォンやパソコンのようなデータ消去は不要です。

    ただし、Wi-Fi機能やスマートホーム対応モデルを使用している場合は、取扱説明書に従って初期化してから処分すると安心です。

  • Q. 除湿器をまとめて複数台処分することはできますか?
    A.

    自治体や回収業者によっては、一度に複数台の除湿器を処分できます。

    ただし、自治体では一度に出せる粗大ゴミの点数に制限がある場合があります。複数台をまとめて処分したい場合は、不用品回収業者へ依頼すると搬出から回収まで一括で対応してもらえるため便利です。

  • Q. 除湿器は無料で引き取ってもらえることはありますか?
    A.

    正常に動作する除湿器であれば、リサイクルショップやフリマアプリ、知人への譲渡などで処分費用をかけずに手放せる場合があります。

    ただし、故障品や古い機種は無料引き取りの対象外です。